千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

どうなるかなぁ~。

2018年06月26日 | Weblog

昨晩、久しぶりに祓川のホタルの様子を見に行きました。
上流部に2匹のゲンジボタルでした。

昨年7月中旬の大雨の影響でかなりの数のホタルの卵が流されてしまったと思われます。
田んぼなどの条件と違い、川はその点が難しく、洪水があった翌年はホタルが多く現れません。

ただ、平成23年にも昨年以上の大雨、洪水があったため、その時の教訓から多少のホタルの卵を確保しておき、あとでエサのカワニナ(同じ水系で育ったもの)と一緒に川に戻しました。

今年は初見日が1週間ほど早かったのですが、今のところほとんど確認できません。昨年の今頃は20匹程度が確認できていました。今日はとても暑く、明日あたりから雨模様の予報ですから、どうなるかなぁ~。

例年ですと、7月7日~10日くらいに祓川上流部のホタルはピークを迎えます。
昨年の洪水の影響がどれほどあるか?今しばらく要観察です!

有難うございました。

2018年06月23日 | Weblog
21日、お天気が少し心配されましたが、無事に住職の葬儀を修めることができました。
多くのご寺院方、檀信徒、地域の皆様のお見送りをいただき、感謝、感謝の言葉しかでてきません。

私自身に問いかけることもあわせ、普段、自身のことを多く語らなかった住職のこと、思い出の一端を綴りたいと思います。

賢昭和尚は、石川県輪島市にて小学、中学校時代を過ごしました。
能登といえば海を想像される人が多いかと思いますが、実家は山奥、小学校からも険しい山道を歩いて登下校したそうです。
「この道、この距離を歩いたの?」とビックリするほどの道のりです。数件あった集落も今は住職の実家1件になってしまいました。

本人がどうしても勉強をしたいということで、高校からは埼玉県鴻巣市のお寺に住み込み、寺の仕事を手伝いながら学費と住まいを工面し、大学まで進学し、大学在学中に友人とスキーに浦佐へ訪れ、その頃はまだスキー宿をしていた千手院に宿泊し、それがご縁の始まりとなりました。

昭和43年に浦佐に根を下ろし、今年で丸50年、先代の老僧を見送ってから丸20年、自身の誕生日を迎えた直後の旅立ちとなりました。

10年ほど前より癌と向き合う日々が続き、多くのがん患者を持つ主治医の先生とも一番長い付き合いになったね・・・と笑いながら話しておりました。

今年5月から自身の力で病院に通えなくなり、地元の病院に転院するも、将棋や囲碁など、頭を使うことが大好きだった和尚は、頭と手先がしっかりしており、表には出られなかったものの、お寺の裏方仕事に徹してくれました。
最後まで私たち家族が話すことを、特に耳元で話さなくても、よく聞こえ、理解しておりました。

血中の様々な数値が下がってきて、輸血をしようとした際、自身の言葉で、はっきりと「そういうことはやめて欲しい」と先生、看護師さんに伝え、その後、1日で静かに穏やかに目を閉じました。
愚息ながら、先代老僧の時と同じく、本当に見事な最後でした。そして老僧、祖母の時と同じく、私は15分ほど間に合わず看取ることができませんでした。

和尚に一番救われたのは、本山長谷寺で、研修生として修行している時でした。
期間は2年、1年目終了時、プライベートで辛い思いをし、2年目も同じ年中行事を通して学ぶのなら、他のところで学びたいと思っていた私に和尚は電話口でこう言いました。「自分で決めたことだろう。だったら、その間はやり抜いてみたほうがいいと思う。1年目と2年目では、同じ事をしていても学ぶことが全然違うはずだから・・・」と。

まだ20歳そこそこの若造は、何とか立ち止まることができました。
そして2年目で学んだことは、同じことしていてもまるで次元が違うものでした。「あの時、続けていて本当に良かった」と今では思います。

人とのご縁とは本当に不思議で、有難いものですね。

こんな事を書くと、住職から怒られそうですが、最後は少しだけ皆さんに知っていただいてもいいのではないかと思い、綴らせていただきました。

6月下旬にピークを迎えるかな?と思っていたホタルたちも、ここのところ比較的涼しく、湿度が少ないせいか、ほとんど姿を見せていません。

ただ、お通夜の夜から私の寝起きする離れの玄関に、1匹のホタルがとまったまま、朝から夜までずっといました。
夜になっても飛ばずにいるのです。そのホタルも今日はいなくなりました。

