勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

鑑定士と顔のない依頼人 / La migliore offerta (The Best Offer)

2013年12月15日 | 洋画(イタリア系)
姿を見せようとしない女性の依頼人からの美術品鑑定依頼。当初は、姿を見せようとしない依頼人に反発を覚えていた鑑定士のオールドマンだったが、ある時、依頼人の姿を隠れ見て、その美しさに引かれていってしまう・・・。

互いに時には非常に失礼な態度を示し反発し合いながらも、なぜだか、鑑定を降りようとしないヴァージル・オールドマン。気に入らなければ、降りれば良いと思うんですが、最後に明らかになりますが、そこに至るまでは様々な“罠“が仕掛けられているんですよねぇ。しかも、時間もかかるし、規模も大規模な“罠”。いやぁ、『お見事!』としか、言いようがありません。

作品中、謎の美女の館の向かいのカフェが何度も出てきて、「何かの伏線?」と思ったのですが、その通りでした。って言うか、ああ言う描き方は伏線以外の何ものでもないですよね。

作品中のヴァージル・オールドマンの秘密のコレクションは、スゴいです。《ジャンヌ・サマリーの肖像》とか、世界の有名絵画がズラリ・・・。って言うか、ここにこれらの作品があるということは、世界の美術館にある作品は、どう言う位置づけなんでしょうね?(謎)

いやぁ、一級のミステリーです。「そうくるか」と唸らされました。

タイトル 鑑定士と顔のない依頼人 / 原題 La migliore offerta / 英題 The Best Offer
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2013年/イタリア
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
出演 ジェフリー・ラッシュ(ヴァージル・オールドマン)、ジム・スタージェス(ロバート)、シルヴィア・ホークス(クレア)、ドナルド・サザーランド(ビリー)

[2013/12/14]鑑賞・[2013/12/15]投稿


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