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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

キャロリン・ブロイアー

2006-10-20 17:58:33 | ●ディーヴァの肖像
『Night Moves/Carolyn Breuer』(Notnowmom! NNM! 2002)

 ひと昔前まで、ジャズ系のアルバム・カヴァーに女性が出てくると、それは歌手かピアニストかモデルさんと相場が決まっていた。かの有名なおみ足だけの『クール・ストラッティン』も、あくまでアート・ワークだ。徐々に様相に変化が起こり始めたのは、奇しくも日本で男女雇用機会均等法が定められた1985年、次に変化が顕著になるのが、法が強化された99年頃。各種サックスを中心に、女性インストゥルメンタリストが続々と出現。歌は世に連れ、世は歌に連れの警句が目に浮かんだ。はじめは、ソプラノ専従ジェーン・アイラ・ブルームのenja盤。ジャケ買いしたつもりが、見事にはずされた。という嬉しいショックから約20年。ついにここまできたかというのが、ミュンヘン生まれオランダ育ちの才色兼備キャロリン・ブロイアー(写真)。恐るべし美形化の波。その一方、「ちょっと待ってよ」風のジャケ写真もあり、20年の体験は色々。それらをまずは欧米編から行ってみたい。(成田 正)(Vol.1/『ADLIB』05年4月号)


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