CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】ダンケルク

2017-09-12 21:07:18 | ドラマ映画テレビ感想
えらい前評判が高かったので、見てまいりました
ダンケルク海岸からの撤退戦を描いたといえるか、
実際は、撤退していく様子を説明もなく、
うろたえる兵士たちを見つめるだけと
大変不親切で、不気味な映画でありました
なんだか見ているだけで、力が入ってしまって
気が抜けない濃厚な時間を過ごせたのであります
見終わって、えらい疲れた、くたびれたのであった

陸から撤退する堤防の情景、
空から海岸線を守るためにやってくるスピットファイア隊、
ダンケルクへ救出に向かう民間船
この3つのシーンが、ちょっとずつ前後しながら
映画は進んでいくのでありますが
まぁ、何せ説明が何もないうえに
台詞もほとんどないから、正直、この戦争のこと知らない私にとっては
何が起きてんだか、さっぱりわからんと
最初のうちは、ただただ、逃げ惑い
どうやら撤退しているんだということがおぼろげにわかるんだが
この撤退が、なんというか、空から襲われたりするし
舟は足りてないしと、酷い有様だと
情景から確認できて、さらには、乗り込んだ船が沈められたりとか
もう、なんだ、ずっと低重音で、不穏すぎる音楽が鳴り響いていて
なんというか、凄い疲れるのである
ああ、死ぬ、今度こそ死ぬ、もう駄目だ
そう思わされるような映像と音楽とで、
追い詰められていく様を体験できてしまうのであります
なんで、映画見て、こんなにストレスを受けないといけないのだ

そんな感じで進みつつ、撤退の恐怖と、
戦うものの虚しさでもないが、かっこよさ
特にスピットファイアがかっこよすぎるという
このあたりがステキでありまして、
また民間船が撤退に協力するところも
最初よくわからなかったけども、
戦争に対する民間人の怒りというか、誇りのような
尊敬を覚えるかっこよさが伝わってきて
凄いなと、本当に感動したのでありました
あと海軍大将がまた、男気すばらしすぎてため息が出るほどであった

撤退が勝利であったという話なんだが
実際はどうだったか、あの様子が勝利と呼ぶ何かだったのか
そういうことではないのか、
緊迫を強いられて、恐怖を植えつけられるような映像と音に
なんとも満足な映画だったと思うのであります
第二次大戦のヨーロッパ戦線については
本当、知らないことばかりだなと改めて思い知る


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