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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

今年の青少年研修会

2009年07月31日 | 行事・お祭り

真言宗豊山派・越後宗務支所が主催する第30回越後青少年研修会が糸魚川市能生の実相院(じっそういん)さまで30日、31日の1泊2日で開催されました。

本日、無事終了して帰って来ました。

今年は55名の小学生が集まり、相当の大所帯になりました。全員がしっかり、そして楽しく研修会を終えました。読経の体験や座禅、食事の作法など・・・もちろんレクリエーションなどを通じて友達の輪を広げたり、楽しい時間もあります。

地元の糸魚川市をはじめ、上越市や遠いところは阿賀町などからも参加者がありました。

お天気が心配でしたが、研修生が集合した時間から終わりの時間まで、ほんの小雨が最初にあった程度で、あとは何とか持ってくれました。

お寺という空間で、普通では味わえない体験が今はよく分からなくても、いつか必ず子供たちの役に立つはずだと信じて研修会を行っています。

画像は研修会最後の食事、昼食にソーメン流しを行った1枚。
食べ物を「いただく」精神を忘れず、そして楽しく過ごしたワンシーンです。みんな楽しそうでした。

今、浦佐は土砂降りの雨です。
研修会中、何とかお天気がもってくれ、ご本尊様に感謝、感謝です。

お盆参り

2009年07月10日 | 行事・お祭り

今日から東京方面のお盆参り(棚経)にきました。

蒸し暑い日でしたが、浦佐に比べるとさほどでもないような・・・、やはり魚沼は湿度が高い盆地だと実感。

日の入りを見ていると「今年もまたお盆が来た~!」と思います。1年は本当に早いものだと実感する年数回のうちの1ページ。嫌々ながらお手伝いをした日から、はや20年が過ぎました。この時期にはいつも当時の自分を思い起こします。

ささやかながら、少しは成長しているだろうと思っていますが、当時は時間が過ぎるのが遅くて遅くて仕方なかったのが、今ではあまりに早く流れる時間がもったいないくらいです。

その間、いろんな方たちの助けを借りて今日があります。

とりあえずは15日まで、しっかりと努めたいと思います。


沖縄でコンサートがありますよ~。

2009年06月01日 | 行事・お祭り
6月に入りました。
お寺でも衣替えとなり、シースルーのような夏物の法衣になりました。冬物からすると本当に身軽です。

前にも書いたことがありますが、夏物の法衣は涼しそうに見えますが、意外と通気性が悪く、着物は重ね着をすることもあって夏場には本当に暑くなります。

さて話しは変わり、実は今月の23日に沖縄の浦添市で、地球の心 平和の祈り ピアノコンサートが開催されます。

そのひとつのパートに豊山派の聲明と太鼓が参加をすることになりました。
越後からも青年僧が参加予定で、私も事前にはそのつもりでしたが日程の変更などもあり、今回は参加できなくなってしまいました。

しかし、大変素晴らしい企画ですので興味のある方は是非ご覧になって欲しいです。

今年の青少年研修会は・・・

2009年05月28日 | 行事・お祭り
毎年、年1回開催されている青少年研修会が今年は糸魚川市能生の実相院(じっそういん)様で行われることになりました。(ちなみに昨年は旧上川村)

今日はその第1回の会議が実相院様で行われました。

浦佐から糸魚川まで、今回は上越市まで国道253を経由し、そこから時間をみて高速を使おうかと思いました。



その理由に国道253沿いには天地人でも紹介された、戦国時代の松之山街道があり、重要な山城であった犬伏城、松芋神社などがあり、そこに立ち寄れたら・・・と思っていました。

結果、残念ながら今回は立ち寄る時間はなく、次回にまわすことにしました。

上越市近辺には訪問してみたい遺跡もたくさんあり、あと何回か会議にいく機会があるので、その際には是非訪ねてみたいと思っています。



お天気は良かったのですが、やはり海沿いだからでしょうか、風の強い日でした。

能生ICからすぐ近くにあるお寺さん、急な坂を登ると立派なケヤキの木やたくさんの木々に囲まれ厳かにたたずんでいました。中に入ってみると外観以上に広く、太い柱に梁、「雪の深い魚沼では建てられないなぁ~」という広く奥行きのある作りでした。

