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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

御日待・星祭り祈願スタート!

2010年01月07日 | 行事・お祭り

去年の1月7日の越後三山・・・快晴で威厳ある姿でした。

今年は水分たっぷりの重い雪が1日中降っていました。しかし、積もりそうな雪ではありません。

今日から御日待、星祭りの祈願がスタートしました。
7日は毎年恒例の門前地区の合同祈祷から始まり、あとは町内、県内、県外とご祈祷ができたお宅からお札を郵送したり、取りにきていただいています。同時に個々のお宅へ訪問しご祈祷をしています。

合同祈祷の際にはお寺へ参集願っていますが、個々の方の場合には直接お宅へ伺う方もいますが、お札をお渡しするだけの場合が多いです。もちろん、希望されればお寺でお祓いを行っています。

御日待も星祭りも元をたどれば、天地自然界の営みに敬意を払ってきたのが源です。太陽、月、山、水、岩、土、木々や草花・・・そこに生かされている人間を知り、敬意と畏怖の念をもって対した結果でてきた風習、習俗、宗教といえるでしょう。人が生きる大元・・・なんて言えばおおげさかな。。。

この恵みに感謝し、安全を願う。ステキなことではないでしょうか。

そんなのはきれい事だと言われるかもしれません。
しかし、この気持ちがすべてをスタートさせる大切なものだと思っています。故郷は人を何故か安心させてくれます。

これから毎日ご祈祷です。
私に与えられた役割・・・キチンとこなしていきたいと思います。


寺年始の日

2010年01月04日 | 行事・お祭り

充分な雪に恵まれた浦佐スキー場!
いいなぁ~、自分も滑りたい・・・と思いながらも今日はそんな訳にはいきません。

毎年1月4日は千手院と普光寺の寺年始の日です。
4日は浦佐地区、5日は五箇地区をお寺側から檀信徒のお宅へ年始の御挨拶に伺う行事です。

お札を持った寺方が「ものもう!千手院年頭!」と大きな声で玄関に入ると、中にいる人は「ど~れ!」と言って出てくるのが習わしとされています。私が子供の頃は玄関に立派なお盆が用意され、そこには昆布や松などの縁起物が載っていて、そこに年始のお札を置いたものでしたが、最近はそんな光景はほとんど見られなくなってしまいましたし、「ど~れ!」と言って出てくる人もなくなりました。

逆に、何があったんだ???というような感じで出てくる方もいるほどです。
お寺の伝達不足なのかもしれませんね。

寺年始の仕方は県内各地で様々ですが、浦佐の場合は玄関先で年始のお札を渡し、挨拶を交わすだけの簡単なものです。中にはお宅に上がって仏壇でお経を上げる地域もあるようです。

簡単な挨拶ですが、浦佐中を歩いて回るので1日がかりです。終わる頃には足もパンパンになります。

しかし、今日は久しぶりに晴れ間がでました。
雪の中を歩くのとは大違い、気持ちも晴れやかで効率よく寺年始を済ませることができました。

大崎・五箇年始。

2010年01月03日 | 行事・お祭り

今日は昨日UPした礼の間で、大崎地区と五箇地区のお年始がありました。
外は「ぼったん、ぼったん」と音が聞こえそうな大粒の雪が降っていました。少し暖かくなって雪も水分が多くなったようです。

大崎地区や五箇地区は今では車で5分~10分程度の行程ですが、昔は皆さん雪の中を歩いてお年始に来て下さいました。(私はその頃、生まれていませんが・・・)

ですからお寺でお経を上げた後は、お昼を召し上がっていただいた風習が今に残り、大崎、五箇年始ではお膳にのせた「おとき」料理を出しています。

逆に、明日からは寺年始が始まります。
同じように五箇地区に寺年始に行くには、昔は歩いて行きました。ですからその際には、お返しのお接待をしていただいています。

「お互いさま」の精神ですね。

「時代が変わったんだから、今の時代に合わせれば。」と言われそうですが、確かにそう思う反面、無くしたくない風習でもあります。何かすごく大切な事のような気がするのです。。。


明けましておめでとうございます。

2010年01月02日 | 行事・お祭り

新年明けましておめでとうございます。
皆様のおかげで、ブログは今年で4年目に入ります。たわいもない事ばかり書いていますが、今年も宜しくお願い申し上げます。

暮れから雪が降り続き、今も降り続いています。

画像は千手院の礼の間です。
お年始用に飾りがされ、新年用の掛け軸、蓬莱山、御神酒などが用意されて明日の3日まで年始が続きます。1日が一番人がお見えになるのですが、事情があったりして今日もお参りにくる方があります。

