CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~

2012-10-08 19:57:50 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜スペシャルドラマ「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~」
全5回を全部録画して、ちゃんと見終わりました
面白かった、久しぶりに骨が太かった

終戦から、昭和の勃興期といっていいのか、
ちょっと昭和史の勉強ちゃんとしなおさないとというか、
そこの勉強が一番重要じゃないかと
改めて思わされたりしながら、非常に面白く見守りました

いつものとおりで、一方向から見ることとなってしまい
褒めてしまいがちでありますが、
吉田茂というか、あの頃の交渉というのが
どういう背景で行われたか、マッカーサーって、
実際どんな人だったんだろうかなとか
そんなことをとりあえず学んだ気になったのであります

見ていて、一番驚いたというか
自分に驚いたのですが、同時代を描いた「白州次郎」の話を
ぜんぜん覚えていやしないということでありまして、
あれをもうちょっとちゃんと覚えてたら、
もっと面白くこのドラマ見られたんじゃないかとか
反省しきりでありました
序盤の重要人物である、近衛さんにおいては、
野村萬斎さんを起用して、以前白州次郎で見たときよりも、
シャープで、ちょっと若く見えすぎる(実際年齢はさておき)、
そんなところもありましたが、
過剰とも思えるような狼狽ぶりの部分は、凄いな、
これはどうとしようもないなと思うほどで見事でありました
ステキすぎた

あとは、昭和の政治劇をわかりやすく見せてもらったと
考えるところでありました

しかし、考えさせられるというか、これをこのタイミングで、
というあたりが狙ったのか、そうでなかったのかと
そんなことまで疑いたくなるところでありますところ、
友愛の精神はあのようにはぐくまれたというところなり、
安保というのがどういう出来合いなのか、
それをどうするというのは、再軍備が前提なのかとか、
そのあたりはちゃんと原典あたらないと
酷い赤っ恥をかくんでしょうが、
興味深いところでありました、
結局は、劇中の、どれが本音で建前かわからなくなるという
次郎の言葉それそのままなのかという感じで、
政治劇も実際、どれが本当なのかは、物語でしかなくて
どういうやりとりがあって、どうだったかは
まるでわからないんだな、
というか、これだけ現代ので複雑だとすると
歴史学ぶのは、ちょっと、途方もなさすぎるなとか
なんか、一つ、あきらめを覚えてしまうほど
軽く触れるだけで濃密な内容であったように思うのでした

まぁ、そういう小難しいところが見たいドラマではありましたが、
それとは別に、小りんとのかけあいとか、
結構コミカルに描かれているところも見所満載でありました
あんな後添いさんがいたらいいなぁとか
真剣に、添いものがいない段階から考えてしまうくらい
見事だなと思えたのでありますけども、
なんというか、昔はそういうもんだったと聞いたことがあると
うっすら思い出して、このあたりもなかなか
時代が進んだ、変わったのか、創られたのか
わからないままに思わされたのでありましたとさ

昭和史はもう少しあれこれみたいと思うので、
是非、鳩山から角栄にいたるあたりまでを
なんとかやってもらえんだろうかなと
願ってしまいます、その頃は私も生まれてた気がせんでもないですが
せっかくなので是非にと