千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

菊祭り

2018年10月31日 | Weblog
秋の恒例になりました、魚沼菊花展が今日から毘沙門堂境内にて始まりました。11月10日までの開催となります。

初日でしたが、今日はあいにくの冷たい雨模様・・・高い山は雪になるでしょうか?
しかし明日以降はお天気も回復傾向なようですので、連休あたりは花見日和になるでしょう。是非おでかけください。
ただ私は所用のため11月3日までお寺に不在となります。秋の境内はあっという間に落ち葉で一杯になってしまうので、お参りに来られる方には申し訳ございませんがご容赦ください。

そして今日は、奈良県の長谷寺を会場に、豊山流大師講のご詠歌奉詠大会も開催されております。
千手院のご詠歌講員さんもかなり高齢化し、今年の大会は見送ることになりましたが長谷寺あたりではきっとお天気も良く、透明感たっぷりの空気の中、ご詠歌の鈴証の音色が全山に響き渡っていることでしょう。

秋の味覚

2018年10月28日 | Weblog
天気予報が外れ、今日の浦佐は良いお天気に恵まれました。
おかげで心配された法要、納骨も順調に進みました。有難いことです。



朝、信徒の方から里芋をいただきました。とれたてなので少し土を乾かしてから落とし、あとは山から伸びてしまったワラビを刈り取って、一緒にしておくと良く保存できます。
魚沼はコシヒカリが有名ですが、自分で言うのもなんですが、この里芋も本当に美味しい土地だと思います。ツルツル、スベスベ、粘りと甘み、あまり知られていないですが、魚沼を代表する秋野菜のひとつだと思います。他のところのものと食べ比べると、よ~く分かります。

奥は11月8日に薬師様にお供えする銀杏と、手前はクルミ。
山へ入ればもっとたくさん採れるのですが、境内の木からとれたものだけです。薬師様の銀杏はご祈祷のあと、お参りにこられた方々にお配りするのが習わしです。冬の間、銀杏を煎って寝る前に数粒食べると身体が冷えずに良く眠れます。身体が楽になるようで、故・賢昭和尚も晩年はよく口にしていました。

秋は本当に美味しいものがたくさんです。自然の恵みに感謝、感謝でいただきましょう。

搬入作業

2018年10月27日 | Weblog
ここ2日ほど、とても良いお天気で朝は大きな雲海が現れました。
そんな雲海に包まれた日は、午前9時をすぎないとお日様が顔を出しません。

そしてお天気にあわせて境内の冬準備を進めています。先ずは木々の雪囲いです。
11月12日にお手伝いをお願いして作業する予定でいますが、少しずつ準備をしておかないと、とても1日では終わりません。



子育て観音様。ここからの墓地や山々の雰囲気はなかなか良いものがあると思います。
紅葉も進んできましたが、昨年よりは少し遅いような気がします。



浦佐毘沙門堂の菊祭りにむけて、菊の搬入が始まったようです。
各区長さんや関係者が協力しての搬入作業、いつも本当にお疲れさまでございます。

今日も搬入作業が続いていますが、今日はあいにくの雨、肌寒いお天気です。くれぐれも体調を崩されないように。。。

冷たい雨・・・

2018年10月24日 | Weblog
昨日まで、とても良い晴天に恵まれていましたが今日は1日冷たい雨が降り続いています。
朝晩の寒暖差も大きくなり、この2日間はちょうどよく浦佐からの雲海もでたと思われます。なかなか見に行くことができずに残念です。

浦佐毘沙門堂では、10月31日からはじまる菊祭りのために菊小屋作りが始まりました。
愛好家の方々が丹精込めて育てた美しい菊をどうぞ見においでください。会期は10月31日~11月10日までということです。

千手院では心配事相談もそうですが、冬準備、お正月準備を急ピッチで進めています。
お天気が良いと木々の雪囲いなど外仕事中心、雨などが降るときは御札や幣束作りを行います。毎年のことなのですが、まだ10月だというのにすでに師走の心持ちです。。。

工事中

2018年10月20日 | Weblog


1週間前より庫裡玄関を直すため工事を始めました。
今日もご法事がありましたが、お参りの方にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。

庫裡玄関を整理して、薪ストーブを設置いたします。

お寺を維持していく上で特に気をつけているのが、「火」と「水」です。
火災は絶対にだしてはいけません。また水回りも大切で、お寺のように木造で、什物があるところには適度な湿度が必要ですが、湿度がありすぎるのもいけません。

ここ数年薪ストーブによる火災のニュースをよく見ますが、そのほとんどはホームセンターで売っているようなダルマストーブを素人が設置、メンテナンスをよくしていないケースです。

きちんと薪ストーブを扱えば、とても役に立ってくれます。
境内の木々の整理や浦佐城跡の整備にも大いに役立ってくれると思い、また築50年近く経った千手院の庫裡も暖まり、冬の屋根からの落雪もスムーズにしてくれるでしょう。訪れる方にも薪の炎や香り、ぬくもりは他の暖房器具にはないものを伝えてくれると思っています。
ただ乾燥しすぎるので、本堂の什物類にはよくないため、庫裡玄関への設置としました。

故・賢昭和尚の冬の寒さ対策には残念ながら間に合いませんでしたが、許してもらえるでしょうか・・・。

昨年、今年、来年前半まで、私はお寺の「設備投資」をキーワードにして過ごしています。
昨年は池の補修や本堂の冷房設備を整え、今年は庫裡玄関の整備、ストーブ設置、軽トラ購入などなど、大きく動かせてもらっております。
おかげで台所は火の車?状態なのですが・・・

