1月19,20日ハイキングに来たが、谷間の広場にとんどの準備がしてあった。
本来は14日の予定であったが、強風のため今日(22日)に延期されたとのことであった。
懐かしくなって再訪した。
子供の頃は、近所の神社(神仏混淆)の境内で、小正月に毎年行われていた。
しめ縄や松飾り、書き初めの書き損じなどを燃やした。
火にくべた書き初めの書き損じの半紙が炎と共に高く舞い上がると、字が巧くなると云われた。
最後の熾火で、固くなった鏡餅を焼いて持ち帰り汁粉にしたりした。
少々カビがきていても、それはそれでうまかったものだ。
とんどは夕方から始まり、佳境に入るのは夜だった。近所のオジサンおばさん、友達などが顔を火照らせながら談笑していた。
やしろの森公園は近隣の集落からは離れているので、参加者はご近所さんが集まるといった感じではなく、ハイキングに来た若者や学生、ホームページを見て来た人達のようだ。
スタッフがとんどの謂われを説明されていた。
この頃は正月飾りをする人も少なくなったか、うず高く積み上げられるほどでもない。
まちなかでとんどをすれば煙たいとか、除夜の鐘がうるさいと云われ取りやめたというご時世だ。
だんだんと伝統行事が廃れていくなかで、里山の一角でこんな形で守られている。
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今回写真に撮られているほど大きな規模ではありませんが、子供たちにとっては楽しみの一つでした。そして時々その残り火でサツマイモを焼いて食べていました。
今では「とんど」と言えば一つの行事(祭り)ですね。私たちの住んでいる所では、昔はそのようなこともなく、あまり知りませんでした。
規模はどうあれ、「とんど」は皆が集まって楽しいですね。私の近所では小学校の校庭で行われているようです。子供が小さい時分は見に行ったりしました。
今は独り住まいで正月飾りもないので燃やすものもなく、足が遠のいています。