少し前の話ですが、実家のお祭りに行ってきました。
鬼のひしゃくで頭を叩かれると1年間健康で過ごせるという言い使えが。
でも小さな子供は泣きまくりです。
獅子舞もいます。
お酒で足元が怪しいですが・・・。
岐阜県の指定重要無形民俗文化財になっているだけあって、近隣の地区からも多くの人が訪れ、普段はひっそりとした山里もこの日ばかりは人が溢れかえります。そういえばこのお祭り、「男はつらいよ 第44作寅次郎」の最後のシーン(確か・・・)にも登場しているんです。
最近では、お祭りに参加できる人を確保するために日曜日に開催されるようになりましたが、自分が子供の頃は日付が固定されていました。その日は小学校や中学校も休みになるため、毎年お祭りの日を心待ちにしていたのを思い出します。お小遣いをもらって、金魚すくいなどの屋台をまわるのも楽しかったんですよね。
自分は高校を卒業してからすぐに実家を出てしまったため、残念ながら直接お祭りに参加したことはありません。そのため、お祭りを支えている同級生の姿などをみると頭が下がる思いです。茶髪をなびかせながら「杵ふり踊り」を踊る若者にしても、みんなで揃って踊るために、お祭りの何日も前から練習を積んでいるはず。昔からの田舎のお祭りというと、打算的な部分が無く、地元の人の心意気のみで支えられているせいか、観ている側も元気になれるような気がします。
ところでお祭りというと、多くの親戚や友人が訪れ、飲んで食べて騒いで楽しむという部分もあります。きっと、これも重要なことなんですよね。特に田舎では法事やお祭りなどを大切にしますが、これは「人が集まる」という部分に重要な意味があるように感じます。遠くの親戚など、普段はなかなか会えない人や、家を出て暮らしている人も法事やお祭り等の際には顔を出してくれますし、「人が集まる」という部分が主たる目的のような気がするほどです。