たんなるエスノグラファーの日記

エスノグラフィーをつうじて、ふたたび、人間探究の森へと分け入るために

今年もぼちぼち聞いてこましたろかいな

2011年11月15日 22時14分34秒 | 音楽

・・・急に寒うなって、そんな時季になりました、ベートーベンマスクのダニエル・バレンボイムの第九(1992年12月、ベルリン、イエス・キリスト教会、2000 ワーナー・ミュージック)で、どうでっしゃろ、この曲を聴くと年末(終末?)に向かって急き立てられ、追い込まれてゆく感じがする、そんで、そこんところがなかなかええんやな


リボルバー

2011年11月14日 22時04分04秒 | 音楽

古川日出男の新作を読んだら、作中にビートルズの曲が出てきたので、なんだか聞きたくなった、そうだ、俺は、『リボルバー』が好きだった、と思って買って聞いたらよかった、泪がこぼれ落ちそうなくらいよかった、初めてビートルズを聞いたのは小学校5年か6年生のとき、ともだちのSくんの家まで遊びに誘いに行ったら、二階の解き放たれた窓から爆音で流れていた、「ヘイ・ジュード」、最近おにいちゃんがしょっちゅうアレかけてるって言ってた、その後、ビートルズを聞くようになった、なんだか大人になった気じがした、ビートルズ世代じゃない、ポスト・ビートルズ世代だ、みながビートルズを聞いていた、競うように、その頃には、ジョージが"You"を、その少し前には、ポールが"Band on the Run"を、ジョンは"Woman"をヒットさせていた、リンゴにも何かあったっけ?、想い出せない、で、リボルバー、そこにはこれと言ってスゴイ曲はない、けど、"Good Day Sunshine"から"And Your Bird Can Sing"へと続いて、次に"For No One" ↓に行くくだり、たまらなくいい。
http://www.youtube.com/watch?v=J6iAykoKLog

 


d'Bagindas

2011年04月01日 00時00分10秒 | 音楽

Akeu aleu 2 CD Indon, jah ineh d'Bagindas jian lan!・・・U, piah Penan.
Aku terus dua hari ini dengar CD d'Bagindas yang dijudul "C.I.N.T.A". 
Senag hati semua lagu dalam CDnya dapat didengar melalui YouTube. 
Aku paling suka "Tak Serindah Malam Kemarin" yang no.4 sekarang. 
Lagu terutama pun bagus sekali!

インドネシアのCDを2枚買った、そのうちの一枚ドゥバギンダスのものがメチャイケ、ありゃ、プナン語だ。
 C.I.N.T.Aと いうタイトルのドゥバギンダスのCDを二日間ぶっ続けで聞いている。
そのCDのなかの全曲がユーチューブで聞けるのはうれしい。
4曲目の"Tak Serindah Malam Kemarin"が、今のところ一番好きだ。
最初の曲もかなりいい。
     

Apa yang terjadi
C.I.N.T.A
Empat Mata
Tak Serindah Malam Kemarin
Dimana Sumpahmu
Kumenunggu
Buktikan
Setia

Kangen
Suka Sama Kamu
SayangDihatiku Ada Namaku


Jazz around the World

2010年12月05日 08時05分01秒 | 音楽

It has been a long time not to have music talk.   To my surprise,  Jazz has been spreading to the far ends of the world and has been mixed with the sound of many cultures.  Having its roots in Africa and refined in USA, Jazz is a global music in nature.   "Jazz around the World" (2009, Putumayo World Music) is an album of the examples, from USA (Heather Rigdon, Billy Cobham), Canada (Chantal Chanberland), Cuba/France (Niuver) to Cameroon (Brick Bassy).  That is currently my most favorite CD album.  Putumayo World Music has a few other collections of the world Jazz.  The following videos are five soundclips of the above CD, picked up from YouTube.   I feel I must discover more fine jazz tunes from other corners of the world.

Chantal Chanberland LA MER
http://www.youtube.com/watch?v=-jTo3Q0EOMs

Niuver QUIREME MUCHO
http://www.youtube.com/watch?v=97bLxVjEEJM

Blick Bassy DONALINA
http://www.youtube.com/watch?v=97bLxVjEEJM

Heather Rigdon YOUNG AND NAIVE
http://www.youtube.com/watch?v=5S3Dyr4x7wo&feature=related

Billy Cobham and Asere DESTINOS
http://www.youtube.com/watch?v=N4T6bt9pA4M


音楽で世界を旅する

2010年10月07日 07時49分19秒 | 音楽

のひと月というもの、(そんなに時間があるのかと、一部の人たちに疑われながら!)ブログを更新してきた。はじめてだ、こんなにブログの更新を続けたのは。でもって、1ケ月のしめくくりは、(ムダに音楽が多いな、という意見も聞き流して)ワールドミュージックの話題。YouTubeに集められている世界の音楽について。YouTubeを見て聞いて、世界をめぐることができる。とっかかりは、Putumayo のWorld Music Series(写真)。

ールド・ミュージックについて知ったのは、2007年。わたしの節操のない、ムチャクチャな音楽遍歴のなかで、
比較的新しい。もっといいものがあるはずだ、もっとすごいものを探して、しばらく熱くなっていた。新百○ヶ丘の山○楽器で、いっきに、売っている全てのPutumayoのCDを買い漁ったこともあった。

味深いのは、その国その土地で、音楽の趣が、ガラリと変わるということだ。あたりまえのことだけど。それぞれに独特の味わいがある。フランスには洒脱な雰囲気、トルコには中近東と西洋のブレンドの味わい、ブラジルにはサンバ、ボサノバ的な(これって、表象の固定化?)。ところで、スペインには、カタルーニャ語、バスク語の音楽もあり、ハンガリーにはジプシー音楽がある。どういうことなのか。地方ポップスと移動民の音楽?