ご本尊様、位牌堂お参りした後、この間で新年の挨拶を交わし、御神酒を飲んでいただいてお帰りいただくといった流れです。

今年はどんな1年になるでしょう。

私はよく「幹と根っこ」「バランス」という事を言いますが、その思いは今年も変わりません。あとは幹と根っこはしっかりとした土壌がなければ何の意味もありませんし、成長しませんよね。

お寺だから言う訳ではありませんが、この土壌こそが「宗教」「信心」だと思っています。何年も前に、ある著名な方が著書で「サムシンググレート」という言葉を使っていたのを思い出しましたが、私から見るとそれこそ宗教だと思います。言い方を変えているだけで、生命を生み出す、何か大きな存在は誰もが意識しているのかもしれません。

ですから、様々な現場で「これは宗教だから・・・」という理由で、いろんな大切なことが排除されていくお話しを聞くと少し残念な気持ちがします。「では宗教とは何ですか?」と問い返すと意外と答えられる人は少ないかも知れませんね。

確かに「宗教」を理由に問題を起こしている事例がたくさんある事も事実なので、致し方ないのかもしれませんが、残念ですね。。。

私を含めて、人はやはり良いときばかりではありません。
困難から這い上がろうとする時や、物事を成就しようとするには、強い信念と宗教心が必要だと思います。相談活動を続ければ続けるほど、その思いは増すばかりです。ただ、その信念、宗教心もバランスが大切だと感じていますが・・・。

良い土壌には良い木々が育ちます。
良い土壌とはいろんな生物が住んでいます。良いものと悪いものがちょうど良く混在しています。自然の世界を見ていると学ぶことがたくさんあります。

私の今年のテーマは、この土壌をもう1回、しっかり見直すこと。そして幹(身体)と根っこ(先祖供養)を強く、太くしていくことです。お寺の在り方を見直したり、向学心を持って歩みたいと思います。

本年も皆様からのご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。


ハッチョウガミ。

2009年12月11日 | 行事・お祭り

千手院のハッチョウガミです。

ハッチョウガミ???、お正月の注連縄に飾る縁起物で、よくホームセンターなどにいくとキレイにかたどられた切り紙が売っていますよね。あれと同じように考えてもらうと良いと思います。ホームセンターではハッチョウガミなどと書かれてはいませんが・・・。

千手院のハッチョウガミは型があるのですが、ハッキリとした歴史は分かりませんが、今の形は先代の老僧のころにできたものと思われます。何の疑いもなくズーッとこの型を守って、紙を切ってきました。

左の方には扇に「目出」とあり、右側には「鯛」が切られ、紙の端を持ってあげると「メデタイ」となります。それを注連縄にはさんで飾るわけです。

画像は大きいタイプの紙で、小さいサイズのものは「オトシダマ」がかたどられています。

これもお正月準備のひとつです。毎年のことですが、全部手作業で何百枚も切るので結構手間がかかるものです。いい年になるよう、心を込めて小刀を入れます。。。

阿賀町へ

2009年10月29日 | 行事・お祭り

すっかり色づいた銀杏。上手く撮れませんでしたが日を浴びてとってもキレイでした。

今日は阿賀町の文化福祉会館で檀信徒研修会という宗派の行事が行われました。昨日から準備をし、今日が本番でした。

お天気にも恵まれ、大きなトラブルもなく無事に終了しました。

毎年、秋に行われている大切な行事ですが、ここ2年ほど地震などの影響により開催できなかった事情があった分、今年は無事開催できて本当に良かったです。

そして今回は越後仏教青年会による和太鼓の披露もあり、私もメンバーの一人として参加させてもらいました。「こんなことやっている若い坊さんもいるんだなぁ~」と少しは感じてもらえたのではないかと思います。

少しずつ、地道でも、このような活動を続けていきたいと思います。


菊まつり間近!

2009年10月25日 | 行事・お祭り

毘沙門堂では、第24回魚沼菊花展・浦佐菊まつりの準備が着々と進められています。今年は10月31日から11月15日までだそうです。天地人効果もあり、今年は期間が少し長いそうです。

24回・・・すごいですねぇ。
毘沙門堂へ続く石畳の前に菊のアーチが飾られてどのくらいになるでしょうか?

アーチをくぐる際には菊の香りが漂い、とってもいい気分!
きっと満開のころにはもっと気持ちが良いのでしょうね。

今日も爽やかすぎるくらいの秋晴れ!
行楽シーズンもあり、毘沙門堂にもたくさんの観光客の姿が見えました。まだ菊まつりが始まってはいませんが、少しでも浦佐の良さを知っていただけたらうれしいですね。。。

浦佐でこれだけの観光客があるのですから、六日町や米沢、上越市の春日山などは相当賑わっているのでしょう。元気があるのはいいことです!

