自己満日記

最近疎遠になっている方への情報発信のため、
また、低下した自分の記憶力補助のために気づいたことを記録します。

読み書きそろばん

2009-02-12 22:51:28 | Weblog
理事長系4社に66億円 漢検協会、業務委託など(共同通信) - goo ニュース

漢字検定といえば、漢字の読み書きや熟語の意味といった誰もが受験しやすい試験ということもあり、今や受験者が年間約270万を超える非常に有名な試験。
テレビのクイズ番組でも、「漢字検定○級の問題」といった形で取り上げられることも多く、非常に身近な印象を受けます。
さらに最近は就職や受験に有利という話もあり、年々受験者も増えているとのことです。

その中で今回発生した問題。
どうやら、過大な利益や、理事長親子の関連会社との不明瞭な取引が問題となっているようです。
でも受験者数も毎年公開されている上に受験料まで決まっているとなると、収入もかなり解りやすい訳で利益なんてすぐ解りそうな気がします。
おまけに理事長親子の関連会社との取引なんて、監査が入ればすぐにバレそうですけどね。
昔から「読み書きそろばん」と言われますが、読み書きを主催する協会でもそろばんは駄目だったってことなんでしょうか。

でも本当に読み書きもできていたのでしょうか。
日本には以前からたくさんの四文字熟語というものがあります。

・悪事千里
・因果応報
・自業自得

などという試験の問題にも出てきそうな言葉があるというのに、さっぱり理解できてないんですね。
その他、漢字の由来や熟語から学ぶことは多くあります。

ちなみに毎年年末に清水寺で発表される今年の漢字。
これも漢字検定を主催している財団法人日本漢字能力検定協会が一般から公募しているそうです。
まだ記憶にも新しい昨年の漢字はというと「変」でした。
理由はというと、アメリカに代表される「変革」、世界中の金融情勢や、食意識への「変化」だそうです。
さらに「明るい未来に向かって、世の中や自分達が新たに変わっていく年であり、これからも変わっていきたい」
という意見もHPに載ってました。

試験を主催して利益を得るだけではなく、組織自体の考え方が「変」わっていくことを強く望みたいものです。

三国志男

2009-02-08 07:12:01 | Weblog
先日「三国志男」なる本を購入しました。

昨年の年末、映画「レッドクリフ」が公開され、さらには「三国志検定」なるものまで登場し話題となっている三国志。
小説では吉川英治の「三国志」、マンガから入った人は横山光輝のマンガ「三国志」と非常に有名な作品があり、昔から誰でも知っている有名なお話です。

ちなみにPCやファミコン以降のゲーム機にも、光栄(メーカ)の「三国志」というシミュレーションゲームがあり、詳しい人も多いはず。
かく言う自分も、昔ファミコンの三国志をするために、吉川英治の小説(全8巻)を読破したという過去を持ちます。
とにかく登場人物が多い上に似たような名前の人が多くて、一度本を呼んでおかないとゲームを進める上でどんな人物なのかさっぱり解らないなですよね。
そこで三国志にハマってすでに20年。あれから何冊三国志関連の本を読んだことでしょう。

と前置きが長くなりましたが、先に登場した「三国志男」なる本。
タイトルの「男」から解るように、所謂オタクっぽいと呼ばれる、かつてはひきこもりの筆者が体一つで中国の三国志ゆかりの地を旅するという内容です。
この本、三国志好きな人が読むと思わず「ぷっ」と吹き出してしまうような文章が満載。
文章も決して難しくなく、いやむしろ好き勝手な感想が綴られているため、何も考えずに読むことができます。
逆に三国志を知っている人でないと、どこが面白いのかさっぱり解らないくらい。(ゲームの三国志を知っていると更に笑えます)

内容はというと、まず冒頭のチェックに「山に登るとふもとを敵に囲まれて水の手を絶たれないか心配である」なんて文章があったりして、
思わず「馬謖(ばしょく)じゃん」なんて笑ってしまいます。
この文章の意味がすぐに解った人、間違いなく三国志好きですね。 (ちなみに「泣いて馬謖を斬る」の元となった戦いです。)

という訳で、普段読んでいる推理小説や歴史小説と比べると全く異質の本ですが、たまには何も考えずこんな本を読むのも面白いものです。