今日も、夏真っ盛り。
それとは、まったく関係なく、美術館のハシゴをした。
最初に訪れたのは、新装なった東京都美術館で開催されているマウリッツハイス美術館展。
ハイスというのは、オランダ語で、館ということだそうでで、マウリッツさんの館が美術館になっている。日本でいえば、江戸時代初期の館。改装中らしく、お宝が、大挙来日してくれた。
あまりにも有名なのが、フェルメールの真珠の耳飾りの少女だが、その他にも、レンブラント、ブリューゲル、ヤンステーン、ハルスなど有名どころのかつ名品が来日。
時々ある、フェルメール+&的展覧会とは、全然違う。
9時半の開館に合わせて行ったら、10分待ち。1時間以上を覚悟していたので、ラッキー。
洋画ファンは、マストだろう。オランダに行かれたことがある方は、もう行ってるかもしれないが。
ショップで、絵と同じ大きさの真珠が展示されていたが、その大きさにびっくり。ウルトラマリンを豊富に使った絵で、小品で、素朴な絵に見えるが、結構リッチな絵なのだ。
順調に、マウリッツハイス美術館展が見れたので、隣の東京藝術大学大学美術館で開催中の契丹展にも足を伸ばした。
これまた、すごい。
契丹というと馴染みが薄いかもしれないが、唐が滅亡し、国が乱立した時、モンゴルを中心にした地域にあった大帝国だ。
まだまだ未解明な国だが、最近の発掘成果も交え、すばらしい展示になっている。
唐の影響と、騎馬民族出身の契丹の個性が渾然一体とした文化を形成していたことがわかる。
シルクロードは、3ルートあったと言われるが、その一番北ルートの草原の道のど真ん中にあったのが、契丹だった。
唐の物まねと、自らの文化が、ごじゃまぜになっている。仏教の影響がある部分と、関係ない部分との、落差も激しい。
1200年前のユーラシア大陸と、東西の文化交流に興味のある方には、是非お勧めしたい。
本邦初公開多数!