新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

坪山-花はいっぱい、こんなにきつかったっけ?

2014-04-29 | ハイキング・登山

今日は天気予報があまりよくなかったので、どうしようかと思ったが、また延期にしてもいろいろ都合をつけるのが大変なので、予定を九鬼山から変更して、ヒカゲツツジが見ごろという上野原の坪山に行くことにした。

九鬼山は富士山の展望がメインテーマだが、今日は展望が見込めないし、皆さんまだ坪山には行ったことがなかったし、近いので選んだのだった。

一本早い電車で上野原に行くつもりだったのだが、分倍河原乗り換え立川から中央線に乗り換える予定を高尾まで直行したら、一本後の電車になってしまった。

それで8時8分に上野原について、8時半の定期バスで行くつもりだった。駅を降りてみると坪山方面に行く人が団体で並んでいた。私たちもそのあとに着いたが、臨時バスは定員で乗れず、次のバスにされたが、ちゃんと座れるようにしてくれて、楽だった。狭い駅前をちゃんとまがって反対方向に進むのだから大したもの。

私たちは、八ッ田(やった)で下りたのだが、そこで下りたのは私たちだけだった。最近のブログでは此処のトイレが長蛇の列だったと書かれていたので、拍子抜け。

天気予報が午後雨がぱらつくというので、少しでも近い次の御岳神社のバス停で降りたのか?それとも別の松姫峠にでも行ったのか?

私たちはゆっくりと畑の中をカタクリあるのではないかと探したり、あたりの風景を楽しみながら、歩いて行ったが、御岳神社からの合流点には気づかず、誰もいない登山道を歩いて行った。畑を抜けると川沿いになり、橋を渡ると登山道は急になってきた。そういえば準備運動忘れてしまった。

藁に巻かれた枝垂桜

古い登山道などから集められたという地蔵群

登山道

新しく付け替えられた橋を渡る。

黄土色の粘土質の底の渓流、上野原でいただいた地図を見たら橋の横に黄銅鉱跡という案内が書かれていた。

ヒトリシズカ

つくばねうつぎ

結構、急な岩の多い山道を登って行くと、イワウチワ群落と書かれた小さな標識が建っているが、そのあたりには葉はあっても花はなかった。さらに登って行くと咲き残りのイワウチワが少しだけ見られたが、ロープの向こう側に咲いているものが多い。

ミツバツツジ

イワウチワ

ところどころミツバツツジの花殻が落ちていたが、もうほとんどこのあたりのミツバツツジは終わっていた。

それからさらに進むと、ヒカゲツツジ群落と書かれた標識があったが、花は終わりかけが多かった。それでもいくらかきれいな花を写真に撮ったりしながらさらに登って行く。道はかなり狭く両側が切り立ってきた。

ところどころにロープも貼られていた。昔来た時よりもロープは多くなった。

途中下りてくる方に出会ったら、上の方は本当にきれいですよと、おっしゃってくださった。

だんだんにヒカゲツツジが増えてきて、両側に咲くようになる。高度があがると三つ葉ツツジも花がつき始め、足元にはイワカガミも見られだしてきた。

カメラを構えながらの登山なので、時間がかかる。ヒカゲツツジのトンネルのようになるが足元は相当にきつくなり、岩と木の根をよじ登るような感じになった。

頂上付近はそれほどヒカゲツツジは多くなかったが少しは見られ、ミツバツツジもきれいに咲き、馬酔木もきれいだった。

確かに小さな山頂だが、360度の展望がある。周りの山々に囲まれて、そう遠くまでは見通せないけれども、周囲の山々の新緑と針葉樹とのパッチワークがきれい。ヤマザクラも多いみたい。

 

頂上にたどり着いた時には少し団体の方がいらっしゃったが、私たちが食事をしている間に下山されていつの間にか頂上は私たちだけになった。コーヒーも入れてゆっくりしてから下山。

花の急坂を下りる方々もいらしたが、急斜面を下りるのも大変かなと思って、私たちはびりゅう館に向けて下り始めた。こちらも長い下り道だったと記憶していたが。

しかし、降り口からかなりの急斜面。こんなだったかしら?