たしには、それぞれの音楽に対して、ほとんど知識がない。言葉も、何を言っているのか分からない。聞き方は、ただ音の連なりに身をゆだねて、心地いいものを聞くのみ。逆に、そこがまたいい。世界にはなんと多くの音楽があるのだろうか。音楽で溢れかえっている。ある国の音楽、特定のジャンルだけを聴くという理由はないのではないかと思えたりもする。

ーロッパから出発して、アジアを経由して、中南米へ。最後に、アフリカへ。とりわけ気に入っている曲にマークを付けておこう。何のために、ええ、もちろん、自己満足のため。

スペイン
Costo Rico,  POR ESOS MARES  ボニート!
http://www.youtube.com/watch?v=U2_zMgKWBAY

フランス
Aldebert, CARPE DIEM 「勝機をつかめ!」 トレビアン、ムシュー!
http://www.youtube.com/watch?v=gbFI04J0uWA
Mathieu Boogaerts,  ONDULE
http://www.youtube.com/watch?v=fMipyoLbuZw

イタリア
Alessandro Mannarino,  ME SO' 'MBRIACATO
http://www.youtube.com/watch?v=jgI-KBl9F58&feature=related
Danietle Siverstri,   SEMPRE DI DOMENICA ベッリ!
http://www.youtube.com/watch?v=sncLH_1oONg
Quartetto Cetra,  UN BACIO a MEZZANOTTE
http://www.youtube.com/watch?v=3SoU5PUS7jU

ハンガリー
Anselmo Crew,  SUT ICTIM DILIM YANDI (Gypsy)
http://www.youtube.com/watch?v=h5SdLJ0PQ-U
Kistehen Tanczenekar,  VIRAGOK A RETEN (Gypsy)
http://www.youtube.com/watch?v=iHkaxcr62Lo

イスラエル
Hadal Dagul,  SERET EELEM
http://www.youtube.com/watch?v=VvhvbjDlG3s

トルコ
Sezen Aksu,  SANIMA INANMA
http://www.youtube.com/watch?v=55bSzhUzEP4
Bendeniz, KIRMIZI BIBER  ビデオはなかなかいい、ターキッシュ、東西文明の融合って感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=Sypzhfqbeyo

インド
Bombay Jayashri,  ZARA ZARA ナマステ!
http://www.youtube.com/watch?v=f2uPz8fbZAE

ジャパン (なにがワールドミュージックやねん?とりあえず3曲入れてみました)。
太田裕美、木綿のハンカチーフ
http://www.youtube.com/watch?v=2FK0Tj1sXEQ
サザン・オールスターズ、涙のキッス サノシロー!
http://www.youtube.com/watch?v=FIXFkiPr4Ts
The Boom, 島歌
http://www.youtube.com/watch?v=oFSDyM8whtk

インドネシア
Iwan Fals,  KEMESRAAN バグース!
http://www.youtube.com/watch?v=WRtzF-X8WRA
Ria Amelia,  SMS アドゥー!
http://www.youtube.com/watch?v=v8MoGoykiIs

メキシコ
Los Lobos,  FLOR DE HUEVO 
http://www.youtube.com/watch?v=4goBAFcOeNA
Pastor Cervera,  NUESTRO NIDO わお、メキシカン!
http://www.youtube.com/watch?v=zUm650OfhTs

プエルト・リコ
Plena Libre,  BEMBE DE PLENA
http://www.youtube.com/watch?v=QL_9tFKUI94
Ramito, UNA MUJER EN MI VIDA 牧歌的だ。
http://www.youtube.com/watch?v=FUP1-HIcNx8

コロンビア
La Sonora Donamita,  EL CICLON ワ~オ!
http://www.youtube.com/watch?v=9Q6VtR6Mma8&feature=related
ついでに。でも、このあたりは職場では見ないほうがいいかも。
http://www.youtube.com/watch?v=rs-m6kffCWM&a=GxdCwVVULXf7iLuUQYPv_Py2IDO9NKeU&list=ML&playnext=1

Orquesta de Edmundo Arias,  CUMBIA del CARIBE クンビア! 
http://www.youtube.com/watch?v=zpRytPMl3Jg

ブラジル
Jairzinho Oliveira,  PAPO DE PSICOLOGO
http://www.youtube.com/watch?v=p2U3Kh7IWfA
Rossa Passos,  E LUXO SO 
http://www.youtube.com/watch?v=8y5kDf74L-k
Marissa,  SUDADE FEZ UM SAMBA オブリガード!
http://www.youtube.com/watch?v=SaIaE8wBH70 

アルゼンチン
Los Pinguos,  CIELO ESCARLATA ムイ・ビエン、ロス・ピングオス!
http://www.youtube.com/watch?v=tcvAAUYQeYc

マリ
Habib Koite,  WASSIYE
http://www.youtube.com/watch?v=K4VRGALZdBA

ケープ・ヴェルデ
Teofilo Chantre, 
NHA FE
http://www.youtube.com/watch?v=LXgYSiiB_d8


メキシコの記憶

2010年10月06日 09時48分21秒 | 音楽

20歳の時にメキシコを旅した。日記を付けていたはずだが、どこを探しても見つからない(泣。ロス・アンジェルスからサンディエゴへ、国境を越えてティファナへ。オンボロバスで西海岸を下って、マサトランへ。二日間バスで隣り合わせた母子と別れたときは、涙が出た。マサトランから山のなかへ、翌朝、ドゥランゴへ。さらに、ドゥランゴからメスキタルという村へ。メスキタル村で、先住民の村に行く車を見つけて、便乗させてもらい、インディオ・テペワノ(Tepehuano)の村へ。一ヶ月弱、INI(国立インディオ局)の宿舎に泊めてもらった。アルトゥーロ・アヤーラという、おそらくそのころ、30歳代の大卒の民族学者のうちに世話になった。気のいい彼の同僚たちとも仲良くなった。羊を殺して、トルティージャに包んでよく食べた。男も女もみな踊りが好きだった。彼らと一日歩いて、別のインディオの村に行った。いまだに夢のなかに出てくる、うっとりするような素晴らしい光景が広がっていた。そのとき、こういうところで、暮らしてみたいと思った。

メキシコから持ち帰ったものが三つある。
一つには、そうした、未来への思い
だった。後に、全然別のところ(ボルネオ島)で、数年間暮らすことになった。
メキシコで、ガブリエル・ガルシア=マルケスの名前を初めて聞いた。お前はまだ読んでないのか?と言われたのを覚えている。『百年の孤独』という本だった。わたしがそこから持ち帰ったものの二つ目は、ラテンアメリカ文学への関心だった。
ドゥランゴの町に戻った。男と女は、事あるごとに接吻した(しかも、ディープなやつ)。町をあげて、ダンスパーティーが開かれた。女は椅子に腰かけている。男が右手を差し出して誘う。バモス・ア・バイラール(踊りましょう)。もっぱら女に選ぶ権利がある。そこでかかっていた心地よい、乗りのいい曲(SI TE PASA LO QUE ME PASO や POQUITO A POCO、LOS ALAMBRADOSなど)
ロス・ブキス(Los Bukis)だと、誰かがいった。翌日カセットテープを買いに行った。それが、わたしがメキシコから持ち帰った三つめのもの。
カセットテープの入れ物はあるが、中味は無くなった。
それは、メキシコの人気グループのようだ。YouTubeで検索してみると、わたしが持ち帰ってきたテープのなかの全曲がアップされていた。いま聞くと、わたしのメキシコが蘇ってくる。もう一度行ってみたい。