打ち合わせも順調で、毎年問題になるトイレや洗面所の確保も充分!檀家さんから大切にされている様子が肌で感じられたお寺でした。

今年はこのお寺様を会場に7月30日、31日の1泊2日で開催されることになりました。素晴らしい研修会になるようにがんばりたいと思います。

久しぶりに見た海でした。
海を見ていると気持ちが大きく、ゆったりとした気分になったり、その向こうにはどんな世界が広がっているのか、ロマンを感じさせてくれます。

薬師さま山頂祭とお釈迦様誕生会(月遅れ)

2009年05月08日 | 行事・お祭り

毎年恒例の薬師さま山頂祭とお釈迦様誕生会(月遅れ)がありました。
お釈迦様誕生会の方は、甘茶の行事として知られていますが、周辺でもこの風習が残っている所は少なくなったようです。

朝は曇り空でしたが、少しすると霧雨が降り始め、大丈夫かな~と心配でしたが、山に上がるとなんのその!!!熱くもなく寒くもなく、ちょうど良い加減でした。

昨年同様、信心ある方からの豚汁、手作りの冷や奴の奉納があり、山に上がってお参りいただいた方達に振る舞われました。これが本当に、本当に最高なんです。
(画像の鍋がそうです。わざわざ担ぎあげてくれました)

昨年以上にお参りがあり、60~70名くらいの方が登ってくれたでしょうか。。。
なかでも「良い感じ」だったのが、ほとんどが地元の方々・・・浦佐城跡のパンフを持って登ってこられる方はほとんどありませんでした。

もちろん、そういう方も大歓迎ですが、地元の方々にそれだけの関心を持っていただき、行動に移していただいたことに感激でした。なかには8?歳の方もあったり、ケガ等は心配でしたが、それ以上に感動を受けました。

それと、朝集合すると「kenjunさんよ、今日ラジオのインタビューがあるからよろしく!」といきなり言われ、詳しく聞くとFM雪国の生放送で薬師さま山頂祭の模様を電話で生中継する企画だったようです。

山頂に着いたころに電話が入り、シドロモドロの生電話で対応してしまいました。
聞いていた方があったらゴメンナサイでした。

また、山を降りてから寺のものに話しを聞くと、保育園の子供達が甘茶を飲みに来たとか、山に登れなくてもお参りに大勢の方が来てくれた話しを聞きました。今年も良い薬師さま山頂祭、お釈迦様誕生会(月遅れ)ができて良かったと思います。

本堂の片付けを始める頃には、シトシトと雨が降り始めました。
今日のご縁に感謝をすると共に、少しずつ、確実に前進している地域振興に「このまま続いて欲しい」と新たな願いが生まれた1日でした。

薬師さまの夜

2009年05月07日 | 行事・お祭り

今晩は秘仏の薬師如来のご開帳の夜・・・、薬師護摩修行を行い扉が開かれました。御詠歌の方達を中心に30名以上集まりました。

明日は薬師さまの山頂祭です。
外は月が輝いています。きっとお天気も良いでしょう。

山の恵み、人の恵みを受けながら、薬師さまの1日を過ごしたいです。あと、毎年のように御神酒をいただきすぎて、転げ落ちてこないよう気をつけます。

般若の梵風???

2009年05月03日 | 行事・お祭り

落ち着いたお天気が続いています。
今朝、茶前に浦佐城跡に登って来ました。ちょうど三の丸あたりではチゴユリの群生が満開になっていました。

「稚児」のように可憐で小さい花をつけることから名前がついたとのことですが、確かにその通り、気をつけてみないと草だと思って踏んでしまいそうなくらいです。すごく可愛いです。

浦佐城跡・薬師さま・・・里山の多様性を目の当たりにし、里山保全にはまってしまいそうな感じです。南魚沼市の花、カタクリの群生が広がっている箇所もありますが、何十年も間伐を行っていなかったため、早急に対処したいところもあります。

南魚沼のカタクリの名所は4ヶ所とされていますが、浦佐も西山33番観音巡りコースの中や、まだ隠れていますが浦佐城跡にもあります。

しっかりと保全をしないと「もったいない」と思います。

話しは変わり、昨日は八十八夜、毎年5月2日に行っていた毘沙門堂の大般若会(だいはんにゃえ)が、5月3日に変更されて行われ、今日は住職と2人で出仕してきました。

新潟市での『響愛』をご覧になった方はお分かりかと思いますが、「だ~いハンニャハラミタキョウ・・・・ブジョウヤ~ク」と大声で叫びながら、アコーディオンのように経本をパラパラさせる・・・そう、アレです。

