千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

今年も1年有り難うございました。

2016年12月31日 | Weblog
まもなく今年も終わろうとしています。
皆様にとって、どのような1年でしたでしょうか?

昨年に引き続き、浦佐のお正月は雪が少なくなりそうです。



昨日の朝、一晩でこれだけ雪が降りましたが、例年に比べれば随分少ないです。
しかし、スキー場では何とかリフトを動かせるくらいの積雪でしょうか・・・。



千手院の遠景。



毘沙門堂の山門と大ケヤキ。綺麗です。



本堂では最後にお日待、水神様、荒神様など、千手院に祀られる様々な神仏の幣束やお札、お供物を取り替え、新年の準備完了!手落ちはないかな・・・

今日も1日、ドタバタと過ごしながら、夕方には1年の感謝のお勤めを行いました。
最後のお勤めは、毎年、全部の戸やカーテンなどを閉め切って、静かに執り行うのが千手院の伝統です。

そして家族で年とりを行い、もう少ししたら毘沙門堂の御護摩のお手伝いに出かけます。

「お前さん、寺で暇しているならスキー場にでも手伝いにこいや!」と言われ、「あぁ、お寺側からの情報発信ができていないのだなぁ」と感じて、千手院のブログを夏に始めて、今年で10年を迎えました。

お寺の仕事?内容というのは、宗派が同じでも違っても、その時の住職の考え方ひとつでほぼ決まってしまうのが実情です。

これもどれが良いとか、悪いとか、賛否はいろいろあると思いますが、千手院がどのようなお寺なのか、日々何をしているお寺なのか、住職が何を考えているのか、少しでも皆さんにお伝えできていたらうれしく思います。

来年も自分のペースで綴っていきたいと思います。日々のつたない事が多くなると思いますが、たまに遊びに来てくれると幸いです。
今年も1年間、誠に有り難うございました。

墓地積雪状況

2016年12月27日 | Weblog


かなり積もった雪も、あたりに少し雪が残っていますがほとんど解けてしまいました。
靴でもお墓参りができるほどです。

今朝も雨模様・・・、しかしこれから寒気が流れ込み、雪に変わる予報です。
週間予報も雪だるまマークが見えますが、はたしてまとまった雪になるかどうか?スキー場や雪に関連する方々は大変です。

「良い加減」は本当に難しいですね。

お久しぶりです。

2016年12月23日 | Weblog
糸魚川市の大火災、この年末に、見ているだけで心が痛くなりました。心よりお見舞い申し上げます。
糸魚川には知っている方もいますし、豊山派のお寺さまもありますので、大丈夫だったかと心配しています。

そして今晩は、私が長谷寺の研修所時代の恩師のお通夜が寺泊であり、お手伝いに行ってきました。

当時は日本海側を夜行電車に乗って奈良の長谷寺まで来てくださり、楽しくも、厳しくもあった方でした。
そして学者のような緻密さと、常に宗派や仏教界、日本の情勢まで、広く大きな視野をあわせもった先生でした。
明日も早朝からお手伝いに行きます。

話は変わりますが、この20日だったでしょうか、「キャレル」という新潟県内の月刊誌が発売されました。
数年前には千手院の枝垂桜も特集してくれた雑誌です。



今回はおふだの特集ということで、春の県立歴史博物館での春季特別展でのご縁もあり、千手院のおふだ類も結構大きく紹介されておりますので、よろしかったらご覧ください。コンビニや本屋さんで売っています。

浦佐毘沙門堂のお札や八海山神社、塩沢の関興寺さまなど、魚沼地方の神社仏閣が多く載っています。
それだけ祈祷をあげてきた伝統が今も広く根付いているからなのでしょうか???

取材にこられた編集者も驚いている様子でした。

さぁ、明日は雪だるまの天気予報ですが、感謝の気持ちで先生をお見送りしたいと思います。
けれど、これが最後のお別れだとは思っていません。私にとって先生への報恩はこれからが本番です。

お釈迦様が最後におっしゃいました。「私(お釈迦様)を真に供養するということは、形にとらわれず(形が無意味だとは言っていません)私が教えたことを実践していくことだ」と。私がよくご葬儀の席でご遺族にお話しする言葉です。今一度、私自身の胸に刻み直したいと思います。



結構降りましたよ。

2016年12月17日 | Weblog


今朝の墓地・・・ここ2,3日の降雪でけっこうな積雪になりました。
朝の時点で40センチ弱くらいあったでしょうか?夕方には雨っぽくなり、雪もしまって30センチあるかないかといったところです。



朝の浦佐毘沙門堂。
1月から2月くらいになると、屋根から落ちた雪が上まで届くようになってしまいます。

やはり雪が降ると寒いですね~。
今年は試験的に錦鯉の越冬を池でなく、別の場所で行っているのですが、この寒さで、水温が一気に低下し1匹がちょっと病気っぽくなり、昨日はその対応で追われました。
生き物を扱うというのは難しいですね。

本当は今日あたり、浦佐の西山へ登れば、八海山の八ツ峰付近からの日の出、運が良ければダイヤモンド八海に大雲海が広がるのですが、この雪ではもう無理です、残念!
今年は昨年より雲海がでる回数が随分少なかったです。それだけ晴天の冷え込みが少なかったのですね。