FALSO AMOR
この曲は、いまだにそらんじることができる。うっとりとしてしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=k8c86C9Ar0g

"Es tiempo de mi partida pue de mi no necesitas lo he notado tantas vece y es por eso que me voy el carino que me dabas era falso como tu alma pero ya perdi la calma y ahora tu juguete ya no soy yo tan solo pedi un poquito de calor pero en ti solo encontre penas odio y dolor pero algun dia tu querras un carino y no hallaras pue tu vida ya sera falso amor y nada mas・・・"

SI TU QUISIERAS
http://www.youtube.com/watch?v=p28QfP5J9JQ
SI TE PASA LO QUE ME PASO
http://www.youtube.com/watch?v=bz4bsahj1o0
TE TUVE Y TE PERDI
http://www.youtube.com/watch?v=fHuJ9i0iEWI
POQUITO A POCO
http://www.youtube.com/watch?v=HIljvInMm2w
LOS ALAMBRADOS
http://www.youtube.com/watch?v=6A6-SDmhYHE
EN UN RATO MAS
http://www.youtube.com/watch?v=LaY5fSu-_8c
UNA NOCHE COMO ESTA
http://www.youtube.com/watch?v=SWNWFQCgoCQ

MI NAJAYITA
http://www.youtube.com/watch?v=PK88TTYPaKY
ERES
http://www.youtube.com/watch?v=UDZgLCh-shs
MI SIENTO SOLO
なぜか、コリアンムービーの映像。この曲を聴くと胸がいっぱいになる。
http://www.youtube.com/watch?v=DcSfwXxdWeM

"Hoy que no estas a mi lado siento una inmensa soledad presiento que jamas volvere a verte y eso me lastima me hace llorar siento que mi vida se esta acabando y que no te vere ni en la eternidad tanto era el amor que me tenias que es dificil ver la realidad me siento solo solo solo como no me habia sentido como nunca me senti me siento solo solo solo tu recuerdo es mi vivir・・・"

LA INDIECITA
http://www.youtube.com/watch?v=FPuaBF5BDPo
ILUSION PASAJERA
http://www.youtube.com/watch?v=u4sB9JZLQ2Y
TE QUIERO A TI
http://www.youtube.com/watch?v=Zby242K_4SY
TRISTE IMAGINAR
http://www.youtube.com/watch?v=bvyGLJFMBuk

*番外編:
もうひとつ持ち帰ったものがあった。「ヘアー解禁」以前の時代、友人から頼まれて、ロス・アンジェルスで買った『ペントハウス』2冊をリュックの底に隠して「密輸入」しようとしたが、
大阪税関で別室に案内されて、見つかって没収された。それは、それでよかったのかもしれない。困ったことには、『ペントハウス』を2冊預かっている、不服があれば2週間以内に申し立てを、という税関からのお知らせのはがきが、おせっかいにも、自宅に届けられたことである。あるとき家に帰ると、机の上に置いてあった、ヤバイ、母に見られたと思った。

(ロス・ブキスのテープ/テペワノのバッグ/メキシコから帰国して自宅で写した写真 ←4年生のクリスティーヌ、3年生のHさんたちは、まったくイケてない、直視できない
と言っていた!)


クラシック特選(かなりムダな主観コメント付、ついでに絵文字も)

2010年09月30日 10時07分17秒 | 音楽

・一時期、バーンスタインのCDボックスでマーラーを聞きまくっていたことがある。朝から夜まで、一番から十番まで。マーラで最も好きなのは、交響曲第三番。出だしが、シャキッとしていて清々しい。第四楽章にアルトの独唱があり、第六楽章にまで来ると、涙が出そう。 「復活」は、出だしと、第四、第五楽章の声楽が荘厳な感じでいい(YouTubeでは、全曲入っている)。「巨人」(一番)の雄大な雰囲気も好き。
マーラー、交響曲第三番第一楽章、ゲルギエフ指揮、ロンドン
http://www.youtube.com/watch?v=FpN-GYEdKKs
マーラー、交響曲第三番第四楽章
http://www.youtube.com/watch?v=KqxoMnKrruU&feature=related
マーラー、交響曲第三番第六楽章、ズービン・メータ指揮、ベルリン、2008年
http://www.youtube.com/watch?v=OzqBTBXMgpE
マーラー、交響曲第二番「復活」、カリフォルニア大学デイヴィス校
http://www.youtube.com/watch?v=d6idPaGqvV8
マーラー、交響曲第一番「巨人」、バーンスタイン指揮、ウィーン、1975年
http://www.youtube.com/watch?v=hIBFLGe-0s8

・夜想曲(ノクターン)のビデオのピアニストの(横向きの:後ろ姿の)美しさといったら他にない。なぜこちらを向いてくれないの?、と言いたくなるような。ショパンのピアノ協奏曲がなぜか、ずっと前から気に入っている、なんだかこう、寂しさに貫かれているというような感じがいい。
ショパン、ノクターン第十番、高木梢
http://www.youtube.com/watch?v=L5NwgYOJhAw

ショパン、バラード第一番、ホロヴィッツ、
http://www.youtube.com/watch?v=XhnRIuGZ_dc
ショパン、ピアノ・ソナタ第一番第一楽章、リパッティ
http://www.youtube.com/watch?v=nwdllqgXqyA
ショパン、ピアノ協奏曲第一番第一楽章
http://www.youtube.com/watch?v=ZNIK1yaKr_4&feature=browch

