落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

裏六甲 地獄谷~シュライン・ロード~逢山峡

2006年05月24日 | 散歩・山歩き
 多少蒸し暑さは残るが晴れてきた。
 神鉄大池~地獄谷~シュライン・ロード~逢山峡~唐櫃温泉 を歩いた。
 地獄谷は谷筋を歩くつもりだった。30分ほどで堰堤に当たった。ところが巻き道を越えて向こう側に降りようとすると昨日の雨で道が水没してしまっていた。青々とした木々も水中に透けて見える。これではどうしようもないので引き返した。途中登って来る人に出会った。「ダムから向こうはダメですよ」と教えてあげると、「ああ、やっぱりそうですか。今日は水量が多いですからね」。地獄谷西尾根分岐まで引き返し、尾根を登ることにした。道は細いが忠実に辿ればよいとガイドブックにある。その人も降りてくる時に使ったことがあるが登りは初めてだそうだ。一緒に行くことになった。急な山道だが四方山話をしながら登った。私よりも10歳も上だった。近辺の山はほとんど登ったという。四国八十八ヵ所も済ませたという。茶屋の親父さんが蜂に刺されてショック死したとか、マムシには足よりも登るときについた手を噛まれる場合が多いから気を付けてね等々、いろいろ教えてもらった。70代でもこんなに山歩きを楽しめるとは素晴らしい。見習わなくてはいけないと思った。

 ベテラン氏は山上の自然保護センターの友人に会いに行くとのことで、シュライン・ロードの分岐で別れた。山歩きしているとしばしば一期一会に遭遇する楽しみがある。

 シュライン・ロードは山上の前が辻から唐櫃に下る古道だ。魚屋道と同じように、御影から旧唐櫃村への商い道だった。静かな山道で途中に石仏や行者堂があることから神戸の外国人がシュライン・ロードと呼ぶようになった。涼しい道を石仏の写真を撮ったりしながら、なんの心配もなく歩ける道だ。

 シュライン・ロードが終わると道は逢山峡にそった広い林道になる。神戸市の水源でもあり、いくつもの谷筋から集まった水は勢いよく音をたてて流れ、有野川になる。

 唐櫃の街を抜けて駅近くの唐櫃温泉に入った。有馬街道と神鉄線路沿いの川にに挟まれた細長い敷地だが、入ってみると思ったよりゆったりしていた。露天風呂もあり、山の緑や流れる雲を眺めながら身体を沈めた。露天風呂にも洗い場が備わっていて、明るい日射しの下、開放感が一杯だった。

(ホームページにスライド掲載しています)

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4 コメント

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Unknown (higejiro2001)
2006-05-25 11:51:20
山歩きの後....ゆったりと露天風呂良いですね、昨年11月頃に孫と萩の温泉に行った事がございます。初孫とはいりし萩の露天風呂湯船に浮かぶ紅葉の葉
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Unknown (しょうた)
2006-05-25 14:49:14
落葉松亭様は大変山歩きに興味がおありのようですね。

山歩記を読ませてもらっていると次第に引き込まれていきます。特に歴史のある古道を歩いていて、その名残が目に映る時の感動はすばらしいものだと思います。わたしも落葉松亭様に感化されそうです。

シュラインロードを検索しました。私が想像していた道よりかなり違います。

なんだか、「けものみち」の感があります。行者道と言われるとおり祠がたくさんあるそうですね。
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Unknown (落葉松亭)
2006-05-25 19:44:00
hgejiro様

 山歩きの後の温泉は最高です。足の疲れが取れ元気になります。お孫さんとの温泉もまた格別ですね。



しょうた様

 今はシュライン・ロード(社の道)は静かな歩きやすいハイキングコースになっています。天保年間からあるようです。古の人々がどういう風に行き交ったか想像すると興味深いですね。熊や山賊もでたかも知れません。
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Unknown (落葉松亭)
2006-05-25 22:32:45
ホームページにスライド掲載しました。
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