夕方、ブルーノート東京の楽屋でチック・コリアとジョン・マクラフリンにインタヴュー。というのはただの呼び水で、要は、録音機がきちんと回って使命を果たしているかが目で分かった時代は良かったな、と。かといって、まさか今更カセットには戻れない、という話。ローランドがWAV、サンヨーがMP3用。物自慢でも遊びでもなく、双方が互いをバックアップし合っている。こうして数年、今のところ事故が一度となくても、同時モニターが効くようにならない限り、ダブル・テレコの取材が続くだろう。ある編集氏が、サンヨーと同等のをテーブルから床に落としたら、ファイルが全部ぶっ飛んだそうだ。僕の一度のドジは、RECポーズ・ボタンの解き忘れ。ともあれ、何事もなく済んで帰ったら、ファイルをすぐPCに移した次に、R焼きしてPCと切り離すこと。こうしないと寝付きが悪くなるのもデジタルの功罪だ。調べないままだが、本体メモリーと外付けカードに同時記録してくれるマシンがあれば、明日にでもそれに乗り移りたい。