千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

2月最後・・・

2012年02月29日 | Weblog
いよいよ明日からは3月に突入ですが、関東では大雪で多くの被害、支障がでているとか・・・心配なところです。。。

浦佐は雪のち晴れのお天気!



昨日、新幹線ホームから撮った浦佐西山の風景です。
手前真ん中の山が浦佐城跡・薬師様、右の山が西山三十三番観音巡りコースがあり、麓に毘沙門堂、左の山は上山城跡と秋葉さまが祀られている里山です。千手院は浦佐城跡の山の右下付近に位置します。

お寺までは駅から歩いても5分程度の距離で、新幹線を使うには便利な環境です。



今日は午後から晴れてきて、越後駒ヶ岳も鮮やかな姿を見せてくれました。山頂部の積雪はどの位になるのか?想像もつきません。
夕方には雪山が夕日を受けて真っ赤に染まりました。ほんの数分の間です。
今まで当たり前に見ていた光景も、年々、ありがたみが増していきます。こうやって年をとっていくのかなぁ~。。。

石峠。

2012年02月27日 | 地域
寒気が強まり、今朝も30cmくらいは新雪が積もったでしょうか・・・。

今日は太鼓の練習会があり栃尾のお寺さんへ行ってきました。
浦佐からだと国道17号から252号、290号線を経由すると車で約1時間の距離です。

途中、守門などの地域では浦佐よりもやはり積雪が多いです。



車を止めて1枚パチリ。
国道290号線の石峠付近です。今は石峠トンネルができましたが、トンネル開通前まではカーブが連続する難所の山道でした。

完全に真冬の道路事情に戻り、1時間30分かけて到着。
上杉謙信、そして油揚などで有名な栃尾で1日を過ごしてきました。

朱豊会!

2012年02月26日 | 地域
3月3日、浦佐裸押し合い大祭に奉納し、撒くお餅を1日かけてつきました。
私の同級生達で作る餅会が「朱豊会(しゅほうかい)」といいます。他にもたくさんの餅会があり、それぞれの会が3月3日前の土日にかけて餅つきをするのが恒例になっています。



餅つきをしていると、浦佐多聞青年団の最高幹部の方々がお手伝いにきてくれました。
裸押し合い大祭はこの青年団がいなければできないお祭りで、最高幹部になるとこうやって各餅会を回ってくれるのです。町内にたくさんの餅会があるのですから、全部回るのも大変ですが、若手の心意気を感じられるいい時間です。



杵と臼で、子ども達の手をとりながら「サンヨーサンヨ!」とかけ声をかけながら行います。子ども達にも良い経験ですね。



そしてお餅を手で丸め、形を整えます。紅白のお餅ができました。
もちろん、衛生面には特別気をつかいながら行います。

このお餅を毘沙門堂のお護摩修行の聖火にあてると「福餅」となり、それをお祭り当日に雪台の上から参拝者に撒き与えることから「撒与(さんよ)」という言葉が生まれ、先ほどの「サンヨーサンヨ!」のかけ声になる訳です。

1日で何升ついたのだろう。。。ちょっと覚えていません。



1日、雪模様のお天気でしたが、夜、慰労会で気持ち良くなって帰ると境内の大ケヤキにまた雪の華が咲き、外灯のほんのりとした光を受けて、ことのほかキレイに見えました。お酒が入っていたこともあるのでしょう・・・しばらく眺め入ってしまいました。



写真を撮ったりしていると、遠くから「サンヨーサンヨ!」のかけ声がしてきます。
青年団最高幹部や信心ある人達は、お祭りの1週間前から水行をしているんです。雪解けの冷たい水の中、さらしを巻いての寒行です。
ある意味、普通のお坊さんよりも厳しい行かもしれませんね。。。

久しぶりの「雪掘り」

2012年02月24日 | Weblog
今日は朝から小雨模様・・・随分と雪解けも進みました。



千手院に隣接する浦佐毘沙門堂・普光寺境内では3月3日の裸押し合い大祭に向けて日々準備が進められています。
画像左に少し移っているのが毘沙門堂、赤い屋根の建物が普光寺本堂になり、重機が入って福餅を撒くための雪台が作られていました。

普光寺の本堂の屋根の形も、雪の深い地域ならでは格好をしています。
昔の茅葺きの屋根も全く同じ形状をしていたそうで、今の屋根はその上にアタン?をかぶせただけの状態とのことです。

