9月28~30日に、二度目の北アルプスは燕岳に登山してきた。8月に最初に行ったときは、土砂降りと、シャリバテで、十分な登山を楽しめなかったためだ。結果的には、初日は強い雨、二日目は弱い雨、三日目は晴れ。今回はクラブツーリズムのゆっくりツアーのため、体力は十分、もう少し早いペースでもついていけたと思う。
初日は、安曇野近郊の長峰山で足慣し、ところが今度も登り始めに本降りになってきた。2時間半ほど強い雨の中歩き通した。晴れていれば北アルプスが見事らしいが、全く景色はなし。そして、初日の宿は有明荘。燕岳の登山基地だ。ここは温泉があり、夜中でも入れる。広い部屋に2人だけ、悠々と宿泊。深夜に目が覚めて、やることもないため、この日二度目の温泉へ。硫黄の臭いがする本物の温泉だ。
翌朝、暗い中、有明荘を出発。中房の登山口で写真を一枚。6時、この時間はもう明るい。
登山口は海抜1462m、その手前の有明荘からでは、山頂まで約1,400mの長い登りだ。アルプス三大急登という。燕はこの登り始めが一番の急登だ。雨の中黙々と登る。川の音が徐々に遠くなる。第一ベンチに到着。
燕岳は、この第一ベンチのように適当な間隔で休憩場所がある。これはなかなかいい。第二ベンチに到着、前回はこの辺でバテてしまった。今回は平気。
樹林帯の中、第三ベンチへ。長い長い登りの中途だ。雨は小雨が降りしきる。
晴れていると富士山が見えるという、富士見ベンチに到着。周りは雲で何にも見えない。紅葉が美しい。写真はもっときれいな紅葉が撮れたが、同行の人の顔が映っているためカット。
やっと合戦小屋に到着。名物のスイカはもう終わっていて、昼食に、うどんとおしるこを戴く。
合戦尾根の頭に出る、晴れていると槍が見え始めるが、今度も景色はなし。上りと平坦を繰り返し、高度を上げる。燕山荘に到着直前の階段で、ライチョウを発見。ライチョウは天気のいい時は出て来ない、ガスっている時に出るというが、その通りになった。
燕山荘には13時前に到着。私はガスっている山頂にはいかずに、喫茶室で、名物のケーキセットを戴く。同行者と歓談、至福の時。小屋でゆっくり休む。明日の晴れを願って、翌日に続く。