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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

ジェーン・アイラ・ブルーム

2006-10-20 23:28:58 | ●ディーヴァの肖像
『Art and Aviation/Jane Ira Bloom』(Arabesque Jazz AJ-0107)  1955年、マサチューセッツ州生まれ。ソプラノ・サックス専従で79年にソロ・デビューを飾り、80年代の一時は米コロムビア・アーティストに。ちょうどハリー・コニックJr.が出てきた頃で、NYのCBSオフィスで会ったら理知的な美形にびっくり。結局、それを売りにしようとしたメジャーの水に馴染めなかったらしい。それもそのはず。楽器にエフェクターをかましたり、2本のマイクでステレオ効果を狙ったりと音楽のアプローチは大胆不敵。それで自主レーベルを切り盛りしたこともある。とはいえ、僕にはこの人、気骨あふれるサウンドが目に染みる女流トップのひとり。最近はNASAのアート・プログラムに手を貸すほか、テレビや映画音楽にも息を吹き込んできたそうだが、もっと前に出てきていい。このアルバムは、セロニアス・モンクの〈ストレート・ノー・チェイサー〉が冴えた92年作品。ジャケ写真はオフィシャル・サイト(www.janeirabloom.com/)も飾る。(成田 正)(Vol.7/『ADLIB』05年10月号)


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