・ベートーベンのチェロ・ソナタのビデオでは、グールドが見れる。
ピアノ・ソナタでは、テンペストの第3楽章がいい。悲愴もいいけど。
ベートーベン、チェロ・ソナタ第三番、第一楽章、ローズとグレン・グールド
http://www.youtube.com/watch?v=GchB9unYkOE
ベートーベン、ピアノ・ソナタ第八番「悲愴」、バレンボイム
http://www.youtube.com/watch?v=qeL8oZAkDBA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=32iZAJoDpxg&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=3mp6-bLEgcw&feature=fvsr
ベートーベン、ピアノ・ソナタ第十七番「テンペスト」、ケンプ
http://www.youtube.com/watch?v=WTzA6Mg_i7A
http://www.youtube.com/watch?v=mIsqFjiA7ao&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=LfjD-DQ5REk&feature=related

・超絶技巧練習曲の楽譜は演奏不可能だったと聞いたことがあるが、高みを目指すピアニストという感じがする。
リスト、超絶技巧練習曲10番、ワッツ、2006年
http://www.youtube.com/watch?v=haRCdflznIw

・無伴奏チェロ組曲は、一番~三番。暑い日の昼下がりに、けだるい雰囲気で聞くのがいい。
バッハ、無伴奏チェロ組曲第一番~第三番、カザルス
http://www.youtube.com/watch?v=rIzKdmDxdD0
http://www.youtube.com/watch?v=xBp_R_RcbEw&p=85F1D7840F829DDD&playnext=1&index=31
http://www.youtube.com/watch?v=ufcMMrOnpYE&feature=related

・アルゲリッチのほとばしる才能「白鳥の湖」の繊細な優雅さ。
チャイコフスキー、ピアノ協奏曲第一番第三楽章、アルゲリッチ、1980年
http://www.youtube.com/watch?v=vBnzQEFDW04
チャイコフスキー、「白鳥の湖」
http://www.youtube.com/watch?v=T_5WCZ-XvG4

・ブラームスの交響曲では、二番と四番がいい。滔々と流れる大河をイメージする。4,5日間かけて、汽船でボルネオ島の川(マハカム、バリト、カプアス)を遡る旅に、ピッタリだ、と思う。まだあるかな、ジャングルをクルーズする、あのスローな船?
ブラームス、交響曲第二番第一楽章、カラヤン指揮
http://www.youtube.com/watch?v=UccOlCBcIs8
ブラームス、交響曲第四番第一楽章、クライバー指揮
http://www.youtube.com/watch?v=yCaaPaQx5zg

・わお~、ジーニアス、グールドのゴルドベルク!
バッハ、ゴルドベルク変奏曲1-7、グレン・グールド
http://www.youtube.com/watch?v=g7LWANJFHEs
同8-14
http://www.youtube.com/watch?v=vPIS5yvvT2Y&feature=related
同15-19
http://www.youtube.com/watch?v=thk_Xap-Isw&feature=related
同20-14
http://www.youtube.com/watch?v=z1CDzn_7aLs&feature=related
同26-30
http://www.youtube.com/watch?v=Rtt1msnwlZQ&feature=related

(写真は、グレン・グールド、ゴールド・ベルク変奏曲BMV988、1955年モノラル録音のジャケット)


ジャズ・ミー・ベイビー

2010年09月26日 10時47分02秒 | 音楽

大学生だった、ある真冬、ギリシャのアテネに降り立った。時間をもて余して映画館に入ったら、ふつうの映画(みたいなもの)をギリシャ語でやっていたが、途中からノーカットのポルノ映画に変わった。目が点になった。アテネから列車に乗った、冬のエーゲ海は、いまでは、寂しいだけの印象しかない。国境を越えて、トルコへ。イスタンブール駅から街に出たとき、寒さで身震い。その年、トルコは、ヒトラーの時代以来、最も寒い年であったと、後から聞いた。泊まる所を探し歩いて、ようやく見つけた安宿は、路地のどん詰まりにあった、名前は、HOTEL STOP(行き止まりホテル)。日本人が泊まっていた、わたしを含めて、三人の男、彼らも旅人だった、ルームシェアーした、外に出られないほど、とにかく連日冷え込んだ、シャワーもお湯が出ない、しかたなく、昼間から毛布に包まって話をした(みなさん、お元気かな?)。話が場を少しだけ暖めてくれたように思う。話が途切れて、そのうちの一人が、ウォークマンを聞き始めたので、わたしが持ってきた小型スピーカーをつないでみた、そのとき流れたのが、マイルス・デイヴィスの"KIND OF BLUE"だった。スピーカーから流れるカインド・オブ・ブルーは、部屋のなかに満ち満ちて、急にあたりが明るくなり、空気が暖まったような感じがしたのだ。ジャズが場を暖めるということを、そのとき、初めて知ったように思う。そのあと、わたしは、トルコ国内をあちこち旅して回り、帰国の後、ポップスを止めて、ジャズに転向することになる。それから10年、ジャズを聴きまくった。師匠は、寺島靖国。ジャズは、人を狂わせるという(ほんとうか?)。1950年代に、ドラム、ベース、ピアノによるリズム・セクションを基盤とする音楽形態を完成させて、ヒトに心地よさをもたらした。最初は、LPレコードを買いまくった、のちに、CDを買いまくった。商社に就職もしたが、仕事の合間に、ジャズ喫茶に通って、スイングしていたこともある。どうしてしまったのか、そのうちに、ジャズを聴かなくなった。熱中するが、すぐに冷めてしまう?でも、いまでも時々聞いている。以下、わたしのジャズ特選集20。YouTubeのジャズは、網羅的ではなく、いまだに投稿数がかなり限られているのが残念。 

Miles Davis, KIND OF BLUE
http://www.youtube.com/watch?v=FEPFH-gz3wE
・マイルスからもうひとつ。ジャスの定番。レッド・ガーランドのピアノ・ソロのパートがたまらなくいい。
Miles Davis, MY FUNNY VALENTINE
http://www.youtube.com/watch?v=HS2BUr83O-8
・アート・ペッパーが、マイルスのリズムセクションに出会ったアルバム("Meets the Rythm Section")のB面の一曲目。フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムから始まる。乗りがすごくいい。大好きだ。夏になる前、カーテンが揺れている、というシーンを思い出す。
Art Pepper, JAZZ ME BLUES
http://www.youtube.com/watch?v=d_Emr0INpFE
・でも、アート・ペッパーというと、定番はこちらかも。自己破滅の人生を送ったというが。
Art Pepper, WHAT IS THE THING CALLED LOVE?
http://www.youtube.com/watch?v=T12IgEjjKyk&p=00A9B326110CE00C&playnext=1&index=4
・こんなビデオは初めて見た。まずは曲が好き、デックスのごっついテナーもいい。音楽が頂点に達する前に、デックスがビールを飲んでいるところで終ってしまうのは残念だが。
Dexter Gordon, THOSE WERE THE DAYS
http://www.youtube.com/watch?v=eZE2ZZ79Yos
・ゴールデン・イアリングスはジャズの定番。B面の"Dahuud"から"Sonar"にかけての流れが好きだが、YouTubeにはなかったので、とりあえずこれ、いま聞いてみると味わいがあってけっこういい。たしか、どこかの民謡だったかな。
Ray Bryant, THE GOLDEN EARRINGS
http://www.youtube.com/watch?v=LqQgsPeA_7o
・これもジャズファンなら、あたりまえすぎるけど、改めて聞くと(見ると)すごくいい。ビルもシャキッとしていて、カッコイイ。
Bill Evans, WALTZ FOR DEBBY
http://www.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8
・たしか映画『マディソン郡の橋』のなかで、車のラジオから聞こえてくる音楽として使われたのではなかったかな、いや、別の曲だったか、とにかくアーマッドのこれと同じアルバムの曲だったはずだ。
Ahmad Jamal, POINCIANA
http://www.youtube.com/watch?v=MMprn3uDAVI
・アンドレ・プレヴィンは、後に、クラシックの有名な指揮者になったが、この曲はたまらないね。ビュウティフル。シェリー・マン(ドラミスト)のアルバム『マイ・フェア・レディ』から。このアルバムは、最初から最後まで完璧だ。と思う。
Shelly Manne with Andre Previn, ON THE STREET WHERE YOU LIVE
http://www.youtube.com/watch?v=Uhr7NDTzW_Y&feature=related
・アル・ヘイグ、わたしの大好きなピアニストだった。とにかく、ビル・クロウのベースのでかい響きが心地いい。美しい。このビデオの絵もピッタリ会っている。
Al Heig, ISN'T IT ROMANTIC?
http://www.youtube.com/watch?v=0ymooPo989E
・定番過ぎるけど、いま聞くと新鮮だ。ジャケットの写真のセンスが生かしているのだ(写真)。
Sonny Clark, BLUE MINOR
http://www.youtube.com/watch?v=M_-rPHcH6_g
・ズート・シムズ。わたしの大好きなテナー。乗りがいい。ソプラノを吹いたときの、"Wrap your Troubles in your Dreams"もいいが、YouTubeには見あたらず。
Zoot Sims, 920 SPECIAL
http://www.youtube.com/watch?v=fm85zY6k_0U
・コルトレーンは、ピアノレス・トリオのアルバム、"Lush Life"が好きだ。そのアルバムの最後の曲。ガンガン、ゴリゴリ押しまくる。押し倒されるっていう感じ。「ラプソディ聞いてるよ」じゃなくて「ラプソディ聞いてやってんだぜ」みたいな。このビデオは、オリジナルではないが、ま、いいっか。
John Coltrane, I HEAR A RHAPSODY
http://www.youtube.com/watch?v=Ej7IWOGM19o
・テナーのポール・クイニシェ。このアルバムの最後の曲"Cool-Lypso"が好きだけど、YouTubeでは見あたらなかった、ま、こちらも、しっとりしてかなりいい。
Paul Quinichette, ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
http://www.youtube.com/watch?v=oGug04BaTZM
・バリトン・サックスのゲリー・マリガン。夜に静かに聞いたほうがいいかも。
Gerry Mulligan, NIGHT LIGHTS
http://www.youtube.com/watch?v=0cK_AIpmejs
・ボーカル。なんか味があるんだよな、このマット・デニスって。
Matt Dennis, EVERYTHING HAPPENS TO ME
http://www.youtube.com/watch?v=lq1E1gbu6ss
・こちらは定番。スタン・ゲッツのソロがいい。アルバムの演奏のほうが、スタン・ゲッツのソロに迫真性があって、もっといい。
Stan Getz with Astrud Gilberto, THE GIRL FROM IPANEMA
http://www.youtube.com/watch?v=UJkxFhFRFDA
・スタン・ゲッツをもう一つ。ギタリストのジョニー・スミスとの共演から。溶けてしまいそう。
Jonny Smith with Stan Getz, MOONLIGHT IN VERMONT
http://www.youtube.com/watch?v=7xf3rAXoYjA
・数年前(?)に飛び降り自殺したチェット・ベイカーの64年のビデオ。元祖ヘタウマ?トランペットを演奏するときは、シャキッとしてる。
Chet Baker, TIME AFTER TIME
http://www.youtube.com/watch?v=nchEXBimNlg
・最後に、ソニー・ロリンズ。わたしにとって、全ジャズ曲のなかの最高・最愛の曲だ。もちろん、ロリンズの『グロッカ・モーラを思う』だけれど。この曲を褒めているジャズの本を見たこともなければ、素晴らしいといったジャズファンにあったことはまだないが。パーソネル:Sonny Rollins (ts), Donald Byrd (tp), Wynton Kelly (pf), Gene Ramey (b), Max Roach (ds)、録音は、1956年12月16日。その日に、ジャズは完成された、と思う。前と後ろのドナルド・バードのソロ・トランペットが、曲を引き締めている。まんなかのウィントン・ケリーのポロポロポロと弾くピアノもいい。ドラムの丹念なブラッシュワークは、マックス・ローチか。もちろん、ソニー・ロリンズの、抑えの効いたテナー・サックスは最高にいい。何回聞いても飽きない、いや、また聞きたくなる。わたしのLPレコードは、聴きすぎて、この曲だけ痛んでる。ああ、どうにかなりそうだ、もう。1428/100926
Sonny Rollins, HOW ARE THINGS IN GLOCCA MORRA?
http://www.youtube.com/watch?v=C_fvfLAcg1A


PANGERAN CINTA

2010年09月22日 09時22分48秒 | 音楽

8月末にクチン(マレーシア・サラワク州)に寄ったとき、町のミュージックショップで、インドネシアのグループ・ST12(エステードゥアブラス)の新譜を見つけて買ってきた。以前、プナンの子どもたちが口ずさんでいたので、このグループを知ったが、今度は、おそらくはわたしのほうが、彼らより先に、ST12をゲットしたはすだ。帰国後この3週間近く、毎日毎日繰り返し繰り返し、アルバム"Pangeran Cinta"(恋愛の王子:ジャケットの恋愛の王子たちの写真を見よ!)を聞いている。昨日、うっかりして、オフィスに持ってくるのを忘れた。そういうこともあって、YouTubeからアルバムの全曲をアップしておこう。

