千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

ウナギ、食べましたか?

2016年07月31日 | Weblog
今日の浦佐は高温注意報がでています。
お盆を間近にして草取りなどのお墓掃除に来られる方もあるかと思います。

昼間は熱中症の危険があるので、できるだけ涼しい朝方か夕方の作業を心がけてほしいと思います。十分にお気をつけください。

さて、昨日は土用の丑の日、私もウナギをいただいてきました。
浦佐ヤナ場のウナギ、鮎、川魚は本当に美味しいと思います。県内でも、県外でも、またウナギの専門店でも、私は浦佐ヤナ場より美味しいと思えたところはありません。



こちらは鰻丼、もちろん鰻重もありますよ。



魚野川でとれた天然鮎の塩焼き。



地元のお漬け物。

これに加えてカジカ酒・・・舌鼓をうっていて写真を撮るのを忘れてしまいました。
同じカジカ酒でも他のお店でいただくのとはまるで美味しさがちがいます。

同じ魚沼の食材を使っていても美味しさが違うのは何故でしょう?



私はこれだと思っています。
昔からのヤナ場内の焼き場・・・。この日はすでに焼きを終了していましたが、この炭火で熟練職人さんが焼き上げるのです。床も壁も黒光りしています。
同じヤナ場でも、レンジでチーン!なんてところもあるのですが、浦佐だけは違います。

同じ魚でも焼き方でこんなにも違うのか・・・って思います。
同じ炭火でも焼く人が変わるとまた変わってしまいます。不思議ですね~。



そんな素晴らしい浦佐ヤナ場を守っているのがこの人たち。
昨日は夕方から南魚沼には大雨警報が発令されていました。浦佐も4時過ぎくらいから大雨になり、ヤナ場にも泥水草木がたくさん流れ着いていました。
その草木を取り払う作業をしていました。

何度も洪水などでヤナ場が流されたり、壊されたりしながらも今も守り続けている職人さん達。
今後もなくならないでほしい浦佐ヤナ場です。

ただ昔の味付けをそのまま守っているようですので、薄味になれた人にはちょっと塩味が強いかもしれません。
しかしそれ以上にうまみが詰まっていますよ。是非一度足を運んで見て下さい。



お寺のまわりではミソハギが咲き始めました。お盆と言ったらミソハギでしょうか・・・。
茄子の牛にキュウリの馬、ホオヅキなどなど、お盆飾りでも何でも、その季節の物を使い、遊び心を忘れず、今を生きている人たちができる範囲で、無理なく行うことが一番良いのだと思います。「こうしなければいけない」という観念にとらわれて本来の意味合いを失いたくないものですね。

2016年07月27日 | Weblog
東京のお寺様のお手伝いを何とか終えて浦佐に帰ってきました。
24日は生ビール&鮎まつりが浦佐の本町通りなどで賑やかに開催されたそうですが、今年は残念ながら参加できませんでした。

浦佐に戻ると案の定、仕事が山積み・・・。そして何とか一段落。

今日は1日心配事相談を行い、夜はご詠歌講のお稽古日。
暑さもあるため、お唱えはほどほどに、お茶を飲みながら最近の様子やお祭りの思い出話など、世間話を楽しみました。



お盆に精霊を迎えるための、千手院の盆灯籠がもう完成しました。
今年は住職がいてくれたおかげでかなり早めの完成!

毎年切り換えるものですが、住職が4日ほどかけて千手院の切子灯籠を作りました。今年は新たに説明板も作りました。この切子灯籠のルーツは高野山にあります。これも浦佐と高野山がいかに密接であったかを示すものです。私が知る限り、この切子灯籠が伝え残っているのは県内では浦佐だけです。

お盆前の浦佐の観音様の御縁日から千手院の向拝に飾る予定です。



畑では夏野菜が毎日よく採れます。新潟の食材は何でも本当に美味しいと思います。
東京ではどうしても野菜不足になりがちでしたので、食べたいときに必要なだけ、安心安全なものをいただけるということは本当に幸せだと思います。

どれもがみな甘みがあり、野菜の味がしっかりしています。

だからという訳ではありませんが、必要にかられ(笑)私は毎日台所に立つようになりました。
残った仕事は夜なべ仕事に回すわけですが、包丁を手に取り、食を考える機会も随分と増えました。身体の柱と心の柱、食は身体の柱の要ですからね。身体にとっても心にとっても季節感だけは忘れないよう心がけています。

再び

2016年07月21日 | Weblog


今日から再び東京のお寺様のお手伝いへやってきました。

24日の法要に向けてひたすら卒塔婆を書いています。

雪深い浦佐では、あまり卒塔婆を上げる風習はありませんが、全国的に見れば、供養のための卒塔婆を多く上げるほど功徳が積まれると信じられてきました。

どちらか良いとか悪いとか、そういう問題ではなく、それぞれの地元で大切にされてきたものを尊重していく、そしてそれがその時代を生きている人に必要とされていくこと。

何をはぶき、何を残していくのか、常に心しておかないといけませんね♪

夏祭り

2016年07月19日 | Weblog
皆さんは連休をどのように過ごされましたか?

