千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

秋の透明感。

2015年09月28日 | Weblog
今年も素晴らしい中秋の名月を拝むことができました~!



昨日、東の空から登り始めました・・・。電線が邪魔ですね。。。



携帯のカメラでは、なかなか上手く撮れませんが、一晩中、本当にキレイな月夜でした。

そして今日はスーパームーン!
今日の浦佐は昨日よりも雲がかかっていますが、時折、お月様が見られます。



さて、今日も消雪用井戸の改修工事が進んでいます。
私はいうと、明後日からの宗派の会議のための資料作りで1日中パソコンの前とコピー機を行ったり来たり・・・。たまに井戸工事の様子を見に外に出る程度。。。

きっと工事に来ている若手の方などは「ここのお寺の副住職は、一体中で何をやっているのだろうなぁ?、本でも読んでいるのかな?」なんて思うだろうなぁ~。私が逆の立場だったら不思議に感じると思います。

まぁ、それを伝えたくてブログを書いているとこが大です。

結局、資料作りは今日1日では終わらず、明日も午後までかかりそうです。
こんな感じで、千手院のことだけでない仕事も結構あります。それは私だけでなく、多くのお寺で同じようなケースがある事も知って欲しいのです。



話はとんで、美味しそうなマイタケが届きました。
お月様を愛でながら、日本酒とマイタケでゆっくりと時間を過ごせたらどんなに幸せなんでしょう!!!

登山道整備。

2015年09月26日 | Weblog
今朝はあいにくのお天気でしたが、小雨だったので浦佐城・薬師様の会の皆さんで浦佐城跡の下草刈りを行いました。



実城付近からは霧の間に魚野川、そしてまだ稲刈りが終わっていないコシヒカリの田んぼ。。。

10月から12月にかけてはどんどんと霧が深くなり、魚沼の大雲海が現れるようになります。楽しみ楽しみ



10月18日の「にいがた狼煙プロジェクト」で、狼煙を上げる場所の確認中。
去年はとても良い感じで狼煙が上がったとのことでした。私はお寺の仕事でどうしても出席できずに残念ですが、今年も良いお天気になってくれますように!!!

夜は御詠歌の練習がありました。土曜日ということあってか、少ない人数でしたが、大切なひとときです。

黄金色!

2015年09月25日 | Weblog


お彼岸、そしてシルバーウィーク!お天気が続き、魚沼コシヒカリもどんどんと刈り取られています。
お彼岸参り中、光を浴びた稲のきれいなこと!!!あちこちで稲刈りのコンバインの姿、そして稲の香り・・・、明日までお彼岸ですが、昨日で千手院のお彼岸参りも無事終わりました。

昨日の午後から時折雨が降り始め、今日は雨模様。



そんなお彼岸中ではあるのですが、昨日から千手院の消雪用井戸の大掃除が始まりました。
雪国になくてはならないもののひとつが「井戸」です。この水を使って消雪できなければ今の生活は成り立ちません。

40年ほど使用してきたお寺の井戸で、ポンプが上げられるかどうか、微妙な選択でしたが無事に上げられました。よかった~!!!これでもうしばらくきれいな水を使えそうです。千手院のある浦佐の西方面は水が豊かで、冬の水温も温かいので雪をよく溶かしてくれます。

水質によっては、ポンプがさび付いてしまい、井戸を掘り直さないといけないケースが多くあるのですよ。そうすると費用も倍増してしまいます。

今日は午後から宗派の仕事で柏崎市へでかけてきます。
雨が降っているので、夕日は見られないかな・・・。


大型連休

2015年09月19日 | Weblog
明日はお彼岸の入りです・・・、といってもピンとこないかも知れないですね。それよりも、連休中はどこへでかけようか!!!という気分でしょうか。。。

浦佐、魚沼周辺は毎年秋のお彼岸の頃が稲刈りの時期になり、田んぼには家族が総出で稲刈りをする姿がよく見られましたが、高性能の機械がある今では、田んぼにも昔のような光景はありません。良いような、なにか寂しいような・・・。

しかし、丹精込めた魚沼コシヒカリの新米がいただける季節です。
田んぼも黄金色に染まっていますが、今日も雨が降ったり止んだり、時折青空がのぞいたり・・・、はっきりしない天気で、農家さんは思うように稲刈りが進んでいない様子です。



今日は心配事相談に、午後からは宗派の事務仕事に追われました。
書類をポストに出しに行くと、浦佐城跡の山の向こうにきれいな青空!すっかり秋の空です。。。

明日からは秋のお彼岸参りにでます。
千手院では春秋のお彼岸とお盆、それぞれお参りに伺うお宅が決まっており、年に1回はお参りさせていただくシステムをとっています。ただ、新盆の時には関係なく必ずお参りに伺います。