そして本堂前には雪囲いのための板が張られています。雪が2m、3mと降る地域のお寺の多くはこんな感じで本堂の雪囲いをしますが、千手院のように地下水が豊富なところは、今ではこのような雪囲いはしていません。普光寺さんも地下水は豊富なのですが、お祭りのために雪が必要なため、境内は昔のままの姿を維持しています。

お祭り準備のため、今日は1日かけて、毘沙門堂境内にあり、当寺が管理している古山門の「雪掘り」を行いました。
最近は除雪機を使った「除雪」がほとんどだったので、久しぶりの雪掘りに夜には体中がバキバキと音を立てています。



スコップで雪を上に向かって放り投げていきます。まさしく建物を雪から掘り出す「雪掘り」なんです。



作業が95パーセントくらい終わった状態です。掘った雪を上に放り投げるだけでも大変な高さです。
それに下の方の雪は凍ったような状態ですから、普通のスコップでは刺さりません。

昭和30年代くらいまでは普通の民家もこのような状態だったのでしょうから、本当に昔の方達は強かったと頭が下がります。



お堂にはたくさんのセミの抜け殻が残っていました。
今頃、彼らは地中の中で冬眠中か・・・。

おかげさま・・・

2012年02月20日 | Weblog


今朝の境内前の道路です。右奥の建物が毘沙門堂の山門です。
朝方から雪が降り、新たな雪が少し積もりましたが、しかしよく降ったものです。。。

しかし、お昼前くらいからは一気に快晴へ突入!



越後三山の雄大な山並みが望めました。

今日は午前は心配事相談、午後からは宗派の会議で長岡へ行ってきました。
長岡市内は雪のやり場がなく、積雪は浦佐よりはかなり少ないのですが、道路事情は大変で、普段2車線のところも1車線になり、すれ違うのもぎりぎりで、車の運転も常にヒヤヒヤものでした。

ところで、千手院のブログもついに始めてから2000日を突破しました。
かなり期間があいた時もありましたが、自分ながらによく続いたものだなぁ~と感じています。

思い起こせば、境内の庭掃除をしていると「いいなぁ、庭掃きをしていればいいんだろ~」と声をかけられたり、「おまえ、お寺にいて暇があるんだったら、スキー場の手伝いに来い!」と先輩から言われたり、お寺の情報発信不足を強く感じたのがブログを始めるきっかけのひとつになりました。

外から見れば、お寺はお葬式やご法事などにしか仕事をしていないように思われている・・・お寺の仕事が正確に伝えられていないと感じました。ただ、少しは改善されたかも知れませんが、まだ十分ではないと思っています。お寺の仕事は同じ宗派であってもお寺ごとによって様々です。少しずつでも千手院の過ごしよう、日々何をやっているのかを今後も発信し続けたいと思います。

さて、そんな事を言いながら、明日から所用で長野県へ行ってきます。
メールの返信が2,3日できませんので、ご了承の程お願い申し上げます。

グーグー雪・2

2012年02月17日 | Weblog
昨日、埼玉から帰ってくると関越トンネルを抜けると快晴!
道路事情にも恵まれてリハーサルから帰ってきました。

一転、今日は大雪注意報が出ていましたが、午後からは青空も見えるお天気・・・御詠歌講の役員会と新年会を終え、気持ちよく過ごせました。

さて、先日のブログで「グーグー雪」と題しましたが、「グーグー雪って根雪のことですか?」と質問がありました。
根雪とはちょっと違います。



今日の家の前の積雪です。昨日の晴天もあり、あっという間に50cm~1m程は積雪が減りました。

スコップで縦の3カ所に印をつけました。分かりますか?スコップが刺さっている部分が1番上になります。
一番下の印から下の部分は完全に根雪で、凍っている状態から溶けてザクザクの状態です。真ん中の印あたりがザクザクでもなくグーグー雪でもないような状態・・・スコップの刺さっているあたりの上下がグーグー雪です。スコップを刺して雪を掘り出そうとするとザクザクでもなく、新雪でもなく、その中間・・・雪が「グ~ッ」と音を立てて締まるような雪の状態です。

新雪が降り積もって、少し暖気になり水分が増えるとそのような雪になります。いかがでしょう?分かりづらい説明ですいません。
このくらいの雪の状態が雪合戦で雪玉を作るのに1番いいかもしれません。



御詠歌講の新年会が終わってからは、毘沙門堂境内の古山門の除雪を行いました。
ここだけは除雪機が入らないので完全手作業です。屋根から落ちた雪はご覧の感じで、スノーダンプの下にはまだ積雪が1mほどはあります。



除雪しながら見える大ケヤキと山門・・・青空が見える中の作業は結構気持ち良かったです。ただ1人での作業なので、今日は最後まで終わりませんでした。魚沼は天気予報よりも寒気が少し遅れてやってきて、最後まで降り続くのが通例ですので、今夜あたりからまた雪が降り始めるか???

