さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

アマモの移植、それから。

2023-08-10 14:12:04 | その他
昨年8月に、県立海洋科学高校から株分けされたアマモ。
今年の春には当初の4倍量ほどに増殖したので、
小田和湾に移植しました。


5月23日、少雨の中、漁業関係者や海洋高校の教諭に生徒、
その他関係者と共に移植地へ。
ここはかつて、アマモが生えていたものの、近年無くなってしまったとのことで
今回はその復活を目的としています。


干潮前に作業を開始したため、かなり視界の悪い海中作業となりました。


植えられたアマモ。

さて、無事に根付くことができるでしょうか。

5月25日、移植2日後、現地を確認しに行きました。

半数以上が、根が露わになった状態でした。
移植当日の視界の悪さと、慣れない作業でしっかり植わっていなかったようです。

協会スタッフがひとつひとつ、しっかり植えなおし。


深くまでしっかりと植えたので、当面は大丈夫そうです。


6月6日、台風2号の影響を確認しに現地へ行くと、半数ほどになっていました。
そんなこともあろうかと持参した追加の株を移植。


6月22日、前回から減らずにいてくれました。
移植から1ヶ月、最初に植えた株は根付いてくれたでしょうか。



8月3日、放流事業がひと段落したので現地へ。

しっかり残っています。

前回より安定して、しっかり根が付いていました。


干潮時、点々とアマモの塊が見えています。


これから来る台風に負けず、残ってくれることを願います。
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