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千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

15年目の節目。

2010年09月17日 | 行事・お祭り
写真がなくてつまらないですが・・・。

今日は刈羽のお寺様で朝5時からの修行がありました。「潅頂(かんじょう)」といいます。
この修行というのはお坊さんのためのもので、一般の人は入ることが許されていません。昨日の晩からスタートしました。

本当は19日まで行われるのですが、私は自分のお寺の仕事が間に合わずに今日の夕方に帰してもらいました。

この潅頂というのは一言では言えませんが、お坊さんが正式な位をいただくのに必要な最高儀礼で神聖な儀式とでも表現すれば良いでしょうか・・・。

この儀式のお手伝いを平成7年からさせてもらい、今年で15年になりました。
おかげで若い世代のお手伝いも増え、世代交代して若い人を育てる意味で私は今年をもって一旦お手伝いを終了することとなりました。

普段では先ずやらない聲明や祭壇の荘厳、儀式、動き方、どれをとっても大変勉強させてもらった15年間でした。これは私の宝物になっています。そしてここで学んだことを普段のご祈祷や心配事相談などの活動でも活かしていかないと意味がありません。

また明日から気持ちを新たに頑張ろうと思います!!!

諏訪様のお祭り!

2010年08月26日 | 行事・お祭り


今年も諏訪様のお祭りがやってきました。
久しぶりに夕立があり、雨が上がった午後5時30分から浦佐城跡・薬師山をひかえた諏訪様の祠前で読経開始です。

朝6時から準備をし、皆さん夕方のお経にあいます。




読経後は会場を千手院の本堂に移して直会の開始です。各戸1人の参加です。




直会が一段落すると今度は盆踊りが始まります。このころになるといろんな方達が集まってきます。

太鼓の拍子と盆踊りの歌のテープを流しながら(笑)思い思いに踊ったり、お酒を酌み交わしたり、毘沙門さまの仮装盆踊りのような本格的なものではありませんが、ささやかに、楽しみながら過ごします。どちらかといったら飲んでいる方が多いかも・・・。



地区の子供たちもチラホラ姿を見せてくれました。また来年もよろしくね!

この諏訪様の例祭が終わると千手院の夏の行事は終了になります。
昼間は猛暑続きですが、夜になると秋の虫の音が少し聞こえるようになってきました。



浦佐仮装盆踊り大会

2010年08月15日 | 行事・お祭り
大切な伝統文化のひとつ、盆踊りが普光寺境内にて開催されました。

仮装盆踊り大会ということで、いろんな仮装をした人たちが大きな輪を作って踊っていました。画像はまだ踊りがはじまったばかりで人もよく見えませんが、この後、徐々に増えて賑やかさが増していきました。

「ヨイヨイサー、アーラララショイ!」と威勢の良い子供達の声も加わり、とても楽しそうでした。

今年はジャズのコンサートが同時刻に別の場所であったりしたので、人も少ないのかな-と思っていましたが、そんなこともなく、ご先祖を偲んで、楽しくお盆の夜を過ごせました。

私はというと1日中、お参りに出かけていたので夜にはヘロヘロ状態でしたが、何故か盆踊りを見ていたら気持ちがとっても休まりました。


お迎えの日

2010年08月13日 | 行事・お祭り

ご先祖さまをお迎えする準備がようやく整いました。
あとは少し小休止をして、3時すぎから歴代住職のお墓参りに出かけます。

今日はうっすらと曇り空・・・、少しは暑さをしのげて良かったです。

普段は静かな墓地もお墓参りの人たちやお花できれいに飾られ、1年に1回の賑やかな光景となります。

お盆のように日常の忙しさから離れて、目に見えない世界に思いを寄せることも大切なことです。。。




盆持(ぼんぼち)

2010年08月01日 | 行事・お祭り

いよいよ8月に入りました。お寺サイドから言えば、まさしくお盆の月がやってきたという感じです。例年より早くお盆に飾る盆灯籠が完成しました。今年は住職が2日間かけて制作しました。上部の色紙には「三界万霊」、下の白色のたれた紙には「精霊」と切ってあります。

今日は盆持(ぼんぼち)の日、お正月とこの8月に、お檀家さんが本尊様へ挨拶にくる日です。詳しくはHPにも載せてあるのでご覧下さい。

県内の他地域では盆参(ぼんさん)といっているところが多いようです。中にはお檀家さんが全員集まり、施餓鬼法要と護持会の総会をあわせて執り行っているところもあります。千手院もそうですが、浦佐のような盆持(盆参)は本当に極略なようです。

良いとか悪いとかは別にして、お料理をだすお寺さんも多く、お寺サイドは大変忙しい時です。大体7月の後半から始まり、8月の上旬までに盆参が終わり、お盆本番を迎えます。

境内の草取りや仏器磨きなど、お盆へ向けた準備で日々慌ただしくなってきます。。。

浦佐の夏祭り

2010年07月19日 | 行事・お祭り

今日まで浦佐の鎮守様、白山様の夏祭りでした。
昨日の御神輿、夜の花火大会をメインにして猛暑の中執り行われました。御神輿にも四方に四神獣の飾りがかけられ、境内に鎮座しています。