そして少しずつですが冬準備も始まりました。
鯉の池移し、雪囲い、消雪パイプの掃除、看板類の撤去などなど、お正月準備の他にもやることが山積みです。

せっかく菊まつりがあるので、あまり雰囲気を壊さないように、少しずつ手を加えていけたらと思います。

皆さん、是非浦佐の菊まつりにおいで下さいね~。。。


にいがた狼煙プロジェクト2009!

2009年10月17日 | 行事・お祭り


今日はにいがた狼煙プロジェクト2009。
朝、8時30分に千手院に集合し、城跡を目指して登り始めました。心配されたお天気も文句なし!快晴のスタートに、重い荷物を背負いながらも皆さん軽快そうでした。

山頂に到着してからは、狼煙を上げるために火をおこし、煙がよく立つように杉の枝降ろしをして準備を整えます。おき火も一段落すると、今年は私から浦佐城跡に祀る薬師様についてお話しをさせていただきました。

そうして時間を過ごしていると、浦佐城が狼煙をあげる時間が近づいてきました。
浦佐城は雷土城の狼煙を確認してから上げる予定になっていました。



さぁ、狼煙上げの開始です。大体11時30分ころ。奥に見える一番高い山は八海山。
相当の煙が出て空を舞いましたが、お天気は最高だったのですが、今日は風が強かった・・・、下の沢から吹き上げてくる風のせいで狼煙は横向きに流れてしまいました。

しかし、山の上でこれだけ火を焚いて、煙を上げることができるのは結構爽快なんですよ。



浦佐城・薬師様の会のBさん達が山上で豚汁を作ってくれました。
狼煙を上げたあとはおにぎりに豚汁、そしてで乾杯!!!やっぱり格別です。このために汗をかくようなもの???

そうこうしていたら、富山から来たというご一行も仲間入り。
きっと山の上の豚汁は最高だったと、勝手に思っています。

しばらくお楽しみの時間を過ごした後は、しっかりと消火をして下山してきました。昨年同様、火のあとは立派なケシゴ(炭)ができあがっており、なんかもったいないようでした。

また来年、やって欲しいと願います。
あ~でもない、こ~でもない、などと山談義をしながら、気がつくとみんなフラフラしながらの下山でした。

あの感動がふたたび!!!

2009年08月17日 | 行事・お祭り
2年前、新潟市の朱鷺メッセで15年ぶりの大規模な聲明コンサートが開催されました。

あの感動が更にパワーアップして、来年、平成22年2月4日に東京のサントリーホールで開かれることが決定いたしました。18時開場、19時開演予定です。

この度はタイトルが『千響』(せんきょう)。

和太鼓に著名な林英哲氏とそのお弟子達、サントリーホールのパイプオルガンと、我々の聲明が曼荼羅世界を作りだします。

新潟での『響愛』をご覧いただいた方は肌で感じていただけたと思いますが、この『聲明』の世界はなかなか言葉で表現しずらい奥深さがあります。皆さんお誘い合わせの上、是非一度ご覧になられることをお勧め致します。

私は前回は事務局でしたが、今回はイチ出演者として参加する予定です。
今回の僧侶は200名を予定しているそうです。『響愛』でもそうでしたが、お坊さん達は全部ボランティア参加です。

本物のお経の世界を体験できます。仏教、お寺、お坊さん、お経などに対する価値観が大きく変わる貴重な機会です。

わずか2年の期間をおいて再度このような試みができるのは素晴らしいことだと思います。今回の公演が成功し、さらに大きな流れ変わっていくことを期待します。

また、チケットなど詳しいことが分かりましたらブログにUPしますね。



お盆準備。

2009年08月06日 | 行事・お祭り
今年の夏風邪は少し時間がかかりました。
まだ、鼻水や咳が直らずに「楽でない」、だるい感じが続いています。

しかし、そうも言っていられません。もうお盆がすぐそこまで迫って来ています。
毎年恒例の盆灯籠作り、仏器磨き、境内の草刈り、また、今年は境内の池の修復作業などなど・・・仕事が山積みです。

今日辺りはお天気も良かったので、池の修復業者さんも仕事がはかどった様子でした。暑い中お疲れさまです。

暑くなるとミンミンゼミが元気になります。
今日も1日中、ミンミンゼミの勢いが止まりませんでした。やはりこうでなくては夏らしくありませんね。

この耳を覆いたくなるような蝉の声に負けじと、自分自身もパワーアップしなくては!!!