お参りにいく時はお経も大切だが、そのお宅の方との一定の会話、交流が不可欠だというのが、先代賢能和尚の考え方でありました。私もそう思います。

明日からはお天気も良さそうです。
黄金色の田んぼを見ながら、マイチャリンコを走らせていこうと思います。


秋の贈り物

2015年09月18日 | Weblog
今晩は浦佐城・薬師様の会の三役・幹事会が本堂でありました。
金曜日ということもあってか、いつもより少ない出席でしたが、下草刈り、狼煙プロジェクトなど、秋の予定について確認を行いました。

ということで、今日は前から気になっていた浦佐城跡の草の様子を見に行ってきました。天気予報が外れ、午前中は晴れ間がでました。
せっかくだから草刈り機を持って・・・。

案の定、南斜面の日当たりが良い箇所はかなり伸びていました。
午前中で下山する予定でしたが、結局お昼抜きで15時くらいまでかかっておおざっぱに草刈りを行ってきました。やっぱり山の仕事は結構身体に応えます。

しかししかし、秋は秋なりに楽しみが一杯。



秋の花もとてもいいです。



実のなる季節・・・、ナナカマドも色づき始めています。



山栗です。



山栗はかなり小粒ですが、甘みがあります。


そしてキノコのシーズン!
キクラゲ?ハナビラタケ?よく分からないのですが、美味しそうだったので、取ってみました。キノコ博士に聞きたいところです。
もちろん、はっきり分からないキノコは食べませんよ!

しかし、今日はアマンダレが少し取れました。けんちん汁などにすると、とっても美味しいキノコです。

ヨシとり

2015年09月15日 | Weblog
今日は秋の爽やかなお天気でした。暑さ寒さも彼岸まで・・・といいますが、浦佐はここのところ秋の陽気が続いています。

午前中、心配事相談を終え、午後からはお正月のご祈祷に使用するヨシをとりに行きました。



山の中、聞こえるのは川のせせらぎと蝉の声、風で木の葉がそよぎ、時折クルミの実が川や地面にぽとんと落ちる音しか聞こえません・・・あと、熊よけのラジオから流れる音楽・・・。

自分の好きなペースでできる仕事だけあって、とっても気持ち良く、ヨシをとりながらも心が和みます。



午後の作業で何とか1束になりました。
このヨシをしばらく乾燥させ、皮をむいて、お正月のご祈祷の幣束に使用するためのサイズに切りそろえていきます。大体、1本のヨシから3本ほどが幣束に使えます。

ヨシであれば、何でも良いかというとそうではなく、太すぎるもの、曲がっているもの、そして水分を多く含んでいるものなどは、幣束用には不向きであるため、どこでも取れそうでいてとれない・・・といった代物です。

明日も引き続きヨシとりをする予定です。あと1.5~2束ほどが必要です。

私が子供の頃は祖母に住職など、家族でとりに出かけました。住職は休憩時に、持っていった缶ビールを美味しそうに飲んでいました。懐かしいです。ここ何年かは私一人での作業です。ちょっと寂しいような・・・。



ピンぼけですいませんが、イモゴです。山芋のつるの途中に、いっぱいついています。もちろん食べることができます。
このつるが、たくさんあるのですが、これがヨシにからみつくので、時期が遅くなると重さでヨシが倒れてしまい、使い物にならなくなってしまいます。以前は秋彼岸後くらいにヨシをとっていましたが、今は彼岸前に行っても少しタイミングが遅いくらいです。

こうやって徐々にお正月の事前準備が始まっています。

透明感

2015年09月13日 | Weblog
ここのところ毎日心配事相談、そして御葬式の助法が続いていました。



境内の萩の花もきれいになりました。
今日は日曜日ですが、墓地のゴミ箱整理だけして、あとはフリーをいただきました。

浦佐城の草刈りに行こうかなと思いましたが、あいにく雨が降りそうな気配・・・案の定、お昼頃から雨模様になりました。

そして今日は越後ワイナリーでもブドウの収穫祭があったりして、行ってみたら大勢の人で賑わっていました。

また、そろそろ稲刈りシーズンですね。今年も美味しい魚沼コシヒカリが楽しみです。
反対に、収穫時期を迎えた今に、台風の大雨被害を受けた方々には心からお見舞い申し上げます。

浦佐も平成23年の新潟福島豪雨で大きな被害に遭い、新町地区などは同じように床上浸水して住民がボートなどで救出されました。明日は我が身・・・、今の日本はいつどこで何があってもおかしくありませんね。関東で大きな地震もありました。「備えあれば憂いなし」という格言のように、個人レベルでも、地方、そして国レベルでもしっかりと備えないと・・・と思います。そう思うと今の安保法制も、はたしてどちらが良いのでしょうか???