私は東京方面のお盆のお参りが終わり、続いて3日間、浦佐の白山神社例大祭、夏祭りを楽しませてもらいました。
このお祭りが終わると、またしばらく東京出張?です。



奥におわしますのが白山神社様。

ここ数年、門前区の子ども達の御神輿や行事に関わらせてもらっています。



16日、前夜祭の日ですが門前区の子ども達の樽神輿!
門前地区は面積も狭く22戸しかないため、ただでさえ少子化なのにさらに少子化地区ですが、それでも何とか御神輿を担ぎ続けています。



17日には皆さんと一緒にお参りをさせていただき、御神輿様とご一緒に浦佐中を歩かせていただきました。
お稚児さんの脇について一緒に歩かせてもらいました。

朝方の雨も徐々に止み、曇り空の中だったので暑いとはいっても助かりました。
お稚児さんはたくさんの衣装をまとって、よく歩いて頑張りました。



子ども達ですから、途中、お接待のお茶を目の前にすると列が崩れてしまいます(笑)



浦佐中を歩いた後、御神輿最後のクライマックス、浦佐毘沙門堂山門の石段を登る直前の1枚。華やかでいい写真です。
神主さんとお稚児さんが見守る中、写真左下(見えませんが)の御神輿様はなかなか上に上がりません。

じらしじらして登った御神輿様はその後白山神社にお戻りになり、お稚児さんも無事に解散。
遊びたくて遊びたくて、帰るとき、着替えるときの早いこと(笑)

夜には浦佐花火大会、街には多くはありませんが、子ども達には楽しい出店が待っています。
良い思い出になってくれたと思います。

こういう経験が「心の柱」を作っていくのだと、亡き老僧から教わりました。あらためて浦佐の鎮守様・白山様に感謝申し上げます。



28年目

2016年07月13日 | Weblog
弟と手分けをしながら東京のお檀家さんをお参りし、今日は28年前からお手伝いをさせていただいているお寺様へ。

東京は7月盆です。
明日までお参りのお手伝いをします!

28年前、右も左もわからない私は今は亡き恩師に連れられ、そのお寺様のお手伝いを始める事になりました。
以来、そちらのお寺様のお檀家様からも暖かく育てていただいて今を迎える事ができています。

いつまでできるか分かりませんが、私がお手伝いできる間はご恩返しをしていきたいと思います!

リスペクト

2016年07月08日 | Weblog
昨日は七夕・・・、昨年は祓川にホタルの天の川がみられましたが、今年はホタルの飛翔も時期が早く、そして曇り空・・・、空にも川にも天の川を観ることはできませんた。

しかし、昨晩は病院のドクターや看護師さんなどがお寺へ集まり、様々な事情や御縁により、命を授かることのできなかった御霊への水子供養法要があげられました。

今まで病院関係者がそのような事を行っているという話は聞いたこともなかったので、驚きと同時に尊敬の念に包まれ、胸を打たれました。
人一倍お忙しい皆さんです。その方達が皆で揃ってご供養を捧げようというのですから、素晴らしく、そして有り難いことです。

ご供養のあと、簡単にご挨拶、お話しをしましたが、やはり日々生死の現場に直面している皆さんです。眼の力が違うなぁ~と感じました。

そしてこのような方達に命をとりあげてもらえる赤ちゃんは幸せです。そして、みてもらえる母親、父親、その家族は幸せです。
こんなドクターや看護師さんのチームがある病院はきっと信頼を集め、繁栄していくだろうと感じました。

だから・・・今年も良い七夕を迎えることができましたよ。。。

夏の花・・・

2016年07月06日 | Weblog
すっかりご無沙汰です。

祓川のホタルたちもすっかりピークを過ぎ、ここのところは日々、心配事相談が続いております。
昨日はお寺の所用で栃木県のお寺様まででかけてきました。



境内のあちこちには草刈り後のところからヤブカンゾウが咲き始めています。
このヤブカンゾウとアオイの花を見ると、「夏祭りだな」という感じです。

もやもやした蒸し暑い日が浦佐でも続いていますが、この時期に一番気をつけたいのが仏像や什物類のカビなどです。
湿気対策にもかなり気を遣っているつもりですが、どうしても行き届かないところもあります。

何事もひとつひとつ、時間をかけて取り組んでいくしかありませんね!