最初は、ど演歌調の"Terlalu"(1)からしっとりとした"Setiaku"(2)あたりの流れが気に入るのだが、そのうち、カッコいいタイトル曲"Pangeran Cinta"(5)がよくなってくる("Biarkan aku malam ini・・・”『今宵は俺のことを放っておいてくれ』)と、恋愛の王子たちは歌い始める、もう一度ジャケット写真を見よ!)。今は、"Anugerah Cinta"(9)が、とびきり気に入っている。しかし、なんたることか、この曲はYouTubeでは、再生回数が低い(涙。いずれにせよ、ST12よ、永遠に。

1. Terlalu
http://www.youtube.com/watch?v=HEj_DlC8uTQ&list=QL
2. Setiaku
http://www.youtube.com/watch?v=fx8FBQmaPOA
3. Aku Padamu
http://www.youtube.com/watch?v=XwuTeVicYbE
4. Dunia Pasti Berputar
http://www.youtube.com/watch?v=pAd1LnbLcH8
5. Pangeran Cinta
http://www.youtube.com/watch?v=OzjdKc0dVsk
6. Masa Kecil
http://www.youtube.com/watch?v=Kfk0sMbvfg0
7. Lady Sky
http://www.youtube.com/watch?v=L4PYwHtFkIc
8. Aku Terjatuh
http://www.youtube.com/watch?v=FP0oPgU7YTM
9. Anuerah Cinta
http://www.youtube.com/watch?v=hSZNo_3piYQ
http://www.youtube.com/watch?v=GPxq-5S4DIM&feature=related
10. I Love You
http://www.youtube.com/watch?v=6OA13u0Z9po
11. Sayyidina
http://www.youtube.com/watch?v=0PJeC8GVDlg
12. Sebuah Kenyataan
http://www.youtube.com/watch?v=mvOlgeJSwO0
 

ST12の過去の記事

http://blog.goo.ne.jp/katsumiokuno/e/bb536d23bc92e29b4de09e819dce0f6c


70~80年代を中心に

2010年07月27日 14時14分28秒 | 音楽

連日の猛暑。好評に応えて(?んなわけないか)、自己満足、息抜きの第二段。20選+アルファ。
http://blog.goo.ne.jp/katsumiokuno/e/f6c184c32aa5d61c381efee11f24de4a

・ひたすらなつかしい、今回初めて、歌手の名前を知ったんだけど。いい曲だ。John Waite, MISSING YOU ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=k9e157Ner90
・相手に直につながるという便利なケータイがなかった時代。家にあった黒電話。何日も何日も思案して、頃合を見計らって、意を決して、必死の思いで電話をかけてみた。お兄さんだか、お父さんが電話口に出た。あわてて「間違えました」と言って電話を切った・・・というような情景が、この曲を聴くとまざまざと浮かんでくる。JD Souther YOU'RE ONLY LONELY ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=1po5MES23qo
・あ~なんかいいね、しっとりした味わいがあって。Anne Murray, YOU NEEDED ME ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=8pXQZL4HsUw&feature=fvst
・バリー・マニロウって、ずいぶんと流行ったな、なかでも、この曲、マンディの歌詞が好きだ。Barry Manilow, MANDY ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=uoGcH2L68Mg
・ELOって、いったいなんだったんだろう、高校生のとき友だちと京都公演に行ったこともある。Electric Light Orchestra, HOLD ON THGHT ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=8TLmpL2AzLs
・大学4年、秋のつるべ落とし、バイクに乗っているという情景がなぜか浮かんでくる。Stevie Wonder, I JUST CALLD TO SAY I LOVE YOU ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=QwOU3bnuU0k
・ビー・ジーズもじつによく流行ってたな、この曲が好きだった。Bee Gees, HOW DEEP IS YOUR LOVE? ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=XpqqjU7u5Yc
・ある夏のこと、FMを聞きながら寝てしまった。起きると、ライオネル・リッチーのこの曲のさびの部分が、ぐっさりと心に突き刺さってきた。Lionel Richie, TRULY ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=G1xiFRccd88
・こういうほんわかした曲もあった、なつかしい、歌手の名前を初めて知った。Randy Vanwarmer JUST WHEN I NEEDED YOU MOST ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=PC6OJOHGmv8&feature=related
・そうだ、ベイビーズだ、この曲だ、わたしが一時夢中になっていたのは。Babys, EVERYTIME I THINK OF YOU ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=Y3ohoUV5Ktc
・ジャクソン・ブラウンのアルバムを買って持っていた。しっとりと心にしみわたる。Jackson Browne, STAY ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=d3bUg8wsgVE
・シーナ・イーストンって、いま見ると、キュートって感じ。出だしの部分がいい。Sheana Easton, MORNING TRAIN ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=huNejF17gzg
・この曲が入っているアルバムを中学生のころに買った。この曲はピンと来なかった。高校になってずいぶんたってから、どこかの喫茶店で、タバコを吸いながら、珈琲を飲んでいたときだったと思う。この曲がかかった。初めて、いいなと思った。そのとき、俺も大人になったんだと思った。Linda Ronstadt, BLUE BAYOU ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=ceYjg1dy-h0
・大学を出ると同時に、その後しばらくジャズしか聞かなくなったが、ジャズで最初にはまったのがこれ。クリフォード・ブラウンのトランペットが生き生きしている。「恋に恋して」ってタイトルもいかしてる。Helen Merril, FALLING IN LOVE WITH LOVE ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=NCOktwy5_QY
・戻って、ロック。イントロの長いギターワークがすごくカッコイイのだ。ギターの短いバージョンがだいたいいつもかかっていた。ひゃ~、シビレル。Steve Miller Band, JET AIRLINER ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=XyQ1znMc3og
・オリヴィアにはいい曲がいろいろあるが、これが断然好きだ。Olivia Newton John, HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW? ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=4IFQZyxxyyM
・これもまた、カッコイイ。ドイツ人だったような記憶がある。Nena, 99 RED BALLOON ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=14IRDDnEPR4
・こんなテクノっぽい曲もあった。70年代だろうか80年代だろうか、すっぽりと戻っていってしまう。Eurythmics, SWEET DREAMS ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=rJE_Sc1Wags&feature=fvst
・フランプトン・カムズ・アライブというアルバムが、すごく売れていた。おそらく、知っている人しか知らないはずだ。Peter Frampton, BABY I LOVE YOUR WAY ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=cCe82WXr0Cg&feature=fvst
・とにかく、カッコイイ、ギターというか、ロック魂が。Dire Straights, SULTANS OF SWING ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=2jH74e3Qo9k
・94年だか95年だかに、わたしがインドネシアでフィールドワークしているときに流行っていた。ビデオのストーリーがなんかヘンだ。 Bon Jovi, ALWAYS ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=rTycK193HfM&feature=fvst

