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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

初物

2019年02月28日 | Weblog


境内周辺はまだ1m弱程度の積雪がありますが、雪どけが進んだところから今年初めてのフキノトウを発見
裸押合大祭を前に、一足早く春の到来を告げてくれました。

何でもそうですが、初物となると特にうれしくなります。
フキノトウの香りは本当に大好きです。雪の下になった分、みずみずしさと甘さと香りは特別です。
早速フキノトウ味噌と特A復帰の魚沼コシヒカリでいただきたいと思います。楽しみ楽しみ。。。

今日はお祭りのための準備や掃除で終了。
あとはお祭り当日が良いお天気になりますように!!!

餅会

2019年02月25日 | Weblog
昨日は私の同級生の餅会、朱豊会(しゅほうかい)の餅つきがありました。
三月三日の裸押合大祭に奉納するお餅です。

地元にいてもそれぞれ忙しくてなかなか会う機会も少ないのですが、サンゲツミッカの押し合い祭りの前になると集まって、奉納するお餅をつき、丸めながら近況を話したりして、賑やかな1日です。

またお天気も春のような暖かさで、餅つきの合間、アラフィフながら日なたぼっこをし、グラスを片手に、お爺ちゃん化してしまいました。



法被を着た多聞青年団の方達も毎年お手伝いにきてくれます。
今年は最高幹部がかなり少なく大変のようですが、それでもこうやって来てくれるのですから、本当に感謝です。

昨日は色々な話をしながら、ついつい般若湯もいただきすぎてしまいました。
恥ずかしながら、たまにはこんな日があっても良いかな???と自分に言い訳をしております。

おせっかいですが・・・

2019年02月19日 | Weblog
こうやって口を出すと嫌われるのだろうなぁ・・・と思いつつ・・・。
浦佐の大切な毘沙門様のことになるとダメなんです・・・やっぱり先代和尚達の遺伝子が受け継がれているようです。

ちょうど総代さんに会ったのでご報告はしてあります。



毘沙門堂の山門です。よ~く見ると何かに気づきませんか?



この穴です。

ほぼ毎日、千手院の管理する古山門の様子を見に行くのですが、お正月からドリルのような、釘を打つような怪しい音が遠くから聞こえていたのです。
鳥達が何かやってる・・・そう思っていたのがこれでした。

鳥などが出入りして、中の柱か何かをつついているようです。
早急に穴を防いでくれるよう総代さんに依頼しました。

古山門や千手院の本堂も同じようなことで随分と建物が傷められた経験があります。
鳥や害獣などは人が気づかないような、ほんの少しの穴があれば出入りをして、柱をかじったり、糞尿をしたりして大変なことになります。
特に毘沙門堂山門内部には宝物があるのですから注意が必要です。建造物が古くなればなるほど日頃からの管理と見回りが大切になります。

今日は気温があがるかと思っていましたが、冷たい雨模様。
1日中、心配事相談でした。

稲荷様。

2019年02月15日 | Weblog


今日の浦佐はいいお天気
朝は冷え込みましたが、お日様の光があたりはじめるとどんどんと雪が解けていきます。

心配事相談とご祈祷の毎日が続いております。

さて、昨日は二の午。
千手院の鎮守様のひとつ、薬師稲荷大明神様には毎年二の午の日にお魚とアズキご飯か赤飯、御神酒やあぶらげをお供えしてお参りするのが伝統です。



お稲荷様の社は千手院裏山の浦佐城跡二の丸にあり、浦佐城跡は薬師山というため、薬師稲荷大明神様と呼ばれてきました。
普段、二の丸跡までいけないので、心配事相談を行うお部屋に、このようにして祀ってあります。

画像には鯛があがっていますが、写っていない下の方に御神酒などがお供えしてあります。
今年も1年、家内安全、五穀豊穣、山内の安全などを祈念して読経祈願を行いました。
特にお客様などもなく、毎年住職と寺族だけで静かにお参りしております。

おてら通信の新年号でもお伝えしましたが、今年は二の丸跡にある稲荷様の鳥居を再建します。
車や重機があがれる箇所でないため、山の下から全部人力で材料を担ぎ上げる予定です。
雪解けの具合をみながら作業に入る予定でいますが、私も担ぎ上げますよ~!ただ腰を痛めないように気をつけないと・・・

