勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

蜜蜂と遠雷

2019年10月06日 | 邦画
うーん。どうだかなぁ。

原作の世界観が、反映されていない気がするのは気のせいでしょうか?

なんだか、悩める若きピアニスト(亜夜の事)と言う事に重きを置くあまり、その他の描写がばらばらになってしまった気がします。明石の家の描写が必要以上にありますし、逆に、塵の描写が少なくね?

それと、確かに、ステージマネージャーの優しい目線は、この作品では重要なポイントにはなっていますが、映画では、不必要にステージマネージャーを描きすぎ。

本選の、オーケストラ指揮者の件があるのなら、もっと深堀しても良いと思うんだけど、意外なまでにあっさりと終わる。

本質とは、全然違いますが、驚いたのは福島リラ。劇中(原作)ではマサルと同世代と言う事になっていると思うのですが、彼女の実年齢を知ると・・・。いや、女性に年齢の話は禁句でしたね。でも、ビックリです。

作品全体としては、ツッコミどころをあげれば限が無いですが、かなり残念な出来だと思いました。原作は、良かったのになぁ・・・。

タイトル 蜜蜂と遠雷

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2019年/日本
監督 石川慶
出演 松岡茉優(栄伝亜夜)、松坂桃李(高島明石)、森崎ウィン(マサル・カルロス・レヴィ・アナトール)、鈴鹿央士(風間塵)、臼田あさ美(高島満智子/明石の妻)、ブルゾンちえみ(仁科雅美 :/明石の同級生で記者)、福島リラ(ジェニファ・チャン)、光石研(菱沼忠明/「春と修羅」の作曲家)、平田満(田久保寛/コンサートホールステージマネージャー)、斉藤由貴(嵯峨三枝子/コンクール審査委員長)、アンジェイ・ヒラ(ナサニエル・シルヴァーバーグ/コンクール審査委員、マサルの師匠)、鹿賀丈史(小野寺昌幸/コンクール本選のオーケストラ指揮者)


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