けれど冬には冬のお楽しみが待っています。子供達はこの雪で大喜びでしょうね~

ヨシ切り

2016年12月14日 | Weblog


今日は若手のお坊さんにお手伝いをお願いして、ヨシ切りをしていただきました。
このヨシは秋に沢から刈り取り、天日干しをして、その後に皮をむいて、そしてお正月のお日待の水神様、荒神様、そして星祭や他のご祈祷の幣束に使用するサイズに切りそろえます。

写真ではヨシがあまり写っていませんが、終盤の様子です。
なかなか根気のいる作業で、何日もかかります。



今日1日かけて、約160本を切ってもらいました。
千手院では、現在毎年900本程度のヨシを用意します。今年は住職の体調が比較的順調のため、住職にもかなり切ってもらいましたし、ヨシだけでなく、お正月に使用するハッチョウガミも、今年は全部切っていただきました。ハッチョウガミ切りは私が行っても丸2日はかかる作業です。

ヨシの場合ですと、私1人でしたら、皮むきから使用するサイズに切りそろえるまで丸1週間はかかる作業です。

自慢でも何でもありませんが、私の知る限り、このような幣束作りの伝統が残っているのは、県内でもほとんどないと思います。
印刷の力も多少借りていますが、御札類も全部手折りの手作業です。
こうやって随分と助けていただきながら、何とか頑張っております。来年も無事にお正月が迎えられるかな・・・。

両さん

2016年12月12日 | Weblog


東京、亀有駅前。

昨日、今年最後のご法事を終え、その後、東京でお通夜、今日の葬儀を終えて帰りの新幹線の中です。

昨日、浦佐では、けっこうな積雪になり、20センチくらい降ったでしょうか。

本当は納骨予定でしたが、来春まで延期になりました。雪国の宿命ですね。(T_T)

けれども、良い悪いは別にして、この雪が浦佐の人達の粘り強さ、我慢強さ、そして情の深さを育ててくれるのだろうと思いますし、今回のご法事の故人を考えてもそう思います!

水もお米も野菜も、食べ物の美味しさもこの雪が大いに関係しています。

何か、両さんと通じるところがあるのかもしれませんね♪

初雪。

2016年12月08日 | Weblog


浦佐の初雪は昨日ではなく、今日になりました。
昨日の朝もチラホラと雪模様でしたが、地面は白くなりませんでした。まぁ、昨日も初雪なのかな???

白くなったのは朝だけ・・・、日中は青空となりました。



昨日の夕方の越後三山です。

今日は宗派の「先師尊霊追悼会」なる法要が長岡市であり、お参りするつもりでいましたが、予定が間に合わずに、申し訳なかったのですが欠席させていただきました。

朝からお正月準備の御札、幣束、祈念札などを作る毎日です。

そんな中で、ふと一息つけるのが炭火を前にした時です。



時間が本当にないときは無理ですが、毎朝炭をおこします。
もうちょっと灰を綺麗にして写真を撮れば良かったですね・・・、この火を見ていると、時間に追われている自分を静かに見つめ直すことができて、心がストンと落ち着きます。



あとはお気に入りの鉄瓶でお湯を沸かし、お茶をいただきます。至福の一服


次から次へと・・・師走です。。。

2016年12月06日 | Weblog
昨日は12月とは思えない、本当に穏やかなお天気でした。
お葬式の助法で出かけました。素晴らしいご葬儀でした。

ホールで葬儀をされる人がほとんどのご時世の中、浦佐では、まだご自宅での葬儀、出棺をされる方が結構いらっしゃいます。
ご自宅では、やはり準備は大変な面もあります。しかし、長年住み慣れたご自宅ならではの良さもあり、それを大変だと思う人も、思わない人もいます。

どちらが良いとか悪いとかではありませんが、どんな場所でも環境でも、故人を想い、残された遺族達が心のこもった葬儀をしてさしあげることが大切ですね。

今日は昨日とは真逆のお天気。
朝から雷、風、雨・・・雷荒れするような時、明日あたりは浦佐も初雪になるかもしれません。

そして今朝は予定外の仕事が次から次へとでてきて、予定の仕事に取りかかったのは15時過ぎでした。
やっぱり師走ですね~。。。

けれども、心だけは走りすぎないように、セーブしながらいきたいものです。

数珠洗い

2016年12月02日 | Weblog
今日はご詠歌講の数珠洗いがありました。

「数珠洗い」とは実にユーモアのある命名をしたものだと、毎年この時期になると感じます。
簡単に言ってしまえば忘年会のようなものですが、昔の方は皆、遊び心が豊かだったと思います。

午前中、本堂でお唱えのお稽古をしました。浦佐は冬の間は雪が凄いので練習をお休みします。その間は各地区ごとにお茶のみを兼ねながらお稽古をするので、そのための課題曲を数珠洗いの日に決定します。

この冬の課題曲を練習し、お昼をかねて数珠洗いを近くのお料理屋さんで行いました。
皆さん高齢になったので、前は夕方に行っていましたが、今はお昼になりました。

高齢になったとはいえ、踊りあり、カラオケあり、最後には裸押合大祭のサンヨ節でトリをとり、今年もご詠歌を通じて有り難い日々を過ごせたことに感謝し、来年もまた健康でお唱えしましょうと心を新たにし、感謝の1日を過ごせました。

当初、天気予報ではかなり足下が悪くなるかな・・・と思っていましたが、時折陽が差す穏やかな陽気の中、今年も同信の仲間と素晴らしい時間を共有できたことに感謝、感謝です。

南無大師遍照金剛!