パラパラさせた時におこる風を「般若の梵風(ぼんぷう)」といい、この風にあたると御利益があると信じられてきました。

年配者のお坊さんが多く、人数も少ないので、響愛のような迫力はありませんが、内容はまったく同じものです。

天地人、そして高速道路料金の影響もあり、ここ数年、見たこともないくらいに境内が賑わっていました。夕方になっても人の足が途絶えることなく、こんな風景がずっと続いてくれたらいいなぁ~!!!浦佐が、みんなが元気になります。

十二講

2009年03月12日 | 行事・お祭り


今日は今年の山の安全を祈る十二講の御祈願が行われました。
朝6時30分から、長年、浦佐城跡・薬師様を守ってくれてきている山男の方たちが数人集まり、厳かに行われました。

雪で祠を作り、祈願をするのですが、今年は雪不足・・・、ない雪を集め、小さい祠が何とかできました。

浦佐地域でも何箇所かで御祈願が行われているようですが、千手院の場合はほんのささやかに行われます。しかし歴史ある十二講です。



御祈祷が終わると、先日作った弓矢をもち、先ず画像の的に向かって一矢、あとは後方に見える浦佐城跡・薬師様の山に向かって一矢を放ちます!

大河ドラマ天地人のこともあり、今年は例年以上に山仕事が増えるでしょうし、登られる方も多くなるでしょう。

今年も山が安全でありますように・・・。

弓矢こしゃい

2009年03月07日 | 行事・お祭り


一昨日の夜にはもの凄い南風が吹き、昨日は雨、今朝は一時雪でしたが、すぐに雨模様・・・お天気がコロコロと変わっています。おかげで越後三山はじめ、魚沼の山々も一気に真っ黒になってきました。雪が解けて山肌がでてきています。夏の水不足がはやくも心配です。

毘沙門堂の裸押し合い大祭が終わり、連日、大工さんなどが後片付けに追われています。長廊下にいっせいにムシロがかけられる風景・・・結構好きです。境内中にワラが散乱するので、後片付けも本当に大変です。感謝です。



今日は3月12日に行われる「十二講」に使用する弓矢を作っていただきました。
「十二講」とは山の守護仏「十二山大権現」に山の安全を祈る伝統行事です。昔から魚沼ではこの季節に山仕事が始まります。今でも狩猟など、山に入る仕事をしている方の所には十二様の風習が残っているようです。

降雪が一段落し、雪が締まって「しみわたり」という雪の上を歩けるころになると、山から燃料となるマキ(この辺ではボイといいます)を切り出してくるのが春前の大仕事でした。

私の親世代の人達は一通り経験があるようですが、私が生まれた頃には「電気」の時代になっていましたので、自然とボイを切り出す風習もなくなってきたようです。それが山の荒廃の一要因でもあります。

何故、弓矢を使用するのか?
燃料の確保もそうですが、山へ狩猟へ入った時代、最初は弓矢だった名残が今に伝えられています。今では全く関係のない事のようですが、歴史ある大切な風習です。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
格言にもあるように、歴史から学ぶことは本当に大きいものです。

ちなみにタイトルの「こしゃい」とは魚沼の方言で「作り」ということです。


浦佐毘沙門堂・裸押し合い大祭!

2009年03月04日 | 行事・お祭り

画像は3月3日の深夜です。
夜11時を過ぎても、熱気冷めやらぬ男衆が押し合い祭のなごりを惜しむかのように押し合い、「ささらすり」というシメの段階に入っているものです。

私も午後9時30分近くまでお祓いを行い、その後は千手院が管理している古山門(太子堂)の後片付けに向かい、帰ってくる頃は大体午前0時になります。

男の祭り・・・、浦佐の裸押し合い大祭はまさしくその言葉があてはまります。

今年は大河ドラマの影響もあり、大勢の参拝があったかと思います。
今年も無事お祭りを終え、いよいよ魚沼は春本番を迎えます。