たんなるエスノグラファーの日記
エスノグラフィーをつうじて、ふたたび、人間探究の森へと分け入るために
 



◆雑誌『つち式』創刊記念鼎談 「生命の<からまりあい>に生きる」 来たるべきマルチスピーシーズ的未来のために
東千茅×奥野克巳×石倉敏明
2018年12月7日(金)19:00〜20:45(開場18:30)
於 熊本 長崎書店 リトルスターホール
 
 
◆第24回マルチスピーシーズ人類学研究会、熊本大学(文学部、大学院社会文化科学研究科)、九州人類学研究会後援
「食と肉の種的転回」
水元豊文、奥野克巳、佐藤岳詩、近藤祉秋、シンジルト、辻村伸雄、山口未花子、菅原和孝、北條勝貴、吉村萬壱、上妻世海、逆卷しとね、近藤宏、宮本万里、山田仁史、石倉敏明
日時:2018年12月8日(土)10:00-18:00
場所:熊本大学文法学部本館・共用会議室

 
◆『制作へ』刊行記念 上妻世海さんトークイベント 「制作的空間における変換と操作について - 飛び交うものたちと感応する身体」
日時:2018年12月9日(日)20:00~21:30(開場19:30)
出演:上妻世海さん(美術家/キュレーター)
場所:本のあるところajiro(〒810-0001 福岡県福岡市天神3-6-8 天神ミツヤマビル1B)
https://docs.google.com/forms/d/1o6TDLFuu7Y2bh16-fOF_uXPuTGjuBC21QhmOS7JWye8/viewform?edit_requested=true
 
◆第24回マルチスピーシーズ人類学研究会、宮崎大学農学部共同開催
「ジビエブームを科学する」
近藤祉秋、寺原亮治、シンジルト、⻄脇亜也、立澤史郎、河原聡、吉田彩子、井口純
日時:2018年12月14日(金)13:00~16:20
場所:宮崎大学農学部
 


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1.宗教人類学研究会 第10回研究会
【日時】2018年2月16日(金)17:00~19:30
【場所】立教大学池袋キャンパス 15号館(マキムホール)10階 M1010
【テーマ】著者を囲んで~浅井優一著『儀礼のセミオティクス:メラネシア・フィジーにおける神話/詩的テクストの言語人類学的研究』~
【ホームページ】http://religious-anthropology.blogspot.jp/2017/11/102018216.html
【問い合わせ】katsumiokuno@rikkyo.ac.jp  参加希望の場合、事前にご連絡いただけると有難いです。  

2.マルチスピーシーズ人類学研究会 第16回研究会
【日時】2018年2月26日(月)13:00~17:30
【場所】立教大学池袋キャンパス 12号館2階 ミーティングルームA,B
【テーマ】インゴルド的なるものの人類学的現在
【ホームページ】http://www2.rikkyo.ac.jp/web/katsumiokuno/multi-species-workshop16.html
【申し込み】2月23日まで katsumiokuno@rikkyo.ac.jp
 
 
 
 


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1.中村文則『私の消滅』
2.ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』
3.山下澄人『しんせかい』
4.田口ランディ『サンカ―ラ』
5.ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
6.J.M.クッツェー『マイケルK』
7.クッツェー『鉄の時代』
8.クッツェー『夷狄を待ちながら』
9.堀江敏幸『めぐらし屋』
10.吉村萬壱『ボラード病』
11.レイモンド・チャンドラー『さらば愛しき女よ』
12.イタノ・カルヴィーノ『不在の騎士』
13.エイモス・チュツオーラ『やし酒のみ』
14.エリック・マコーマック『パラダイス・モーテル』
15.イタノ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』
16.マヌエル・プイグ『天使の恥部』
17.西村賢太『形影相弔・歪んだ忌日』
18.川端康成『みずうみ』
19.諏訪哲史『アサッテの人』
20.アントニオ・タブッキ『遠い水平線』
21.津村記久子『ポトスライムの舟』
22.赤染晶子『乙女の密告』
23.辻仁成『海峡の光』
24.大竹昭子『間取りと妄想』
25.沼田真佑『影裏』
26.吉村萬壱『回遊人』
27.玄月『影の棲み家』
28.中島敦『山月記』
29.多和田葉子『犬婿入り』
30.鶴田知也『コシャマイン記』
31.カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』
32.河野多恵子『蟹』
33.吉行淳之介『驟雨』
34.尾崎一雄『暢気眼鏡』
35.中山義秀『厚物咲』
36.日野啓三『あの夕陽』
37.高井有一『北の河』
38.宇能鴻一郎『鯨神』
39.庄野順三『プールサイド小景』
40.目取真俊『水滴』
41.三浦哲郎『忍ぶ川』
42.尾辻克彦『父が消えた』
43.津村節子『玩具』
44.花村萬月『ゲルマニウムの夜』
45.絲山秋子『沖で待つ』
46.岡松和夫『志賀島』
47.小島信夫『アメリカン・スクール』
48.李恢成『砧をうつ女』
49.安岡章太郎『陽気な愉しみ』『悪い仲間』
50.奥泉光『石の来歴』

