千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

みぞれ

2011年03月31日 | Weblog
年度末となりました。
浦佐は朝から雪交じり、みぞれ模様のお天気でした。

外仕事を予定していた日でしたが、悪天候のため予定を変更してお寺の中の片付けや6月から始まる四国八十八カ所霊場めぐりの旅の事務仕事を行いました。

各地では送別会が行われていることでしょう。私には縁遠い話ではありますが、新年度へ向けて新たな出会いと別れを迎える季節。
平成22年度、お疲れ様でした。そしてみんなに素敵な出会いが訪れますように!!!

墓地積雪状況

2011年03月29日 | 墓地積雪状況


今朝の墓地の様子です。
良いお天気で気温も上がり雪解けが進みましたが、まだお墓の頭は姿を見せません。中越地震後の大雪と同じく、今年はゴールデンウィークになっても雪が残っていそうです。

画像の山は浦佐城跡・薬師様!山菜も遅くなりそうですね。

今晩は今年初めての御詠歌の練習があります。久しぶりに御詠歌の方達と会うことができるので楽しみです。。。

しかし凄い雪だ・・・

2011年03月27日 | Weblog


魚沼では「彼岸ののり雪」と言って、お彼岸までは湿った雪が降る可能性があるから、雪囲いなどは外さない方が良いと云われています。

しかし、今年は特別です。湿った雪どころではなく、真冬のような細かい雪がお彼岸後も降り続いています。
庫裡の2Fからみた墓地もご覧のようです・・・。4月に入ってからの天候にもよりますが、稲作など農業への影響も心配されるようになってきました。

今日はお葬式がありました。
この雪でしたので、喪主をはじめ関係者は大変だったと思いますが、気持ちのこもった葬儀に心が暖まりました。

お葬式が出せることはとても有り難いことだと思います。
地震の被災地ではお葬式をしたくてもできない現状です。こんな状況を見ても葬式不要論を唱える人は「葬式は必要ない」と言えるでしょうか。お布施だとか、お金の問題ではないのです。

同じ宗派の寺院もたくさん被災しています。
知り合いの情報では本堂が遺体安置所になっているそうです。坊さんとしてできることの一つが、読経をして上げること、供養をして上げること、祈ることしかできないと嘆いていました。

もちろん、それだけではなく実際のボランティアも始まっています。皆が思っていることですが、自分たちの立場でできることを地道にやっていくしかありません。

春はいつやら・・・

2011年03月26日 | Weblog
今日はまた真冬のようなお天気になりました。1日中雪模様でした。

3月も終わりになっても、まだお墓の頭も顔を出しません。昨年からの猛暑や噴火、地震など異常な気候が続いています。
早春の楽しみであるイチリンソウやマンサク、カタクリ・・・早く会いたいと願っています。

今年の春は遅くなりそうですね。。。

お彼岸明け

2011年03月24日 | Weblog
今日でお彼岸も明けましたね。皆さんどんなお彼岸だったでしょう?
地震の影響でそれどころではなかった方が大半だったかと思われます。

石原東京都知事から「天罰」なる言葉がでて社会を騒がせました。撤回をしたようですが、法華経の信者である知識人からの言葉とは思えないものでした。

またこれだけの震災になると、宗教者からも「神の怒りだ」などという言葉も聞かれます。
しかし、私にはどうもピンとこない言動です。宗教者が発信する言葉とは思えません。神仏はそんな言葉におさまるようなものではないと思っています。うまく表現できませんが・・・。

お彼岸を明けて、また気持ちが新たになります!!!

残雪すごい浦佐城跡・薬師山

2011年03月22日 | 地域
今日はお彼岸のお参りがひと段落し、天候もよかったので雪が残る裏山の浦佐城跡の様子を見に行ってきました。



実城(本丸)跡から西山を望む。
右手の一番高いところに千手院の内鎮守のひとつである白山様の奥ノ院があります。奥ノ院といっても石碑が建っている程度のものですが、浦佐の西山で一番標高が高い地点です。

それにしても春のお彼岸になってもまだこれだけの残雪です。比較的雪解けのよい尾根沿いでもまだ2m近く積もっています。
3月に入ってからの降雪がかなり響いているのだと思います。