葬儀の大体の後片付けが今日終わりました。それを見届けて飛んでいったのでしょうか・・・。

あとは宗派や役所など、事務手続きを急がねばなりません。
長年、お檀家や地域、お寺のために身をささげてくれた住職のご恩に報いられるよう、さぁ、私も前へ進みます

住職遷化

2018年06月15日 | Weblog
6月14日、千手院第二十一世、賢昭和尚が遷化いたしました。
檀信徒、地域の皆様から賜りました御厚情に、心より御礼申し上げます。

爽やかな晴天のもと、静かな、穏やかな旅立ちとなりました。

21日の葬儀で11時の出棺となりました。
お檀家の皆様には、訃報のご連絡をさせていただきましたが、遠方の方にはご自宅など無理のない範囲で、お近くの方には、お時間がつきましたらお見送りいただけたら幸いでございます。

住職の「檀家の皆様には、できるだけご負担をかけないように」との意から、檀家葬とせずに葬儀を執り行います。

尚、しばらくはご祈祷や心配事相談予約、メールへのお返事ができませんので、何卒ご理解、ご容赦ください。

ホタル初見日。

2018年06月08日 | Weblog
昨晩、毘沙門堂お堀付近にゲンジボタル1匹を確認しました。今年の初見になります。
昨年よりは約1週間早く、一昨年とほぼ同じ初見でしたが、発生数が異なりました。
今後のお天気次第ですが、6月下旬に今年のピークを迎えるでしょうか???
しかし、昨年は7月18日に大雨となり、祓川も氾濫。卵たちもかなり流されてしまったので、どの程度姿を見せてくれるかわかりませんが、これも自然の摂理のひとつとして受け止めて楽しみたいと思います。



今朝は6時からホタルの会の皆さんで祓川わきの下草刈り作業を行いました。
川には降りず、ホタルを鑑賞する公園箇所の草刈り作業です。

4人での作業となり大変でしたが、毎年ご協力いただいているおかげで川辺の環境が維持できています。
もう少し人手が欲しいところです。

汚れついでに、作業後は墓地の草刈りを行いました。これからは日々草刈り機が相棒です。
日中は30度ほどになったでしょう。暑い1日でした。皆さんも熱中症には気をつけましょう。


産んでる産んでる。

2018年06月06日 | Weblog
かなり前からスマホの調子が悪いのですが、なかなか買い換えのタイミングを逃しております・・・。
いつもスマホのカメラで写真を撮っているのですが、撮れたり、撮れなかったり・・・です。

予想通り、池の鯉達は水辺の水草にたくさん卵を産み付けました。
昨年より2週間ほど早い産卵です。写真を撮ろうと思うのですが、上記のごとくで撮れませんでした。

今は黒の真鯉のものがほとんどですが、錦鯉で子取りができたら最高の道楽になるでしょうね~。
いつかゆっくりと子取りや選別をしてみたいものです。

今日は心配事相談と午後からはご詠歌講のお稽古がありました。
皆さん、始められてもう30年が過ぎました。本当に有難く凄いことだと思っております。今年は皆さんのお唱えを残しておきたく、レコーダーを持ち歩きながらお唱えしています!!!

瞽女唄

2018年06月05日 | Weblog
あるチラシが届きました。





昔、盲目の女性達が唄をうたいながら、旅をしておりました。
私の母親などは当時のことをよく覚えていますが、瞽女は私が8歳ほどの頃を最後に途絶えてしまっていたのです。

しかし、今でも瞽女唄を語り継いでいる女性がおり、その文化を伝えていこうとされています。

食事付きと、そうでないものとあるそうです。
ちょうど新潟県知事選挙の日ですが、皆さん、是非ご覧になってみてほしいと思います。

昭和30年代、千手院の脇にも小さな芝居小屋があり、瞽女や旅芸人達が芝居をしたり、歌ったり、近くには茶屋もあり、地域の人達の楽しみであったそうです。

さて、6月に入り1日は永代供養の霊位の合同供養会、ご葬儀や納骨、浦佐城跡、薬師様の会の皆さんの下草刈り、相談事などで過ぎ、ここでやっと一息つけました。寒くなったり、そして昨日今日と夏日になったり、身体がついていけないくらい、寒暖差が大きい6月のスタートです。

梅雨入り間近になってきたということで、4月後半から泳いでもらった祓川の鯉のぼり達を下げさせてもらいました。
今年も春風に吹かれて、新緑の中をきれいに泳いでくれました。

池に泳ぐ鯉達も間もなく産卵に入るでしょう。将来は錦鯉の子取りなどにも挑戦してみたいと思っているところであります。