浦佐は三月三日の裸押し合い祭りが盛大なだけに、規模的には少し寂しい気もしますが、地域に密着して大切に伝えられているお祭りはとても有難い伝統文化です。

千手院の内鎮守様であり、神仏分離前までは毘沙門堂境内にお堂があり、千手院がお守りしていた歴史がある分、とても親近感があります。今はしっかりした宮司様がお守りしてくださり、近年は整備も進んできています。

こうやって、浦佐全体が盛んになっていって欲しいものです。

お祭り間近

2010年07月09日 | 行事・お祭り

もうすぐ浦佐の夏祭りです。
毎晩、白山神社の社務所では、若者達がお囃子の練習をしています。
千手院のすぐ裏手になるので、ピーヒョロピーヒョロ、ドンドンドンドン・・・と笛や太鼓の音色がよく聞こえてきます。

可能な日はホタルの観測に出かけますが、今晩は雨模様でいけず、そして明日からは東京方面へお棚経の手伝いに出張???してきます。しばらく帰ってこれないため、きっと帰ってくる頃にはホタルも終わりになっているでしょう。少し残念です。

今年で東京方面のお棚経の手伝いも22年目を迎えました。月日がたつのは本当に早いものですね~。



『白秋苑』定例合同供養法要

2010年06月01日 | 行事・お祭り

今日から6月、衣替えの季節となりました。

お坊さんの法衣にも夏物と冬物がありますが、私はまだ夏物に完全に移行していません。

今日は午前中に永代供養墓『白秋苑』の合同供養法要がありました。
とても爽やかな1日で、湿度も低く、気持ちよい風が祓川をつたって流れ、気持ちよくご供養ができました。

こんな日は山にでも行けば最高だろうなぁ・・・と感じつつ、午後にはご祈祷、相談事もあり、きちんとお勤めさせていただきました。

新緑に、風に、水の音に、花や、蝶や、鳥たちなど生き物の活動は活発で、目を閉じて深呼吸すれば自然界の大きなエネルギーを肌で感じられる季節です。パワーをたくさんいただいていきましょう!

最高の薬師様山頂祭!!!

2010年05月08日 | 行事・お祭り


今年の薬師様山頂祭は最高のお天気と土曜日という条件がそろい、例年になく賑やかで楽しいお祭りでした。
残雪の越後連山も八色原も魚野川も、前日雨が降ったおかげで緑が一層輝きをまし、水分を得たブナの新緑、カタクリは終わりに近かったですが、花を咲かせ始めたイカリソウ、オオイワカガミ達が華やかに迎えてくれました。

そして、今年はなんと上杉二十五将のひとりで、浦佐城で生まれたと云われている水原(大関)親憲公の子孫という方が、わざわざ東京からお参りに来て下さって、山にも登っていただきました。

その方の親は浦佐に住んでいて、子供のころから「先祖様は浦佐城主だった」と聞かされていたそうです。

浦佐の皆さんも大喜びでした!!!



二の丸の薬師様の祠前につくと、祠前に信者さんから背負ってもらった薬師如来像を安置し、御神酒やお供物、山菜類などを供えて読経します。

今年も浦佐の人たちが心身ともに健康でありますように。
そして多くの山の恵み、里山の恵みが美味しいコシヒカリを育て、清流を作り出して魚たちを育てて欲しいとお祈り申し上げました。

皆さん祠前につくと一息ついて、画像右下にある鐘をならして「着いたよー」と合図をします。山の上だからか、この鐘が浦佐中に響くようです。



今年は土曜日だったため、お子さんが大変多くお参りにきてくれました。
こんなことも学校ではできない・・・ホラ貝にチャレンジ!!!さすが子供です。飲み込みが早く、最後の方には音がでるようになっていました。

「あそこが家だ」「父ちゃんいるかなぁ~?」山の上から「父~ちゃん!!!!」と大きな声をあげている。こんな経験はいつかきっと役に立つはずだと私は信じています。意外と無意味と思えるものの中に大切なものはあるような気がします。時には合理的、科学的でなくてよいんです。

それにしても楽しい1日でした。
来年もかくありたいものです。

春分の日

2010年03月21日 | 行事・お祭り
今日はお彼岸の中日、いわゆる「春分の日」ですね。

他のお寺などは中日法要、または彼岸法要などといってお寺の本堂で供養をするところもたくさんありますが、千手院では担当地区の各戸をお参りして歩くため、そのような供養会は行っていません。

中日法要をしないのですか?と質問をされる事もあるのですが、先代老僧がある程度の時間を確保してお参りに伺い、檀家さん方とのコミュニケーションを最重要に考えていたので現在のような形になりました。私も同意見ですので現時点では今のシステムを変えるつもりはありません。

よくお盆などには、玄関を開けるとお経を上げ始め、仏壇の前に座りローソクとお線香に火をつける頃にはお経が終わって、挨拶もほとんど交わせず、お茶の1杯もいただかずに次のお宅へお参りにいくお寺のお話を耳にすることもあります。お檀家が多いお寺さんは仕方ないのかもしれませんが、はたしてそれでよいのだろうか?と考えさせられます。

しかし、今朝は黄砂がすごかった・・・次に雨が降り始め、少し見通しがよくなってきたかと思うと風が強くなり、夕方からはみぞれ交じりの空模様です。やはり季節の移り変わり目なのか安定しませんね。

そうだ・・・龍馬伝が始まってしまいました。福山さんカッコイイですね~。。。早くテレビをつけないと。