かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

アナログ・ミステリー・ツアー 1967-1970

2013年02月19日 | The Beatles



ついに出たというか、出てしまったというか、アナログ・ミステリー・ツアー・シリーズの第二弾。
今回は、ビートルズ後期のアナログ盤の聴き比べ。

聴き比べした日が出ているが、今年1月まで聴き比べていたようで、出来立てのほかほかの本。
まぁ、マニアックというか、物好きというか。専門的かというと、あまりにも主観に基づいた評なので、普遍性はなく、帯にあるように、「世紀の奇書」と言える。
聴いたアナログ盤の国籍の多さはびっくり。インド盤などは、メジャーな方。聞いたことのない国のアナログまで、カバー。
その形容詞の、お下品さや、ユニークさは、読者のみのお楽しみ?あまりにユニーク過ぎて、注釈をみないと、理解不可。注釈を見ても、ちんぷんかんぷん。
針へのこだわりもかなりのもの。写真付で、使用カートリッジも紹介。
ただ、これは、結構正しそう。同じ盤でも、針によって、全然聞こえ方が違うのは、誰でも経験したことがあるだろう。

今回多用される言葉に、「逆相」がある。一般用語なのかわからないが、スピーカーのプラス、マイナスを逆につけた時の聞こえ方を言うそうだ。ちゃんと鳴るけど、くぐもった音になる。何と、ミキシングの中で、「逆相」が行われ、そのままアナログ盤に刻まれ、流通しているそうな。
本書では”位相反転スイッチ”なるマシンが登場し、「逆相」が疑われる盤についての、チェックが行われる。こんなチェックは、グローバル?世界的発見?

そんなにアナログを持っている訳ではないが、本書内で、聴いてみたいと書いてある盤がマイ・コレクションの中にあったのは、嬉しい?

とにかく阿呆な本なので、物好きなビートルズ気違いのみにお勧めできる。

次は、ソロになってからのアナログの聴き比べ?

コメント
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