片側は切り立っているが、そこに三つ葉ツツジが次々に現れる。本当に足元には注意しないとならないのだが、あまりのあでやかさに見とれてしまった(写真では表現できないが)。谷のずっと下までミツバツツジの群落があるのだ。

 

前に日光の高山でミツバツツジとシロヤシオの競演に感動したものだったが、ここもこんなにミツバツツジが多いとは思いもよらなかった。多分以前は花の時期がずれて、まだ咲いていなかったのかもしれない。

色の白いツツジはシロヤシオかしら?明らかに真っ白。葉もほとんどないし、日陰つつじではないと思う。

今年は同時にいろいろな花が咲いているから、こういう景色を楽しむことができたのかもしれない。少し下がったあたりには山桜が白い雲のように広がっていた。写真にはあまりよく映らないのだが。

白っぽい山桜の上にミツバツツジが重なっている。

それから簡易地図と標識を目当てに行くのだが、こんなにアップダウンがあったかしらというくらい8個くらいのピークを登っては下った。

植物相もヒカゲツツジと三つ葉ツツジ、馬酔木のトンネル、新緑のまぶしい黄葉樹林帯とヒノキ林、赤松林とたどり、最後はまたヒノキだか杉の林の中を下りていく。かなりきつい。

雪の残る谷

面白い木々

巨木

なかなかびりゅう館にはたどり着かなかった。たしか、帰りのバスは14時30分くらいと15時台だったと思ったが、早い方には無理かもしれない。この後、延々と杉林のジグザグ道が続いた。膝が痛んできた。以前はあまりの痛さに後ろ向きに歩いたほどだった。今日はその時ほど飛ばさなかったので、痛みも軽くて済んだが。

みやましきみ(いい香り)

ちょうど下山開始から約2時間で、びりゅう館の赤い屋根が見えた。傍らのヤマブキの根元にイカリソウが一株見つかった。行きにも見られたが、ヒトリシズカがこちらにも咲いていた。

イカリソウ

びりゅう館裏の草原のカキドオシの群落もきれい。

びりゅう館の枝垂桜はまだ見ごろで水車小屋も絵になっていた。ちょっとななめから見たところ。

反対側の山

びりゅう館で少し野菜など買い物をしてからバス停に。ゆっくりして移動したので並んだのが後になってしまった。

小菅の湯の方からのバスは、もうかなり座っている人が多くて、私たちは先にバス停に向かった一人だけ座れただけ。50分ほどの駅までの道を立ったまま乗っていないとならなかったのだが、私は最後部の段のあるところにいたので、その段に腰掛けさせていただいた。

窮屈でお尻も痛くなったが、昨晩寝不足だったので、熟睡してしまい、後ろの方の足にゴツンと何回かぶつかったみたい。でも最後に挨拶したら、大丈夫ですよとおっしゃっていただいた。ありがとうございました。

立って駅までいらした方、相当にお疲れになったのではないでしょうか?

帰りは高尾で乗り換えて最寄駅へ。途中仲間の知り合いに出くわして、お土産まで頂いて恐縮だった。それはなかなか買えない、信玄餅プリンというものだった。御馳走様でした。

途中ぱらぱらと小雨が降り、私はけがの所を濡らすといけないので、ビニールコートを羽織ったが、汗でかえって濡れそうになり、慌てて脱いだ。なるべく荷物を軽くしたかったのでビニールコートにしたのだが、サウナになってしまうのですね。昔尾瀬に行った方にお貸ししたが、着心地悪かったことだろう。山用のレインウェアはやっぱり違いますね。

でもどしゃ降りに遭わずに助かりました。あまり暑からず寒からず、山日和の花だらけの坪山でした。

皆さん、おかずやお菓子など頂き、またお付き合い下さりありがとうございました。

考えてみたら、往復コースを取って、御岳神社のバス停で待っていたら、座れましたね。それで皆さん急な岩場を下りて行ったのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 


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