月曜日の夜は、人財開発研究会の月例会、今回は外部講師で、組織力アップトレーナーの上村久子先生の講演、「元気になあれ!ケースから学ぶ組織の見方」であった。
上村先生は、ファシリテーションが上手で、会場を盛り上げる。内容が事例を基にしているため、具体的で面白い。病院での人間関係をどう改善して、モチベーションアップに繋げていくかがテーマになっている。
一つ例を上げよう。ある運送会社では交通事故が多い。会社は「事故を起こすな!」としつこく迫るが、一向に減らない。そこで対策として何をしたか、「●○ができるようになったね」「いい感じだね」とポジティブな表現に代えたそうだ。すると劇的に事故は減ったそうだ。
これ、皆、コーチングで使う言葉だ。こんなことで事故は減るのか。私もサラリーマン時代に交通事故対策をやっていたが一向に事故は減らなかった。これを知っていたら、実験していたのに。
そして、「何より職種や年齢を超えて、多くに人達を語らう場を設けること」、という最後のアドバイスが心に残った、講演であった。