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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

パメラ・ウィリアムス

2006-10-20 23:37:14 | ●ディーヴァの肖像
『Sweet Saxations/Pamela Williams』(Shanachie 5121)
 色仕掛けのアート・ワークではじめはキワモノ扱いされたパメラも、それですっかり定評を確立。スムース・ジャズの演壇では、ミンディ・アベールと双璧を成す、と米紙にあったが、しかしながらこれまた、そうと知らずにレコード店頭にあるのを見て、誰が買うんだろう風の危なさの最新5枚目のアルバム。もっと危ない裏ジャケには思わず吹き出しそうになったって、デザイン評のコラムでもあるまいし、か。もっともこれも、サックスの腕前に自信があるからこそ。それがShanachiに移ってデヴィッド・マンのサポートを得ることで、ソフトに際立つようになった。ロスと東京で2度会ったが、こう見えて平生は花より団子か、目に染みるような色目は飛んでこない。サックスひと筋かと思いきや、絵画の舞台でも将来を嘱望されたことのある才媛だ。アルバムのサブ・コピーは「The Queen of Smooth Urban Jazz!」。年格好はそうだなあ、30代中盤といったところかな。(成田正)(Vol.9/『ADLIB』05年12月号)


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