2010年から、これでようやく400冊…

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2010~11年

 



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以下、宗教人類学研究会の2017年6月~10月の予定です。
どなたでもご参加いただけます。

◆第3回研究会 【日時】2017年6月19日(月)18:20~20:20
【1】 L. Chuluunbaatar (National University of Mongolia/Invited Visiting Scholar at Rikkyo University)
"Studies of Mongol Shamanism."
【2】 Takehiro Sato (Rikkyo Univeristy)
”The Way of the Shamanship-Sensing the multiple sounds of Shaman-
 *This seminar will be held in English.

◆第4回研究会 
【日時】
2017年7月8日(土)14:00~17:00
立教大学異文化コミュニケーション学部公開講演会「シャーマニズムを真剣に受け取る」
http://www.rikkyo.ac.jp/events/2017/07/qo9edr000000n50v.html

◆第5回研究会 【日時】2017年7月22日(土)17:30~19:30
著者を囲んで~石倉敏明・田附勝『野生めぐり:列島神話の源流に触れる12の旅』を読む~

◆第6回研究会 【日時】2017年10月13日(金)16:00~19:00
『信念の呪縛』から宗教研究を問い直す

*すべて立教大学池袋キャンパスにて開催します。
*詳細は、各回のページでご確認ください。



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2017年5月27日(土) 9:30-11:55 F会場(F202)

分科会 他種と「ともに生きる」ことの民族誌―マルチスピーシーズ人類学の展望と課題

代表者:奥野克巳

コメンテーター:大杉高司

大石高典 ニホンミツバチの養蜂におけるマルチスピーシーズな関係―海外事例との比較からみた国内研究の展望

島田将喜 妖怪キジムナーのモデルを追え!―境界的存在としてのヤンバルクイナと沖縄の妖怪

奥野克巳 ヤマアラシと人とものをめぐるコンタクト・ゾーン―サラワクにおける複数種のランドスケープ

合原織部 猟犬の領域の住還―宮崎県椎葉村の猟師と猟犬のコンタクト・ゾーンに着目して

近藤祉秋 「残り鳥」と過ごす冬―内陸アラスカにおける鳥と人の刹那的な絡まりあい






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【日時】
2017年3月31日(金)14:00~18:00

【場所】
立教大学池袋キャンパス 15号館(マキムホール) 10階 M1008

【テーマ】
堀一郎 『日本のシャーマニズム』(講談社現代新書、1971)を読む

【問い合わせ先】
初参加の方、質疑など、お気軽に下記にお問い合わせください。
・奥野克巳 katsumiokuno[アットマーク]rikkyo.ac.jp 
・佐藤壮広 callsato[アットマーク]gmail.com
*スパムメール対策のため、[アットマーク]を@に代えてください。

宗教人類学研究会のHP

 



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季節のないボルネオ島の混交双葉柿林。
2017年3月上旬、サラワクのブラガ川の上流域。
花がぽつぽつと咲き始めていた。
花の季節(daun busak)が到来したようだ。


森で最もたたくそびえるメンガリスの木(tanyit)には、オオミツバチ(layuk)が巣をつくり始めていた。

オオミツバチは花蜜を吸いメンガリスに巣をつくり始めると、プナンは来るべき動物の大量出現に向けて、狩猟の準備を開始する。
花の季節の後、実が成り、コウモリやトリが啄んだ実を地面に落下させ、地上動物が身を食べに樹下に集うからである。

