秋霜 作:葉室麟
久しぶりに骨太の時代小説でした
面白かった、厭世的ではないんだけども、
突き放した感じの生き様、
武士のそれぞれの言い分と死に方をさらり描いていて
現世からでは没交渉めいた矜持が見え隠れして
凄くよかった
領主としての武家、武士とはといったことについて、
領民の暮らしを助けることだと
これを是とし、明らかとした立場からの小説で、
そこにそぐわぬ統治者や、
立場において責任を果たさぬものについて、
なかなか、考えさせられるところでありました
ちょっと、時代劇すぎているというか、
悪いやつが一方的に悪すぎたのは、
なんともはやというところでありましたが、
物語なんだからそりゃそうだろうというところ
本筋は、そこではなくて、
それに対して、そうではないという精力と
その方向とは違う、第三の道を探すというテーマが
見事であったように感じたのでありました
淡いロマンスもありつつの、
それよりは男たちの生き様、しかも終わりの、
責任の取り方なんて姿をいくつか描いていて
それぞれが、それぞれの矜持に従っていて
どれがよいとか悪いとかという
軽々しいものではないのが、ステキでありました
正直なところでは、最近疲れているせいか、
ここまで厳しく、それでいてわずかな希望で終わるというのは
なんというか、すかっとしない、
なんとも気が晴れないと感じてしまったのだけども、
考えるまでもなく、作者の作風であって、
これを楽しまずにどうするのだなんて
思ってしまったのであります
生きるというよりも、生きたという姿を見せて、
だけども生きるのが…みたいな感じ、
好きなんだけども、なかなか、ドラマとかで見ても
すきっとしないから流行らないだろうなと
感じてしまうのでありました
いい話なんだけどなぁ
そんなわけで、極めて厳しいものをさす秋霜に例えた、
世間や、なにかれに関する仕置きについて書いた
小説であったように読んだのです
久しぶりに骨太の時代小説でした
面白かった、厭世的ではないんだけども、
突き放した感じの生き様、
武士のそれぞれの言い分と死に方をさらり描いていて
現世からでは没交渉めいた矜持が見え隠れして
凄くよかった
領主としての武家、武士とはといったことについて、
領民の暮らしを助けることだと
これを是とし、明らかとした立場からの小説で、
そこにそぐわぬ統治者や、
立場において責任を果たさぬものについて、
なかなか、考えさせられるところでありました
ちょっと、時代劇すぎているというか、
悪いやつが一方的に悪すぎたのは、
なんともはやというところでありましたが、
物語なんだからそりゃそうだろうというところ
本筋は、そこではなくて、
それに対して、そうではないという精力と
その方向とは違う、第三の道を探すというテーマが
見事であったように感じたのでありました
淡いロマンスもありつつの、
それよりは男たちの生き様、しかも終わりの、
責任の取り方なんて姿をいくつか描いていて
それぞれが、それぞれの矜持に従っていて
どれがよいとか悪いとかという
軽々しいものではないのが、ステキでありました
正直なところでは、最近疲れているせいか、
ここまで厳しく、それでいてわずかな希望で終わるというのは
なんというか、すかっとしない、
なんとも気が晴れないと感じてしまったのだけども、
考えるまでもなく、作者の作風であって、
これを楽しまずにどうするのだなんて
思ってしまったのであります
生きるというよりも、生きたという姿を見せて、
だけども生きるのが…みたいな感じ、
好きなんだけども、なかなか、ドラマとかで見ても
すきっとしないから流行らないだろうなと
感じてしまうのでありました
いい話なんだけどなぁ
そんなわけで、極めて厳しいものをさす秋霜に例えた、
世間や、なにかれに関する仕置きについて書いた
小説であったように読んだのです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます