この検定の対象は、IOTを取り入れる企業の経営者・管理者、プロジェクトの企画担当者、そしてデータ分析を行う利用者に、IOTシステムのエンジニアである。
試験のスキルがまた膨大だ。戦略とマネジメント、プロジェクトマネジメント、IOT関連の産業システム、世界のIOTプロジェクト、標準化、通信関係の法律、製造・航空法、ライセンス・知的財産、データ送信プロトコル、WAN、PAN、制御装置、電子工学、センサー技術、スマートフォン、クラウド、分散処理、データ処理、データベース、機械学習と人工知能、暗号化、攻撃対策、認証技術、監視・運用と、こんなに幅広い。テキストは、これといったものはなく、この団体の推薦する図書が十数冊ある。これでほんとに学習・受験できるんかいな。
10月15日(土)に開催のIoT検定を申し込み。まだ検定回数が浅く、ネットにも十分な情報が流れていないため、受験して感想、評価をしてみようと思ったためだ。しかし受験料1万円は正直高い。なお筆者は、二十数年前に第1種情報処理技術者、現在の応用情報技術者を取得したことがある。中小企業の診断では,ITの一般的なアドバイスはできるレベルだ。このくらいの実力でどうか。
試験はCBT方式と言って街中のパソコンスクールが会場だ。身分証明書を見せ、席に着く。受験者は、筆者を含めて10名だ。パソコンに問題が表示され、解答を入力していく。60分間で70問だ。出だしは良かったが、徐々に難しい問題が多くなっていく。自信のなくなったあたりで試験終了、所要約30分。採点は即座に出力される。
筆者の解答で、高得点は戦略とマネジメント、法務が80%、セキィリティ・産業システムが60%、残りはい低い。ネットワーク、プラットフォーム、データ分析が30~40%、総合で50%。合格ラインは60%のため、見事撃沈!まあ予想された通りかな。
さて、受験生へのアドバイス。これが難しい。IT系の方は、戦略や法務などはなかなか身につかないし、筆者のようなタイプは、ネットワーク、デバイスなど最新の技術はしっかり学習しないといけない。
まあ、自分の不得意分野はどこか、ある程度わかっているから、そこを重点的に地道に学習するしかない。受験費用が比較的高価のため、何度も受験すればそのうち、なんてことは言えない。将来性のある資格で、ほとんどの人は持っていない資格、取れば社内で重宝され。チャレンジする価値はあると思うよ。筆者は、どうするかな。不得意分野をしっかり学習して、リベンジするよ。