こちらのお弁当屋さんは、お母さんと、息子さん、その他数名のお雇いさんで賄われてると思うのですが、
いつも表だってレジにたって、ご飯を詰めてくれるのは、お母さん。
鳥の唐揚げ、鳥の竜田揚げ、鳥の塩麹焼き、チンジャオロース、麻婆豆腐、カツ丼、鮭、ハラス、サバ、鱈の西京焼き、鱈の唐揚げ、幕の内、チャーハン、豚のピリ辛炒め・・・etc
毎日、20種類以上のお弁当が、「作って」並んでいるのです。あったかご飯は、ジャーからよそってくれます。
今日、いつも通りに
「こんにちはー」
「はい、こんにちは」
のあとに、
「・・・お母さん、このおかずは、毎日何時頃から作っておられるのですか?」
と伺いました。
すると
「そうですねえ、四時半くらいからでしょうか」
「え!?朝の四時半ですか?」
「起きてから、ほとけ様とかやって、それからですから、(厨房に)下りてくるのは、四時半くらいになっちゃいますねえ」
「うわー、すごい。いつも何時にお休みになるんですか」
「十時半には寝ます」
「でも、十時半に寝て、四時半にはお料理始めてるんだと・・・」
「でも、毎日、五時間は眠れてますよ」
毎日5時間だと、僕は、さすがに眠くて・・・。どこかで、もう少し寝ておかないと、と思ってしまうのですが。
「・・・凄いですね。」
というと、
「いえいえ、みなさんのお蔭ですよ」
と仰っておられました。
今日は、お弁当が一段とありがたく感じたのでした。
まだとっぷりと暗いうちに起きられて、そしてまず、
「ほとけ様とかやって」
というのがいいですね・・・。
お母さんの、お人柄がみえるようでした。
お陰様で、今日もがんばれました。
また来週のお弁当も、楽しみです。
いつまでもお元気で、美味しいお弁当を作って頂きたいです。
ではー。