たんなるエスノグラファーの日記

エスノグラフィーをつうじて、ふたたび、人間探究の森へと分け入るために

綺麗な何もない所に座る鳥

2015年08月24日 21時38分26秒 | 人間と動物

トリのエッセイを書いていて、探していたら、セイランの写真があった(以下)。
つまり、プナンとともに、おいしくいただいたことがあったのだ。
キジの一種。
写真は、オスのセイラン。
すでにお亡くなりになっている。
長い尾羽。
風切羽には、眼状の紋が見られる。
学名、Argusianus argus、準絶滅危惧種。
プナンの方名は、クアイ。
クアイ、クアイと鳴くから。
忌み名は、「ジュイト・モク(juit mekeu)」あるいは、「ジュイト・アニ(juit anyi)」。
動物の忌み名とは、狩られて持ち帰られた獲物を呼ぶ時の名前。
綺麗な何もない所(anyi)に座る(mekeu)からである。
セイランは、森の平らな場所を足で踏みならし、落ち葉などを取り除いて綺麗にしてから座ると、プナンは説明する。
ウィキペディアの「生態」欄にも、それとそっくりのことが書かれている。


 


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