もうすぐ果実の季節(daun bue)となり、森に動物が集う。
やがて、森は楽園となるだろう。



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無花果(イチジク)の果実は鳥や動物に食べられ、糞とともに地上に排出され、発芽して、そこに立ってる木の幹を伝って根を伸ばしていく。根がやがて分枝し、宿主の木の幹を網状に覆うようになると、宿主の木は枯れてしまい、幹は中空となる。日本語で「締め殺し無花果」と呼ばれるFicus sp.は、無花果のうち着生型のものである。地表に落とされた無花果の種子の、意識や思考の原初形態のような、成長するための意志、志向性。不可思議な、フラットに言えば、特徴的な無花果の生態。

プナンは吹矢や槍や銃などの道具を用いてもっぱら一瞬のうちに獲物を殺害するため、「絞め殺す」作法を取ることはない。それは、人間が用いることがない自然のもつ「力」なのである。イチジクの枝は、時間をかけて元の木をじわじわと締めつけるようにして枯らせてしまう。それは髪の長い美しい女のカミ(baley)のなせる業である。シャーマン(dayung)には、その女神の姿が見えるのだといもいう。中空の幹は穿たれた孔の奥の神秘であり、森を歩く男たちにとっては神々しい女的な存在であると感じられる。プナンは、締め殺し無花果、女神、人間の女の身構えの類似性を感知している。アニミズムと呼ぶ以前にすでに。

2017年春、フィールドに入る直前の覚書として。



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第5回研究会(予告) ハラウェイ、ローズ、ナイト&フィン
第5回研究会サイトへ

日時 2017年1月22日(日) 13:00~17:30
場所 立教大学 池袋キャンパス 12号館 2階 ミーティングルームA,B

マルチスピーシーズ人類学 特集セッション1 種間関係の「愛と非-愛」

13:00~15:00
■ファシリテータ シンジルト(熊本大学)、近藤祉秋(北海道大学)、奥野克巳(立教大学)

【趣旨】 ダナ・ハラウェイは、『伴侶種宣言』の中で、イヌと人の間の「重要な他者性」を語るとき「愛」を強調した。ハラウェイのもう一つの重要な著作『犬と人が出会うとき』では、種間の「愛」は、いかに論じられているのだろうか?他方、オーストラリアン・ヒューマニティーズ・レヴュー誌の2011年の特集「嫌われものたち」(Australian Humanities Review 50, May 2011 “Unloved Others: Death of the Disregarded in the Time of Extinctions”)では、人間と他種との「非-愛」が一つの軸となっている。本特集セッションでは、ハラウェイの「愛」論と「嫌われものたち」の特集論文を読んで、マルチスピーシーズ人類学における「愛」について検討する。さらには、ハラウェイの「クルトゥセン」をめぐる最新論考を読み、ハラウェイの「愛」とその後を追ってみたい。取り上げる文献は以下である。

・ダナ・ハラウェイ 『犬と人が出会うとき:異種協働のポリティクス』高橋さきの訳、2013年、青土社
・Deborah Bird Rose  “Flying Fox: Kin, Keystone, Kontaminant”. Australian Humanities Review 50
・Donna Haraway “Tentacular Thinking: Anthropocene, Capitalocene, Chthulucene". e-flux 75

マルチスピーシーズ人類学 文献レヴュー4

15:15~16:15
■ファシリテータ 相馬拓也(早稲田大学)

ハチ及び蜂蜜は、人間にとっての食料としてだけでなく、文化的にも重要な対象であった。モンゴルの人と家畜との「ともに生きる」関係を描きだしたナスターシャ・フィン(Living With Herds: Human Animal Coexistence In Mongolia. 2011)によるオーストラリアのYolnguの人々の、人間とハチの多層的な関係性を取り上げた論文を読み、議論する。

・Natasha Fijn "Sugarbag Dreaming: the significance of bees to Yolngu in Arnhem Land, Australia". HUMaNIMALA 6(1): 41-61

16:30~17:30
■ファシリテータ 奥野克巳(立教大学)

1980年代後半から日本の山村でフィールドワークを行い、日本人と野生動物の関係に関して、”When timber grows wild: the desocialisation of Japanese mountain forests” In Nature and Society. Descola, Ph. and Gisli Pallson(ed.), 1996, Waiting for Wolves in Japan. 2006, Herding Monkeys to Paradise. 2011などの研究を精力的に発表してきたジョン・ナイトの狩猟に関する近年の論文を取り上げて検討する。 ・John Knight  “The Anatomy of the Hunt: A Critique of hunting as Sharing”. Current Anthropology 53(3)