浦佐の市役所大和庁舎わきを流れる魚野川の上部も、昔は何回か決壊したことがあるそうですから、本当に油断禁物ですね。



夕方もすっかり秋の空。透明感が漂います。
陰陽五行説の秋の色は「白色」つまり「透明」です。昔の人は自然界の姿をよ~く観察してきたのですね。

こんな雨の日は、久しぶりにゆっくりと読書をして過ごさせていただきました。

山折先生のお話。

2015年09月08日 | Weblog
午前中に事務仕事を終え、午後から長岡市へ行ってきました。

真言宗の豊山派と智山派の2派で組織している、新潟県布教推進連盟の総会と60周年を記念した講演会、祝賀会がありました。



肖像権の関係上、こんな感じのところでおこなわれました。
住職、副住職だけでなく、今回は奥様や壇信徒の皆さんも参加していました。

講演会の講師は有名な宗教学者の山折哲雄先生。現在は京都にお住まいとのことで、ご高齢にもかかわらず遠路長岡までお越し下さいました。

演題は『空海の挑戦』ということで、90分の講演中はとても聞き入ってしまいました。

そのお話の中で特に印象に残った点があります。

先生が勉強を重ねてきて、問いかけること。それは「人間とは何か」「日本人とは何か」「自己とは何か」という3点である。

そして、今は「心の時代」と唱和して、先生も文科省などの会合に何度も呼ばれたということですが、そこに集うのは心理学者、社会学者、精神科医ばかり。それは皆明治以降にでてきた分野ばかり。1000年以上の長きにわたって、日本人の心を形作ってきた宗教を全く論じることができない。それをなくして「心」の問題は解決できないとお話するのだが、官僚方は全く聞いてくれない。

私も思っていたことをズバリお話して下さいました。いつもテレビを見ながら思っていたことです。

そして最後にズシンと心に響きました。
最後の質問の時間、あるお檀家さんの「先生、今のお寺はいったいどのようにしていったら良いのか?」という質問に、「ん~、難しい問題ですね。一概には言えないですが、在家仏教に徹するのが一番良いのでは・・・」そして「何を言ってもあまり意味がないと思う」、さらに、「かなり絶望に近いですね」と、静かに、諭すようにお答えになりました。

この言葉に、今日出席していた、どれほどのお寺さんが危機感を持って接したであろうか???
仏教には素晴らしい教えがあり、それこそが日本人の心の根幹を作り上げ、今もなお人の心に息づいていて、悩める人を救う手立てがある。しかし、明治以降に世襲化、制度化された今のお寺(坊さん)には、無理であろう・・・、そんな警鐘をいただいたと私は感じました。

仏教の可能性とともに、大いに反省させられた先生のお話でした。

草刈り。

2015年09月05日 | Weblog
お盆前からまだ1ヶ月経っていないのに、草が伸びるのは本当に早いもので、その生命力には毎年驚かされます。

境内、墓地の草の伸び具合もそうですが、こちらも同じく、今朝は有志で祓川、ゲンジボタルの飛翔地の草刈りを行いました。



こうやって水辺の草刈りをし、日光が水の中に差し込むことによって水中の生物たちがよく育ちます。
ホタルのエサになるカワニナもそう・・・、やはり「お日様」力は凄いものだと思います。
このようにある程度人の手がはいらないと草ボウボウで、川には日がほとんど差し込むことができません。

こうした有志ボランティアのおかげで、今年はかなりのホタルたちが戻ってきてくれました。今年もお天気は順調にきているので、来年もとても楽しみです。

ただ、有志もほんの数名なので、もっと人が増えて、この川の上部の公園部分もきれいに保てると最高なのですが・・・。

そして草刈りといえば、浦佐城跡登山道の状態がとても気になり続けています。今年はなかなか予定が作れず、お盆前にほんの2回ほど山の下部に入った程度ですので、上部の状態がどうなっているか???

秋の気配・・・

2015年09月02日 | Weblog
秋雨前線の影響か・・・、朝などは肌寒く、布団からでるのが辛くなってきました。



お四国遍路中、高知でいただいてきたハマユウも2株が元気に育っていますが、同じ条件で育てているのに、1つめの鉢が咲き終わったかと思いきや、2つめの鉢から幹が出てきて、満開を迎えました。

白い花の向こうに、花が終わったハマユウがわかりますか?

きっと何か理由があるのだろうけど、私にはよく分かりません。
ただ、とても良い香りが心を和ませてくれます。

昨日から9月に入り、心配事相談を再開しました。今日も1日相談事でした。
あわせて住職が治療のため再び入院、そのため、いつもは秋のお彼岸過ぎからスタートするお正月の準備も、今年は今からペースを上げて進めなければ間に合わないかな・・・と思っています。