千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

餅つき

2018年02月26日 | Weblog
この土日で、浦佐では三月三日の裸押合大祭に奉納される餅つきが各所で行われました。



多聞青年団のOBや信者さん方がそれぞれ集い、楽しみながら餅をつき丁寧に丸めます。もちろん衛生面には特に気を遣って。
このお餅が、毘沙門様の御前で御護摩法要にあい、福餅となり、お祭り当日には秘仏の毘沙門天が鎮座する堂の屋根や雪台から撒かれます。



もうひとつ、福を呼ぶゆるキャラ、サンヨーちゃんです。
汗をかいて、一生懸命ローソクを担いでいます。

お祭りが迫り、境内には重機が入ったり、青年団員がスコップにスノーダンプを手に整備作業を頑張っています。
そして昨日からは水行が始まりました。青年団の幹部達はお祭りが成功するように、早くから精進をして、雪の中を1週間も水行してお祭りに臨みます。
お坊さん修行でも滅多に行わないことを、普通の若者が行っているのです。人の目にとまらないところで、本当に頑張っています。

「こんなことして何になる?」「何か良いことあるの?」「メリットは?」
若者達からはそんな声が聞こえてきそうですが、こういう経験は将来必ず役に立つ時がくると思います。なにせ私自身もそうですから・・・。

サンゲツ準備

2018年02月23日 | Weblog
投稿に間が空きました。

例年2月は心配事相談が再開されるも、千手院では1年中で1番静かに時間が流れ、冬景色を眺めながら本を読んだり、調べ物をしたり、本堂内の什物の整理点検、磨きものなど、ゆっくりと過ごせるのですが、今年はなぜか色々とあり、結構ドタバタな2月を過ごしております。

しかしそれは嫌なドタバタではなく、おめでたなドタバタが多く、幸せな忙しさです。

そんな千手院ではありますが、毘沙門堂では3月3日(サンゲツミッカ)裸押し合い大祭の準備がピッチを上げて進められています。



毘沙門堂境内の古山門(太子堂)は昔より千手院がお守りさせていただいております。
お祭りのために冬囲いを取り外します。通路両脇の囲いを取り外したところの写真です。

あとはお堂正面、両脇の雪囲いを外し、危なくないように、雪を敷き詰めます。
ここで気をつけるのが、雪を敷き詰めることでお堂本体に雪の圧力がかかること、そして雪ですからお堂が濡れっぱなし状態になり、内部に水が浸透することです。

1日や2日程度でしたら何の問題もないのですが、お祭り後に何もしなければ、あと約1ヶ月間はぬれっぱなしの状態になります。
ケヤキのような固い木であっても、そうなると腐食が進むことは間違いありません。
毘沙門様の信仰を守り伝えるために、お堂の保持、保存は欠かせないものです。

今年の3月3日裸押し合い大祭は土曜日です。
是非足をお運びいただき、毘沙門様の功徳にあずかってください。魚沼に春を告げる伝統ある大祭です。不思議です、このお祭りを迎える頃になると、どんなに雪が多くとも、どこからともなく春の香りが漂ってくるのです。

ごうぎの雪。

2018年02月14日 | Weblog
いやぁ~、ごうぎの雪になりました。
「ごうぎ」とは、魚沼の方言で、「すごい」などという意味ですが、昨日の雪のごうぎだったこと・・・。

豪雪地の除雪体制でも間に合わないほど、道路の消雪パイプの水も行き渡らないほど、次から次へと降り積もり、一気に積雪が増えました。

雪国とはいえ、すごい雪でした。
おかげで家から車ででられない人もでたりして、今日の相談事も急遽キャンセルとなり、ゆっくりPCに向かわせてもらっています。
これから除雪に出ようと思います。



今朝の千手院遠景。今日は見事に快晴になりました!



