漆の実のみのる国 作:藤沢周平
読みました
あれ?え?終わり?
そんな感想をもってして読み終えた次第であります
舞台は米沢藩だったと思う(早くもあやふやかよ)
来年の大河の主役直江様が切り盛りした米沢藩の
だいぶ後ほどのお話
老中水野忠邦だった頃だそうで、その時
上杉鷹山というとても優れた名君がおったそうなんだが
その人が、優れた手腕を奮う少し前から
なんと、ふるい始めたあたりで終わる
つまり、奮っていないので、ずっと低迷して苦しんで、どうしようもない
この小説打ち切りだったんじゃないか?
そう思って読んだのであります
ともかく、藤沢周平だから剣豪物というか
剣客浪漫ものとか、人情侍ものかしらと期待していたのが
見事に肩すかしでありました
ともあれ、また江戸時代という
ちゃんと勉強しなおさないといけない頃の
ステキな読本だったと、最終的に納得したのでありますが
内容はともかく暗い、そして、爽快感のかけらもない
なんだろう、たんたんと苦労していく政治家達を書いている
うわぁ、そんな感想ばっかりなのであります
何かよいことをすると、すぐに天災がきてにっちもさっちもいかなくなる
人も荒む、やがて優秀だった部下達もちりぢりとなっていく
落ち込む鷹山、でも頑張る、頑張って、頑張って
本当に、最後の最後に、もしかしたらうまくいくかもしれないね
いや、うまくいったらいいよね
というお話が見えてきたくらいで終了という酷い有様
藤沢周平という小説家の作品を
短編集でしか読んでなかったので知らなかったんだが
こんな作風だったのか、それともこれだけ特殊なのか
わからんのでありますが、ともかく
壮大な夢とそれに向かう志
それらが政治家には必要で、それぞれをなすためには
やはり金が絶対に必要だ、大きな投資をしてこそリターンがあるのだ
そういう藩をやりくりする政治が見えて
それはそれで面白いジャンルのお話でありました
惜しいというか、残念だと思ったのは
苦悩する姿ばかり描かれていて、具体的な政治風景は
あまりでなかったことであります
まぁ、説教臭くなるだけだからいらないといえば
要らないんですが、個人的には見たかった
特に、恩師と仰いだ、細井平洲先生を藩に招聘したんだが
そのときの様子がまったく描写されてない
残念で仕方ない、余談だが
平洲先生は、うちの実家の地域の名士なんだ
この小説読んで、初めて、こんなに凄い人だったのかと驚愕した
さて、そんな先生が高いお金で雇われて
その高い金はなんとするかと、怒り狂った家臣の一人に
また凄い剣豪がいて、それが斬りつける騒動が起きたらしいんだが
そういう話は、まったく描写されない
さらっと、そんなこともあったとかそういう具合
なんだよ、そういうの書いてよ
と、まぁ、期待と剥離したのは仕方ないのですが
それなりに面白かったのでありました
この頃の政治家は凄いな、信頼できるのだなとか
思ったりもしたんだが
これだけ読むと、上杉鷹山という人が
本当に名君だったか怪しいじゃないかとも思える
そんな作品でありました
読みました
あれ?え?終わり?
そんな感想をもってして読み終えた次第であります
舞台は米沢藩だったと思う(早くもあやふやかよ)
来年の大河の主役直江様が切り盛りした米沢藩の
だいぶ後ほどのお話
老中水野忠邦だった頃だそうで、その時
上杉鷹山というとても優れた名君がおったそうなんだが
その人が、優れた手腕を奮う少し前から
なんと、ふるい始めたあたりで終わる
つまり、奮っていないので、ずっと低迷して苦しんで、どうしようもない
この小説打ち切りだったんじゃないか?
そう思って読んだのであります
ともかく、藤沢周平だから剣豪物というか
剣客浪漫ものとか、人情侍ものかしらと期待していたのが
見事に肩すかしでありました
ともあれ、また江戸時代という
ちゃんと勉強しなおさないといけない頃の
ステキな読本だったと、最終的に納得したのでありますが
内容はともかく暗い、そして、爽快感のかけらもない
なんだろう、たんたんと苦労していく政治家達を書いている
うわぁ、そんな感想ばっかりなのであります
何かよいことをすると、すぐに天災がきてにっちもさっちもいかなくなる
人も荒む、やがて優秀だった部下達もちりぢりとなっていく
落ち込む鷹山、でも頑張る、頑張って、頑張って
本当に、最後の最後に、もしかしたらうまくいくかもしれないね
いや、うまくいったらいいよね
というお話が見えてきたくらいで終了という酷い有様
藤沢周平という小説家の作品を
短編集でしか読んでなかったので知らなかったんだが
こんな作風だったのか、それともこれだけ特殊なのか
わからんのでありますが、ともかく
壮大な夢とそれに向かう志
それらが政治家には必要で、それぞれをなすためには
やはり金が絶対に必要だ、大きな投資をしてこそリターンがあるのだ
そういう藩をやりくりする政治が見えて
それはそれで面白いジャンルのお話でありました
惜しいというか、残念だと思ったのは
苦悩する姿ばかり描かれていて、具体的な政治風景は
あまりでなかったことであります
まぁ、説教臭くなるだけだからいらないといえば
要らないんですが、個人的には見たかった
特に、恩師と仰いだ、細井平洲先生を藩に招聘したんだが
そのときの様子がまったく描写されてない
残念で仕方ない、余談だが
平洲先生は、うちの実家の地域の名士なんだ
この小説読んで、初めて、こんなに凄い人だったのかと驚愕した
さて、そんな先生が高いお金で雇われて
その高い金はなんとするかと、怒り狂った家臣の一人に
また凄い剣豪がいて、それが斬りつける騒動が起きたらしいんだが
そういう話は、まったく描写されない
さらっと、そんなこともあったとかそういう具合
なんだよ、そういうの書いてよ
と、まぁ、期待と剥離したのは仕方ないのですが
それなりに面白かったのでありました
この頃の政治家は凄いな、信頼できるのだなとか
思ったりもしたんだが
これだけ読むと、上杉鷹山という人が
本当に名君だったか怪しいじゃないかとも思える
そんな作品でありました
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