CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

しがらきやきⅡ 大西忠左と勅旨の名工たち

2012-10-15 22:15:15 | 陶磁器を探す旅と名物
今年もいってきた「信楽焼祭」
まぁ、祭のほうは例年どおりというか、
陶芸の森の技術展示もあんまり代わり映えしなかったから
残念でありましたが、それはそれ、
若手作家さんのあれこれを見るのは
大変面白いものでありまして、たっぷり堪能したのであります

それはそれとして、久しぶりに陶芸の森の陶芸館にいきまして、
そこでやっておりましたタイトルの内容
「しがらきやきⅡ」を見てきたのでありました

勅旨という信楽のある地域にて、小物というか、
細かい手仕事の陶器があるということを
展示で見せるという内容でありまして
特にそこの名工に数えられる「大西忠左」
その人の作品それこれを見てきたのであります

細かい仕事というのも一つ見所としてありましたが、
その精力あふれるというか、挑戦しているという姿勢、
作品群の多様さに結構感心というか、感激したのでありました

特にこの人が作ったというわけでもないんでしょうが、
伊羅保釉という、聞いたこともなかったそれで、
いくつかの作陶が見られましたが、
それよりも、いかに裏漏りしない急須を作るかと
その注ぎ口の形や、創り方に相当の尽力をされたんだそうで、
お湯さしというか、急須なんだろうけど、
俺の頭はおろか、でんすけスイカくらいの大きさがあるそれに、
常滑急須の小さいやつみたいな注ぎ口がついてて、
実際の注いでいる動画によれば、確かに漏れない、すげぇ、
あんなでかいのに、ちゃんとお茶出てる(そこか)

そんなことを感心しながら、
あひる口ならぬ、ペリカン口なる注ぎ口やら
あれこれ出てきて大変楽しかったのでありました

ミニチュアの置物でも、ちゃんと水が出るように創ったりとか
根っからの職人というか、作り手のようでして、
こだわったそれこれがいくつも出てきて
凄い人だなと、年齢とか関係なく
挑戦を続けるという姿勢が
まさに作品から伝わるという恐ろしいことで
心の底から感動したとは
こういうときに言うのかと、感心しきりだったのでありました