米長流急戦矢倉
後手番の戦法だからというわけでもないが、
最新棋譜が後手だったので、発現は4四に銀が出たところになっている
話によると、先手でも普通に出せるようなので、以下説明は先手番で記します
相手方の動きは関係なく、居飛車戦法ながら飛車位置も問題ないらしく
玉が6九、その両肩に金(7八、5八)、その上部の歩はそれぞれついておいて(7六、5六)
角は動かないままで、左銀が7七から6六へ出ると発動
数少ない、狙ってなくても出すことができた戦法カードなんだけども、
居飛車で、なんとなく突然攻めたくなったとき、両銀をがんがん前へと進めていくと
自然と出てしまう感じだった
両銀がお出かけしてしまうので、陣営の弱体化がはなはだしく
飛車打ちに滅法弱いので、始まったら攻め倒していくしかないと
腹をくくってとりにいったのでありました
説明によると角頭が弱点になるそうなので、
戦法カードをとることだけを考えるなら、6六に出た銀を次の手番で7七に戻すと
その後は普通の矢倉戦として闘っていけるようにも思う
上級者相手には絶対できないが、カードをとるための低級将棋ならできる
ただ、両銀で攻めるというのは思いのほか破壊力があるので、
よくわからんが勢いで押し切って、角を生かした斜め棒銀を仕掛けていっても
勝てたりしてしまう、かもしれない
狙って出しやすいカードでもあると思う
米長先生のことは好きで仕方ないんだが、その戦法を使いこなすとなると
泥沼も持さぬ覚悟なり、罠なりが必要なんだろうと思うが
往時を知らないので、中原先生との対局でも眺めてみないといけないと思ってしまう
せっかくだから、米長先生の肖像でアイコン作って欲しかったと思うんだが
何かあるんだろうか、米長先生だし恨まれたりするんだろうかと
いらんことを考えてしまう