しめ(しみ)わたり

2019年02月08日 | Weblog


千手院遠景。
昨日までの落ち着いた陽気が一転、夜から雪が降り始め、今日は寒い1日です。



昨日の朝、春を思わせるような「しめ(しみ)わたり」ができました。
春になりグッとしまった雪の表面が放射冷却で固まり、全然埋まらずに雪の上を歩いたり、走ったりもできる現象です。

墓地の子育て観音様の前。
普段より1m以上の高い位置からですので、観音様とも同じくらいの目線になります。
観音様も長年の汚れが目立ち始めています。なかなか落ちない汚れなので、石屋さんに頼んで専用の薬剤で洗い落としてもらわないといけません。

私はこのしめわたりが大好きです。



2月に入り、心配事相談を順次再開しています。
お寺には大きな鉄瓶がひとつと、ご覧の中サイズのものがひとつ、小さい物はいくつかあります。
やっぱり鉄瓶で沸かすお湯はひと味違います。

朝、炭をおこしたり、清水を汲んだり、手間がかかりますが、相談にこられた方にはできるだけ鉄瓶を使ってお茶をお出ししています。
日々、スピードに追われている現代、せめてお寺ではゆっくりと、スローに時間が流れるようにと思っております。

一昨日も依頼を受けて某所で講話をさせていただきました。
いろんな講演会に行くと、どこでもパソコンやパワーポイント、一から十まで書かれている資料を配付されていることが多くなりました。

私はそれがあまり好きではなく、今回のお話しもホスピタリティにちなんだお話しということもあり、あえてホワイトボードと白紙に近い資料1枚にてお話しさせていただきました。皆さんそれぞれが考え、気になったことは自分で書き入れていただく・・・そんな形式にさせていただきましたが、今回は比較的若い世代の方が多く、はたして意図がきちんと通じたかどうか???

私もまだまだ勉強不足。生涯修行です。


立春

2019年02月04日 | Weblog
暦の上では春が訪れました。
浦佐は朝から雨模様。南風と雨で雪解けが進み、千手院脇の祓川もにごり水になっています。

お正月7日の門前区から始まったお日待、星祭のご祈祷も昨日の節分での星祭祈祷をもってひと段落といったところです。

昨日はご法事と星祭のご祈祷、心配事相談でした。
春を思わせる良いお天気、ご法事に訪れたお宅で着替えの部屋に通されると、ふと目に留まったカレンダーに「施した報いを求めず、受けた恩を忘れず」の格言が・・・、ご法事の方のお戒名に「報恩」の文字を入れさせていただいていたので、このご縁にあらためて感謝。故人の素晴らしい生き方がこの日を迎えさせてくれたのだろうと、感慨深く読経供養を行うことができました。

節分では千手院では独自に豆まきはしておりません。
昔から普光寺様で行われていたためです。夕方になると井口巻の本家様が普光寺様からやってきて千手院本堂内に豆を撒いていってくれます。

暦の世界では、節分が大晦日、今日の立春が平成31年のスタートになります。

今年は先代住職がいない関係でかなりハードなお正月となりました。
こんなスケジュール管理ではなっていないのですが、3ヶ月ぶりに今日はフリーをいただきました。

プライベートな身の回りを整理し、毘沙門堂、白山様、そして千手観音様をお参りし、静かに本を読んで平成31年のスタートです。

今年は先代の一周忌、晋山式、他にも白山大権現像の修復、薬師稲荷大明神様の鳥居再建、墓地通路の土木事業などなど、大きな仕事が目白押しでまさにイノシシのように突進しなければならない年となります。
私が今やるべきことは何なのか?何事も中途半端にならないよう、慎重に、丁寧に、そして前向きに歩みたいと思います。
よく勉強して知識を身につけ、経験をつみ、見聞を広げて見識を重ね、それをもとに慎重に決断した後は、肝を据えた胆識をもち、三識の上に立ってイノシシのように(笑)前へ進みたいと思います。

千手院がより良くなるよう、檀信徒の皆さんのお役にたてるお寺であるよう、楽しみながら精進していきたいと思いますので、あらためまして今年も宜しくお願い申し上げます。