*研究会には、関心のある方ならどなたでも参加いただけます。
関連諸文献に関しては、各自で入手願います。
入手できない場合には、以下の連絡先まで問い合わせてください。
配布資料準備のため、参加者は、研究会の3日前までに参加の旨をご連絡ください。

連絡先:奥野克巳 katsumiokuno@rikkyo.ac.jp




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年初には順調な滑り出しで、この分なら年80~100冊行けるのではと思ったほどの勢いが、夏から秋にかけて突然失速し・・・だが、今年もなんとか50冊に達したようだ。小説は、あっちに行きこっちに行きつつしながら、テキト~に読み漁るのがいい。今年は、吉村萬壱さんの本を5冊読んで、お会いすることもできた。待望のハレンチ作家あらわる、と周囲には言いふらしてる。今後、どんな作品が出されるのか、期待大。小野正嗣さんの作品も二冊読みお会いした。多言語状況に身を置くことで言語に向き合うことができるという考えに感じ入った。リョサの『ドン・リゴベルトの手帖』は、低俗な軽さと重厚さを兼ね備えたエロティシズム小説の傑作。中村邦生さんの『転落譚』は、文学に対する深い理解から生まれた物語。ルルフォ『ペドロ・パラモ』、石牟礼道子『あやとりの記』、森敦『月山』に見られる、人と人ならざる世界をめぐる幽冥譚の系譜とでもいうべき文学の想像力の豊かさに脱帽。待つのだけど何を待っているのかさえ分からないというとてつもなく大きな不条理。『ゴドーを待ちながら』は、私たちの人間の生きている世界は、そんな感じでできているんだということを示している。ベケットじつに恐るべし。まだまだ触れてない度肝を抜く作品があることの予感。まだまだ、文学が足りない。ザルテンの『バンビ』は、児童文学だろうと高をくくってスルーしていたのかもしれない。ノロジカから見た世界の描写。あいつと称される人間は、じつに嫌なやつなのだ・・・以下、2016年の濫れ読みの個人的な記録として。

小松左京 『果てしなき流れの果に』
マリオ・バルガス・リョサ 『ドン・リゴベルトの手帖』
ベルナール・ウェルベル 『蟻』
ホーソーン 『緋文字』
野坂昭如 『エロ事師たち』
梨木香歩 『村田エフェンディ滞土録』
『エドガー・アラン・ポー短編集』
『谷崎潤一郎マゾヒズム小説集』
谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』
吉村萬壱 『ハリガネムシ』
吉村萬壱 『ボラード病』
吉村萬壱 『クチュクチュバーン』
吉村萬一 『臣女』
夢枕獏 『陰陽師』
ゴーンブローヴィッチ 『フェルディドゥルケ』
中村邦生 『転落譚』
小野正嗣 『九年前の祈り』
小野正嗣 『残された者たち』
谷崎由依 「天蓋歩行」
室生犀星 『蜜のあわれ』
幸田文 『木』
シェイクスピア 『マクベス』
ジュリアン・グラック 『半島』
シェイクスピア 『オセロー』
ベケット 『ゴドーを待ちながら』
フェンテス 『アウラ・純な魂』
カーソン・マッカラーズ 『結婚式のメンバー』
中村邦生 『チェーホフの夜』
シェイクスピア 『リア王』
平出隆 『鳥を探しに』
フアン・ルルフォ 『ペドロ・パラモ』
日野啓三 『台風の眼』
J.G.バラード 『沈んだ世界』
村田紗耶香 『コンビニ人間』
吉村萬壱 『ヤイトスエッド』
石牟礼道子 『あやとりの記』
石牟礼道子 『椿の海の記』
花房観音 『花びらめくり』
葉真中顕 『ブラック・ドック』
松浦寿輝 『花腐し』
森敦 『月山』
磯崎憲一郎 『終の住み処』
滝口悠生 『死んでいない者』
上橋菜穂子 『獣の奏者I 闘蛇編』
上橋菜穂子 『獣の奏者II 王獣編』
ジャン・コクトー 『恐るべき子供たち』
フェリークス・ザルテン 『バンビ:森の、ある一生の物語』
村上春樹 『風の歌を聴け』





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