ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




Xでは書ききれませんので、こちらで(笑)。

ミニモーグは、さらに下方優先といって、ある鍵盤が押されている時、それよりも上の音を押しても発音しません(うんともスンともいわないのです)。

逆にある鍵盤を押していて、それより下の鍵盤を押すと、上の鍵盤は自動的にキャンセルされて、下の鍵盤の音が発音します。

この性質は、例えば、上行形のスケールやフレーズを弾くのが難しくなるのが一つあります。

つまり、下の鍵盤が上がり切っていないと、上の音が鳴らない為、きちんと独立した指の動きが求められてしまうのですね。

これができていないと、明らかに、リズムが変な感じになります(ほんと、僕もいつも注意しています(笑))。

 

また、逆に上の鍵盤を押さえたまま、下の鍵盤を弾いたり離したりすると、その合間に上の鍵盤の音が鳴ることになりますので、一本の手では絶対に弾けないような高速のフレーズを作ることもできます。

さらにこれにポルタメントを加えて、音の移動が電気的に滑らかになりますと、・・・もうこれは、アナログモノフォニックシンセの、いやいや、ミニモーグの独壇場なのです。

この奏法は、厚見さんがよくやられていますが、……いやあ、なかなかあんなにいい感じにできないのですよ(笑)。

 

ミニモーグ、奥が深いです。

ほんと、単音しかでないのに(それがいいんですけど(笑))

 

ちなみに、Googleに「ミニモーグ」と検索ワードを入れますと、

右に出てくる写真のうち一枚は僕のミニモーグですし(笑)、僕HP内の記事「minimoog Maniac」もかなり上で出てくるかと思います(笑)。

 

さあ、マニアの仲間入りはいかがですか(笑)?

 

ではー。



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