本堂裏の積雪はこんな感じ。スコップが110cmくらいあるので、2m30cm~40cmくらいの雪になるでしょうか。



墓地の子育て観音様も肩あたりまでの積雪になり、昨日の雪が降り続いていれば、完全に雪の下になっていました。
今後も降雪はあるでしょうから、やっぱり今年は大雪の年ですね。



毘沙門様の仁王門も、こうやって見るとやはり立派です。
この豪雪地で建っているのですから、本当にすごいことです。これだけ雪のある地域で、これだけの仁王門が建立されているところは他にないと思います。

しかし、お日様の力はすごい。朝、お日様の光を受け始めると、木々や屋根の雪がどんどんと落ちていきます。
その分、今日は落雪や雪崩に気をつけないといけませんね。

雪が降り続くと、人の気持ちはどんどん焦りがでてくる傾向がありますが、お日様は心に余裕を与え、ほぐしてくれます。
心の雪を落としながら、ではゆっくりと除雪に出ようと思います。

寒さ続く

2018年02月11日 | Weblog
また強い寒波が近づいている様子・・・。
千手院では、心配事相談、ご祈祷の日々が続いております。

今日は午後から全寺院懇談会という、越後の豊山派寺院が集う催しがあったのですが、この大雪続きで特に海側のお寺様周辺が大変らしく、急遽中止となってしまいました。普段積雪が多くない地域では、相当大変な思いをされているようです。

浦佐は暴風雪予報でしたが、日中は晴れ間も広がり、夕方になってから風がでてきました。
今晩から明日以降、どのようになってくるかな・・・。

自然の恩恵と怖さと・・・謙虚に向き合っていきたいものです。

大雪?

2018年02月06日 | Weblog
この冬は雪の降り方が極所的な気がします。
雨もゲリラ的、雪も同様なのか・・・経済も含めて、格差が大きいような・・・?



天気予報を見ていて覚悟をしていたところ、今日の浦佐はなんと快晴!
夕方までご覧の青空が広がりました。

昨日も多少降雪がありましたが、大雪といったところまではいかず、小学校のスキーボランティアに参加してきました。



お昼休み中の八海山麓スキー場!
今日もそうですが、気温が上がらず、パウダースノーの中、子供たちと楽しく滑ることができました。

私の思い出話ですが、小学校の頃、月曜日から金曜までは学校から帰ると玄関にランドセルとすとんと置き、そのまま浦佐スキー場へ行ってスキーの練習。約2時間の練習が終わると、ゲレンデ内の小屋でアメリカンドックとカップラーメンを食べて、ナイターが終わる21時まで滑りきって帰宅、それからの夕食でした。アメリカンドックの美味しかったこと、今でも忘れられません。

当時の浦佐スキー場は全国でも屈指のスキー学校があったこともあり、名だたる有名スキーヤーがいつもいて、その人たちの練習風景や人柄を間近で見ることができました。本当に恵まれた時間でした。

そして土日になると、浦佐スキー場は大混雑することから、場所をこの八海山麓スキー場に移して、朝から夕方までのレーシング練習。
八海山麓スキー場は新潟県公認の競技用コースがあることもあり、今でも多くの大会が開催されています。

浦佐スキー場のコーチ、先生、そして小中学校のスキーの先生たちも本当に一生懸命でした。
そんな先生方のもとでスキーができたことは、スキー以外のこともたくさん学ぶことができ、感謝感謝につきません。

しかし、時代も移り変わり、今の子供たちはそうもいかないようです。
どちらが良いとか悪いとかではありません。

話は変わり、2月に入り、心配事相談を再開させていただいております。

3日の節分には、毎年、お隣の普光寺さまで豆まきが終わった後、井口巻の代表の方が千手院まで豆まきにきてくださいます。



4日、立春、撒かれた後の豆を食べにきたこの動物、なんと言うのかご存知の方、是非教えてください。
柱をかじったり、鯉を狙ったり、悪いことをしなければよいのですが、最近よく見かけます。

しかも、私が走って追いかけると、追い抜いてしまうくらい足が遅いのですよ~(笑)
厳しい冬を乗り越えるために頑張っているのに、可愛そうなのですが・・・。