久しぶりに雨・・・

2012年02月14日 | Weblog
夕方から久しぶりに雨になりました。
夜には雪に変わるような天気予報ですが、それだけ暖気になったのでしょうね。

今晩は、毎年恒例の白山神社の祈年祭の前夜祭が行われます。白山神社は浦佐の大切な鎮守様です。
お祓いのあと、福餅の撒与(さんよ、餅撒きのこと)があり、楽しみにしていたのですが、事情ができ、行けなくなりました~残念。。。

地元の人達はこのお祭りのことを「子供撒与」と言っていますが、3月3日の本番の裸押し合い祭りに先立ち、浦佐に春の訪れを感じさせてくれるお祭りです。まだ積雪が3mほどもあるのに、春を感じさせてくれる・・・それがお祭りなのでしょう。

私は明日から1泊2日で、3月5日に開催される東日本大震災チャリティー声明コンサート『生命讃歌』のリハーサルのため、埼玉に行ってきます。雪がたいしたことなく、道路事情が安定していますように・・・。

雪霞

2012年02月13日 | Weblog
今朝は浦佐にも青空が広がった~!なんてお日様のすがすがしいことか。。。



深雪に覆われた浦佐城跡の山・・・まだお日様の光を浴びて霞がかっています。澄み切った空気が漂いました。



境内に立つ樹齢約200年のしだれ桜・・・雪の重みに一生懸命耐えています。日々、ポールが届くところまでは枝の雪を払ってあげるのですが、昨晩だけでもこれだけの雪が枝にくっつきます。ですから雪深い魚沼ではしだれ桜はあまり育たず、大変珍しいしだれ桜になりました。私の知る限りでは同じようなしだれ桜が南魚沼市内に1本だけあります。長い間、愛情を注がれてきた千手院の大切な桜の木です。その分、春の満開の光景が何倍にもうれしくなります。



こちらもそう、毘沙門堂にそびえる樹齢400年とも500年ともいわれるケヤキ達・・・、お日様の光を浴び、なんてキレイでしょう。
雪が深く、時間が止まっているような空気の中、「キレイだ」としか言葉が思いつきません。こんな姿を見せてくれながら、幹と根っこは確実に春への準備を進めているのでしょう。見えないところでしっかりと準備をすることの大切さを教えてくれる冬景色です。。。

長廊下。

2012年02月12日 | Weblog


浦佐毘沙門堂に続く長廊下・・・、画像からだとよく分かりませんが、廊下に入った雪も上下にうねり、波のようになっています。
この長廊下途中を左に曲がったところに千手院が管理する古山門があります。明日あたりはまた業者に頼んで屋根の雪下ろしをしないといけないような状態でした。

午前中は心配事相談、午後は除雪の1日でした。

浦佐は今日も雪の1日・・・強い降り方ではなかったですが、寒気は緩まず、また積雪も増えそうです。
数日間でいいので、寒気が緩んでお日様が顔をだしてくれるとグッと雪も減り、屋根などについたままになっている雪も落ちてくれるのですが・・・。

雪の降る寒~い中でも、小鳥たちは毎日境内に飛んできて花芽をほおばっていきます。きれいな鳴き声や羽の彩りに癒され、春の訪れを心待ちにする日々です。

降り止まぬ雪・・・

2012年02月11日 | Weblog
本当に雪が降り止みませんね~・・・まいった。。。

今日は午後から長岡で会議がありました。上越線の電車は大雪の影響で動かなったので新幹線で行きました。さすがに新幹線は雪には強いですね~。

午前中は除雪に追われました。



今朝の本堂前です。境内には積雪計はありませんが、約3mほどになりました。



ヒョエ~・・・、本堂前朱塗りの観音橋手前の道路です。スコップと比べると雪の高さが分かると思います。
この道路は消雪パイプがないので、毎朝、市の除雪車がきて、画像右方向にある川に雪を飛ばしていきます。ですから、ほぼ純粋な積雪状態です。

昨日の会議で会った友人の話では、柏崎市では約1m程度の積雪だそうで、この画像を見せたら驚いていました。



おかげで本堂の屋根から落ちた雪はご覧のようです。
しょっちゅう除雪機で飛ばすのですが、間に合わず、毎日ご覧の雪山と格闘しています。除雪機は事故も多く、結構気を遣いながらの作業なので身体よりも神経が疲れます。

しかし、今年は凄い雪になったものです。。。