若い時は「思った時がやる時だ」で良いと思うのですが、中年以降はやはりタイミングというのがあると思います。
知識、見識、胆識を三識といいますが、先ずは勉強して知ること、そしてできるだけ多くの現場を自身の目で体験し、考えること、そして知識と見識に基づいて決定したことは、ぶれず、動じずに、しっかり構えて前へ進めること。先人達の教えから学ばせてもらったことです。

ここ2、3日

2018年10月15日 | Weblog
朝晩が寒くなり、息が白くなってきました。また今年も雲海シーズンに入ります。



一昨日、境内の銀杏の実を落としました。
11月8日の薬師様の御護摩にお供物としておあげするためです。今年は台風でかなり落下してしまいましたが、お供えする分くらいは何とか確保できました。ビニール袋に5つくらいとれました。



昨日は真言宗豊山派、越後宗務支所下、長岡組の檀信徒代表者研修会が長岡市の寛益寺様を会場に開催されました。
千手院から、私を含め3名で参加してきました。

かやぶき屋根の立派な仁王門のある、由緒あるお寺様です。
本尊様は薬師如来様。有意義な1日を過ごせました。

また昨日はにいがた狼煙プロジェクト2018があり、浦佐城跡の二の丸からも狼煙が上げられました。
私は参加できず、様子が伝えられませんが、お天気も良く、賑やかに狼煙が上がったのではないかと思います



また一人

2018年10月12日 | Weblog
昨日、千手院のお檀家さんではありませんが、浦佐の毘沙門堂のために尽力してくださった大切な人の葬儀がありました。
また一人、旅立たれました。
高齢ではありましたが、やはり残念です。

故人は日頃から「お金は一時の宝、人は一生の宝、人を大事にしなさい」と、よく言っていたと、喪主の方の挨拶にありました。
さすがだと思います。

それを聞いて育った喪主の方も、それを引き継いで「人とのご縁を忘れない」立派なご葬儀だったと思います。
「感謝」であります。

今日は寒い1日でした。明日も気温は低い予報。
寒暖差が大きくて、体調管理には気をつけないといけませんね。

千手院では今日は1日心配事相談、明日は外の仕事予定ですが、お天気は良さそうです。
日がどんどん短くなる分、早め早めに動いていきたいと思います

お墓参り

2018年10月08日 | Weblog


能登の千枚田!

故・賢昭和尚の実家へお墓参りにきました。台風一過でとても良いお天気。

子供たちに和尚の育った故郷を見せるため、連休中ですが、お寺を留守にして申し訳ありません。

記念菩提樹

2018年10月06日 | Weblog
今日の浦佐は台風のフェーン現象の影響で暑い1日となりました。
南からの暖かい風が吹き、グングンと気温があがりました。

そんな中、大切な人の年忌法要が営まれ、御斎の席にもつかせていただき、有縁の方々から故人の事、とても勉強になるお話しをたくさん聞かせていただきました。
そのようなお話しを聞く度に、私はこの地に生まれて良かったと思いますし、ご恩に報いられるよう頑張りたいと気持ちが新たになります。

話は変わり、昨日、千手院裏の墓地の奥に灯籠の移設工事が完了しました。



平成27年は高野山開創1200年、平成28年は浦佐出身の高僧、高野山第三九三世座主となられた関栄覚大僧正の六十回忌。
それを記念して京都から取り寄せた、一重の紅しだれ桜の記念樹を平成28年秋に植えました。

職人さんにお願いした訳でなく、私個人が素人の手作業で植樹したため、きちんと根がつくかどうか分からなかったので、一冬様子をみて判断することにしたのですが、何とか根をおろしてくれたようなので、続きの作業を進めました。



灯籠は千手院境内に放置されていた上部が紛失してしまっていた灯籠に、出雲から由緒ある来待石を取り寄せて補修を行いました。
商講中と呼ばれる方々が寛政2年(1790)、6月15日(弘法大師の生誕日)に奉納いただいた記録が石に彫られています。
予想以上の来待石の品の良さに、私個人としてはとても満足しております。



高野山開創と高野山座主を務めた関栄覚大僧正の六十回忌、故・賢昭和尚代を記した記録も残しました。

これで桜が枯れてしまったら洒落にならない(笑)のですが、私が元気であればあと15年~20年ほどは自分で管理していけると思います。
そこまでいけば、冬の雪に対しても桜の木自身で何とかしていけると思うのです。

100年後、200年後、高野山からのお徳をいただき、立派になってきれいな桜を咲かせ、ご先祖様やその子孫を楽しませ、心を豊かにさせてくれることを願って・・・。


被害はありませんでした

2018年10月02日 | Weblog
台風24号が猛威をふるい、新潟県には30日夜から1日未明が最接近ということで、お寺でもかなり警戒しておりましたが、浦佐は「えっ、台風通過したの?」というくらい、雨風は弱く、被害もなくて済みました。

もともと周囲を山に囲まれて台風被害は少ない地域ですが、この前の台風21号では近年にない被害があちこち出たので、それ以上を覚悟していましたが、何もなくホッとしております。

しかし、またまた25号発生ということで、心配はまだ続きます。

今日は1日心配事相談。
台風一過の秋晴れで、赤とんぼがたくさん飛んで、気持ちの良い日和でした。秋の透明感ある空気はとてもすがすがしいですね~。