しかし、斜面から雪が落ちているところを狙ってか、1ヶ所マンサクが咲いていました。
春一番を告げる可憐な花に出会えただけでも今日は満足といったところです。



マンサクを見て満足していたところに、さらにラッキーな出会いがありました。
腰を下ろして休憩していると、カモシカが下からゆっくりゆっくりと登ってきました。私には全く気が付かずに登ってきます。
画像だと結構距離があるように見えますが、かなり近くにくるまでカモシカは私に気が付きませんでした。しかしやっと気が付くと、こちらをズーッと見つめて動きません。しびれをきらした私のほうが近寄り始めると、もの凄い勢いで走って逃げていきました。驚かせてしまって申し訳なかったです。

芽吹き始めた木の芽を食べているのでしょうか・・・。
命あるものが春の活動期に入っていることを肌で感じた1日でした。

春彼岸の中日

2011年03月21日 | 墓地積雪状況


春のお彼岸の中日、昼間と夜の時間が同じになることから神聖な日として崇められてきました。これも自然界への畏敬の念から生まれてきたものです。

3月に入っても真冬並みの天候が続き、墓地はご覧の積雪です。
例年、お墓の上部くらいはでているのですが、今年は特別・・・まだ何も見えません。しかし、この特別な日には私たちの根っこになるご先祖様を敬い、そして自然界(神仏)への気持ちを新たに確認したいものです。

昨日の夕方のニュースで被災地の南三陸町、佐藤仁町長のコメントの様子が流れていました。
「自然界をあなどってはいけない事を痛感した・・・、私たち、町長である私には力がなかった・・・、言い方が悪いかもしれないが防災計画は全く意味がなかった・・・」旨のことをお話されていました。

ヘリコプターで上空視察して、復興は大変厳しく険しいとおっしゃっていましたが、私はこのコメントを聞いた時、佐藤町長のもとであれば南三陸町は必ず復興していくと感じました。もちろん被災地全部が復興できると信じていますが、窮地に立たされた時ほどトップに立つ人の物の考え方、力量がものすごく重要だと思います。

人間は無力ではないが、決して自然界への敬意を忘れてはなりません。それを忘れさせないように、先人達が作った年中行事のひとつがお彼岸なのです。

神聖なお彼岸の中日、亡くなられた方々のご冥福と行方不明者が早く見つかり、家族のもとへ帰れますよう、ご加護がありますよう、改めてお祈り申し上げます。

お彼岸での祈り・・・

2011年03月19日 | Weblog
東北電力では今後予定していた計画停電を見送りました。
だからと言って節電しない訳ではありませんが、ブログを再開したいと思います。

昨日から春のお彼岸に入りました。
各地の被災者のことを考えるとそれどころではない気もしますが、今は自分にできる事を地道にこなすしかないと思っています。仏教青年会のボランティアも動き始めています。

各地ではいろんな活動が自粛されていますね。電力不足の関東で野球セリーグの開幕には私も反対しますが、他地域でも経済、販促活動などもどこまで自粛するのか、各企業が世論を探っているようにも感じます。

前にも書いたことがあるかもしれませんが、経済、仕事、人と人との関わりが停滞したり、回っていかないと徐々に心の病が起きてくるという教えがあります。

今日は娘の幼稚園の父兄が集まって楽しく過ごす機会がありましたが、自粛するべきだという理由で欠席される方もあったようです。
気持ちはよく分かりますが、私の立場で古人たちからの教えを考えた時には、電力供給などが間に合うような地域はそろそろ自粛を解き始め、しっかりと経済活動、人と人との関わり、金銭面が動かないといけないと思います。被災地域が復興していくためには周囲の経済活動が今まで以上に活発にならないといけないと切に感じます。マーケットをリードしていくような経営者にはうんと頑張って欲しいと思います。

目に見える現実がすべて流され、壊されてしまった時こそ、目に見えない精神エネルギー、心の高まりが必要になるのだと思います。
今の私には祈ることしかできません。絶対大丈夫だと・・・。

雪上の光

2011年03月14日 | Weblog


今日も浦佐は快晴!しかし午後から曇り空が広がってきました。
明日から寒気が入ってくる模様・・・被災者の方々の健康状態が心配になります。

雪解けが進み、解けた水分が凍って朝日が当たるとキラキラと光り輝きます。まるで雪上に星空が広がっているような感じです。

今晩と明日は月遅れのお釈迦様涅槃会です。
雪の深い魚沼ですので本当は2月15日の仏事ですが、月遅れとなります。お釈迦様の御舎利に見立てたお団子を飾り、これから逮夜法要を寺の者だけで厳修します。

震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災者の復旧、復興を祈願致します。