・40代だろうか、50代だろうか、このころのフリオは、いい男だねじつに。Julio Iglesias, BEGIN THE BEGUINE ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=ld0sZF62t_g
・その息子はこんな感じ。Enrique Iglesias, BAILAMOS ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=o8PtBtRzcqM
・いつだったか、シンガポールに行ったときに、あちこちでこのビデオミュージックがかかっていた。ジェニファー・ロペスのダンスシーン、とりわけ、スカートに着替えた後が、官能的だ、しかし、ちらっとしかその部分がない。だからこそよけいにセクシー。Jennifer Lopez, IF I HAD MY LOVE ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=dhHOJO-gec8
・「官能的」のついでに、カイリー・ミノグ。ちょっとおばちゃん風のところがいい。Kaylie Minogue, SPINNING AROUND ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=ekpM8eD3LM4
・数年前のヒット曲だと思うけど、なんだこの化け物的な再生回数は!、2千万回を超えている。Ronan Keating, WHEN YOU SAY NOTHING AT ALL ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=AuJrEBtmM1Q
・最後に、最近、通勤途中にずっと聞いている。この歌の高まりは、けっこう行ける。
Michael Bolton, HOW AM I SUPPOSED TO LIVE WITHOUT YOU? ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=RaPYcsv14Q0

(写真:今日のマイ・オフィス、学期末にあたってちょっと整理した??)


マイナーだけれども心に響く

2010年07月07日 23時28分33秒 | 音楽

とにかく尋常の域を超えていた、いやけっしてまだ過去のことではないのかもしれないが、今から思えば、この2ヶ月ほどの間、とにかく仕事量がわたしの能力を超えていたのだろうと思う。教育研究だけでなくその他の諸事に追われるようになった。とにかく、こなしていかなければならなかった。けっしてストップさせることはできなかった。なんらかのかたちで、向き合わなければならないと思った。そのうち、何をやっているのか途中から分からなくなり、まあいいやと思いながら、いやそれではだめだと思い直し、電話をし、メールを書いた、会った。次から次へと、そうしたことが起きた。打つ手はことごとく裏目に出て、わたしは余計にうろたえて、とうとう落ち込むようになった。わたしはこれまで、絶対に深く落ち込むはずなどないと思っていたが、そうしたこともあることが今頃になってようやく分かった。人はこうして沈んで、狂っていくのではないか。このまま病み衰えてしまうのかとも思った。日曜日、気分を変えたいと思って、HMVに行った。あまり考えず、70年代から90年代の洋楽ヒット曲のCDを買った。そのなかには、わたしの中高時代、いまから30年以上前にFM放送をエアーチェックしてテープに録音して聞いた、懐かしい曲が幾つか入っていた。それらは、エアーチェックしただけで、歌詞が分からなかったような曲だ。意味が分からない分だけ、自分勝手な想像で聞いていたのだろう。スティックスのベイブやポール・ヤングのエヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイが、そのCDに入っていた。マイナーな曲を中心に、YouTubeで拾ってみた。わたしが好きだったのは、こんな感じの曲。20選。
・なんと涼しげな曲なのだろう!、
Styx, BABE ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=1FIOjLwwj-U
・その頃の情景が目に浮かぶし、だれないリフレインだと思う、Paul Young, EVERY TIME YOU GO AWAY  ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=hUKBuAkr4Lg
以下、そのころ聞いていた曲を、思いつくままにYouTubeから。
・LOVE WILL KEEP US TOGETHER もいいけど、こっちもほのぼのしていていい、Captain & Tennille, MUSKRAT LOVE ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=yKw8j7GLSdw&feature=related
・楽しげな曲として、Leo Sayer, YOU MAKE FEEL LIKE DANCING ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=rju9b_Uk8Sw
・悲しい内容だけど、明るい感じの、The Buggles, VIDEO KILLED THE RADIO STAR ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=Iwuy4hHO3YQ
・明るい陽射しのようなものが感じられる、
Rupart Holmes, ESCAPE: THE PINA COLADA SONG ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=QVdhZwK7cS8
・20歳のとき、ロスアンゼルスの空港を降りて乗ったタクシーの兄ちゃんがかけていた、
John Mellencamp, HURT SO GOOD ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=4dOsbsuhYGQ
・同性愛結婚したことで有名な、Elton John and Kiki Dee, DON'T GO BREAKING MY HEART ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=Mrx2naUGeh8
・おそらく中3で最初にエアーチェックした、Cliif Richard, DEVIL WOMAN、う~ん、かっこいい。★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=px7ilisAGj0&feature=related
・ずばりのラブソング、ロマンティーク、
Cool & the Gang, CHERISH ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=s09LuDYX12g
・とにかく出だしがかっこいい、
Player, BABY COME BACK ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=Hn-enjcgV1o&feature=related
・同じく、出だしにうっとりとさせられる、
James Taylor & Carole King, YOU'VE GOT A FRIEND ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=Q7RPCFfudmU
・メキシコに行って、テープで買って帰ってきた、
Juice Newton, ANGEL OF THE MORNING、パンチ力がすごい。★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=IZM3OJ1X178&feature=related
・たしかオーストラリアのバンド、しっとりとした、
Little River Band, COOL CHANGE  ★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=xslO6Qi_kGQ
・この人のアルバムは秀逸だった覚えがあるけど、静かな曲想の、
Dan Forgelberg, LEADER OF THE BAND  ★★★
http://www.youtube.com/watch?v=qsocZrEcp0Y
・以下の3人の男性ボーカルの曲がたまらなく好きだ。バーティー・ヒギンズって、こんな髭の濃い男だったのか。ひぇ~、たまらん。ダンヒルのこの曲は、渋い、魂が跳んで行きそうだ。ドン・マックリーンの曲のさびの部分には、体ごと全部持っていかれるような気がする。
Bertie HIGGINS, KEY LARGO  ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=Ru2tsT32pHA
Danhill, SOMETIMES WHEN WE TOUCH ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=uVf940pO5ME
Don MaClean, CRYING ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=XjMNOouIb0k
・シャーリーン、味わい深い、Charlene, I'VE NEVER BEEN TO ME、ビデオもいい味が出ている ★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=QhQWND9jKDA&feature=fvst
・エアーチェックしたことはないけど、アンディ・ウィリアムズが歌うのもなかなかいい、Andy Williams, CAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU、また、このビデオの出来がたまらなくいい、プリティ・ベイビーが。★★★★★
http://www.youtube.com/watch?v=kWtLK7XP-Bk

