落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

真珠湾攻撃70周年(3)

2011年12月08日 | 歴史
70周年開戦記念日の今日、様々な論評がメルマガで届いた。
当時のアメリカという国が浮かび上がってくる。

■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2011年12月7日 NO.1086号)
☆☆甦れ美しい日本☆☆  より
http://www.melma.com/backnumber_133212/
◎茂木弘道「戦争を起こしたのはアメリカである」 平成23年12月8日

 東京裁判で日本侵略者の判決を下してからわずか2年半後の1951年5月3日、その 最高責任者であったマッカーサー元帥は、上院軍事外交委員会において、「彼らが戦争に 飛び込んで行った動機は、大部分が安全保障の必要性に迫られてのことだったのです」と 証言しました。日本の真珠湾攻撃は正当な「自衛権」の行使であることを認めたわけです。

 実は、経済封鎖は戦争行為であることはパリ不戦条約作成者の一人であるケロッグ国務 長官が上院軍事外交委員会で明確に認めていました。(何と真珠湾攻撃の丁度13年前の 12月7日でした)即ち、アメリカの経済封鎖という「戦争行為」に対して日本は自衛権 を行使したのです。

 アメリカの日本に対する戦争行為は経済封鎖に限りませんでした。アメリカは中国を通 じて日本の本土爆撃を行う計画を立てていました。大統領補佐官ロークリン・カリ―(べ ノナ文書でコミンテルン工作員であることが明らかとなっています)が推進者となって 陸海軍合同委員会でまとめた日本本土爆撃計画JB355が大統領に提出されたのは、 真珠湾攻撃の5か月前の7月18日でした。ルーズベルトはこの日本攻撃計画にOKの サインを7月23日にしました。

 「戦争を起こしたのはアメリカである」(茂木弘道)
http://hassin.org/01/wp-content/uploads/THE-US.pdf
は、『伝統と革新』(たちばな出版)の最近号(第6号)に掲載されたものです。
ここにルーズベルトがJB355計画に承認のサインをした文書のコピーが載っています。
アメリカは日本に対する先制攻撃の決定を日米交渉のさなかに行っていたのです。

 本論文の英訳を発信する会のサイトにアップロードし、また Newsletter で下記の通り 海外のマスコミ、学者等4000余にメール送信しました。   発信する会 茂木

(以下発信された英文の記事が続くが省略 ・・・引用者)



◎西村真悟 真珠湾攻撃から七十年
・・・・
 ところで、十二月に入り、NHKが日米開戦七十周年の特集番組を放映したらしい。その出来は、惨憺たるものだったと観た人から聞いた。私は、幸い、台湾に行ったり所用があったりして観なかった。

 思うに、NHKなどはほっといて、我々は、戦前戦後の連続性を取り戻さねばならないのだ。
 アメリカを中心とした連合軍は、戦前の日本を悪い国、として戦前と戦後を断絶させた。
 その結果、戦後の日本人は、知らず知らずの間に、戦前の日本を何か別の世界のことのように見るようになった。つまり、サダム・フセインのイランや金正日の北朝鮮のように。
 その結果、今朝の産経抄のように、学生からあっけらかんと「日本はアメリカと戦争したのですか」と質問されて驚く大学教授がでることになった。
 しかし、考えてみれば、戦前と現在つまり戦後が、断絶しているとする前提では、このような学生は当然出てくる。
 これは、敗戦国日本を占領統治した占領軍の占領政策(日本人の洗脳)が見事に成功していることを示す結果なのだ。

(全文はこちら↓ ・・・引用者)
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?mode=Printview&page=692
米はベトナム戦争、イラク戦争を経て、それが今以て変わっていないと思える。
日本はというと、 西村眞悟氏の指摘通り、経済的には発展したが、戦前の精神文化はぷっつりと途絶え、別の国になっているのではないかと、戦前というものを知らない者は危惧する。
それが証拠に、今の若者には、対米戦争があったことを知らない者がいるという。
親が死んでも、葬式もせずに年金だけを受け取るとか。
何千万もする高級車を連ねて高速道路で事故を起こすとか・・・
政治家が劣化し、ころころと首相が替わり、経済・防衛・外交ド素人大臣が跋扈する。
公共放送、民間放送の報道が偏向し、大事なことを隠す・・・
等々

かくいう自分もまた、60年代70年代は、米TVドラマや音楽に現をぬかし、なんとアメリカは大らかで楽しそうな世界かと憧れをもって眺め、その裏を知らなかった。
洗脳を解くには、簡単なことである。疑いを持ってもう一度見直すだけのことだ。
若い人は、爺ちゃん婆ちゃんの話を聞いて、文部省の教科書ではなく、自分で現代史を勉強することではなかろうか。

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