落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

でてきた「皇室典範改定」慎重論

2006年01月18日 | 政治・外交
皇室典範改正案、高まる見送り論 (2006年1月17日 産経新聞)
「 安倍氏「党議拘束」真意は、徹底論議のメッセージ?
 政府が通常国会への提出を目指す女性・女系天皇を認める皇室典範改正案について、政府・与党内で「見送り論」が高まっている。女性天皇と女系天皇の違いを理解していない国会議員もまだおり、「これから(認識を)深めていく必要がある」(久間章生自民党総務会長)ためだ。十日には、女系天皇容認に慎重とされる安倍晋三官房長官が基本的には党議拘束が望ましいとの見解を表明したが、これも「実は法案提出のハードルを上げるための深謀遠慮」(政府関係者)との見方が出ている。・・・・


皇室典範改正案反対、平沼氏ら月内にも議連発足へ (2006年1月17日0時19分 読売新聞)
「 超党派の「日本会議国会議員懇談会」(会長=平沼赳夫・元経済産業相)は16日の役員会で、政府が通常国会に提出予定の女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案について「拙速な改正に反対する」として、議員連盟を設立することを決めた。議連は今月中にも発足する見通しだ。

前原代表の「女系天皇容認」発言、民主党内に波紋 (2006年1月16日23時43分 読売新聞)
「 ・・・前原氏は15日のテレビ番組で、政府が通常国会に提出予定の女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案について「側室制度がだめなら、女系もやむなしだ」と賛成する考えを表明した。

 この発言直後、党役員室長の細野豪志衆院議員ら前原氏に近い議員が連絡を取り合い、対応に追われた。鳩山幹事長ら党内の一部に「(女系天皇は)日本の歴史の中で経験がない話なので、慎重に是非を検討する必要がある」との慎重論があり、「代表の発言が党内の火種になりかねない」(側近)と心配したためだ。

 前原氏は16日、党幹部に電話し、「思いつきで発言してしまった。党内にそれなりに重みのある人をトップにすえて党内で議論したい」と釈明した。近く発足する検討チームは、女系天皇への賛否や、皇室典範改正案の国会での採決の際、党議拘束をかけるかどうかなどを協議する。


 前原氏の「側室制度がだめなら、女系もやむなしだ」と軽々に言ったが、これでは政権党とはほど遠い気がする。残念ながら小泉首相も大同小異で「女性の天皇もいいじゃないですか」といったそうである。女性天皇と女系天皇との違いがおわかりになっていなかったのでは・・・といわれている。

 戦後米占領軍が皇室の弱体化をねらい11宮家の臣籍降下を決定した。安定した皇位継承を図るには旧宮家の復帰しかない。日本の歴史の根幹と伝統を守るため、歴史や皇室に関する権威者たちや平沼氏らの日本会議国会議員連盟に期待したいと思う。