以上、たんなる息抜きです。


ピアノ・ソナタ 3-1

2010年06月06日 02時24分16秒 | 音楽

神々があるときすっと降り立つようにざわめくようにそれは。
なぜこんな長い間それを聞き過ごしてきたのであろうか。
それはしだいに場所を占めわたしを
空っぽにしてゆく。

リパッティ ショパン ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58 第1楽章
http://www.youtube.com/watch?v=nwdllqgXqyA

(写真:マルタ・アルゲリッチ ショパン ピアノ・ソナタ 第2番&第3番)


うたかたの皐月に

2010年05月10日 22時54分38秒 | 音楽

最近、週に一度くらいの割合で、オフィスから、スクールバスに乗って淵野辺駅前のカフェか、車で少し遠出して八王子の鑓水にあるヨーロッパ中世風のカフェに出かけて、珈琲とスナックやケーキでねばりながら、授業の準備をしたり、読書をしたりしている。今日は、遠出をして、青々と茂った新緑をくぐり抜けて、多摩美大近くのカフェに行ってきた(写真)。ゼミのフィールドワークの準備のために、その近くにある<絹の道資料館>も訪ねるつもりだったのだけれども、あらかじめ調べないで出かけたので、月曜で休館だったのは残念だった。しかし、そのあたりには、日本の農村の原風景としての里山が広がっていて、ぐるぐるっと回っただけだが、生業の息づかいのようなものを感じることができて、じつに心地がよかった。カフェでは、いつもじつによく本が読めるのだが、おそらくわたしの読書法は間違いだらけである。とりわけ、小説は読み出してからしばらく中断してしまうと、後になって内容が分からなくなるので、とにかく他の諸事を後まわしにして、我を忘れて読書に浸ってしまう。今日は、読みたいものが山ほどあるにもかかわらず、文学に手を出すのには禁欲になって、学術書を読んだ。なぜか学術書は、小説とは読み方が違う。コツコツと積み上げながら読まなければ、勢いだけでは分からないからだろうか。目下、わたしが取り組んでいるのは(=取り組みたいともがいているのは)、ドゥルーズである。自然と文化をめぐる問題は、どりわけ、未開社会におけるその問題の検討は、われわれを、自然をめぐる膨大な西洋形而上学の思考のある領域へと向かわせる。おそらく、そうした問題に最も接近したのが、ドゥルーズではないかというような予感だけが、わたしのなかで先行している。しかし、この哲学者は、よくいわれるように、じつに難物なのである(×ヾ#л℃○)。読むと、まったく暗澹たる気持ちになる。分からない。いまのところ、もっぱら入門書を読んでいるだけであるが、今日、小泉義之の『ドゥルーズの哲学』(講談社現代新書)を読んでいて、ようやくなんとなく仄かな光のようなものが、一瞬だけれども見えて、視界が開けてゆきそうな気がした。わたしの思い過ごしかもしれないが。ついでながら、今年はショパン生誕200年だそうで、最近、7枚入ったショパンのCD集を買ったが、わたしはバラードの一番の美しさのなかにあるパッションが好きだ。クリスティアン・ツィマーマンの美と才知溢れる演奏。
http://www.youtube.com/watch?v=RR7eUSFsn28&NR=1 


白鳥の湖

2010年04月07日 13時31分37秒 | 音楽

最近、チャイコフスキーの『白鳥の湖』ばかりを聞いている。オフィスではアンドレ・プレヴィン版、家ではシャルル・デュトワ版、移動中はストコフスキー版をぶっとおしでかけている。1877年の初演のときに酷評されて、チャイコフスキーはその後10年間バレエ音楽は書かなかったという。ロッドバルトに白鳥に変えられ、夜にだけ人間に戻るオデット姫、彼女に恋をしたジークフリート王子と悪魔との戦いの物語。わたしにはバレエのことは皆目分からないが(一回しか見たことがない)、曲の完成度が、全体をつうじて高いと思う。しかし、なぜ聴き惚れているのかというと、おそらくは、この曲を聴いているときの、うっとりとするような至福感のようなものだと思う(悪魔の登場時をのぞく)。いまのところ5日間聴き続けてぜんぜん飽きが来ていない。わたしのお気に入りは、<第2幕 第13曲:白鳥たちの踊り コーダ>の気分がウキウキするような曲から、第3幕にかけての流れである。

http://www.youtube.com/watch?v=T_5WCZ-XvG4


エニグマ(謎)

2010年02月13日 23時17分50秒 | 音楽

知らない間にというか、気づいたら、いつの間にか買いためていたという類のCDがある。エドワード・エルガーのエニグマ変奏曲である。バーンスタインのBBCのもの(バーンスタイン指揮BBC交響楽団『エルガー エニグマ変奏曲他』ポリグラム、1998年、写真)や、同じくBBCのアンドリュー・デイヴィスのものなど、今日、発見できただけで5枚あった。これだけを狙って買うのではなくて、あったら買うというのは、やはり、わたしが、この曲を、ことのほか気に入っているからにちがいない。改めて気づかされた。「謎(エニグマ)」は、エルガーの知人、友人、思い人などのスケッチに基づいて作曲したとされる、14の変奏からなる。曲想がどうあれ、14の変奏は、ときには、雄大であったり、温かみのあるものであったり、力に溢れたものであったりするそれぞれの情景の広がりとともに、わたしの心の襞にしみわたってくる。音の連なりが、どのようにして様々なそうした情動を引き起こすのかは、依然、大きな謎である。

ダニエル・バレンボイムのシカゴ交響楽団の97年のカーネギーホールでの演奏から、第9変奏の「ニムロッド」
http://www.youtube.com/watch?v=sUgoBb8m1eE