昔懐かしのSL

私にとってSL(蒸気機関車)は青春期のいわば舞台装置だった。高校3年間、これで道北の和寒町から士別高校に通った。和寒の駅までの1里(4キロ)歩いて50分前後、汽車に乗って30分、士別の駅から30分の通学だった。ほとんど皆勤だったから、ひそかに誇っているのだが…。高校3年の後期は登校拒否して受験の勉強。

この往復の汽車がまさに懐かしい蒸気機関車が引っ張る国鉄だった。夏など暑いから窓を開けていると煙がはいる。今となっては懐かしい思いがする。
なぜこれを記したからいうと、私の住む札幌の西区に「農試公園」という桜の名所があり、春には花見をかねてここまで歩くのだが、ここにこの懐かしのシュッポシュッポの機関車がきれいに磨かれておかれていた。これを見て60数年前を思い出したからだ。

説明によると、製造は昭和11年、摘んでいる水の量は27立方メートル、石炭は8トン、走った距離は地球62周(約150万キロ)とのこと。いつまで走ったか、は書いていない。D51(デゴイチ)。
これが全廃されたのは1976(昭和51)年だった。農試公園のSLがツトメを終えたのがその年かどうかは、記載がない。
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