映画「ハチ公物語」

1987年作新藤兼人原作 仲代達矢、八千草薫など
昨日3日、テレビで録画していた「ハチ公物語」を見た。(1987年制作、新藤兼人原作、神山征二朗監督、仲代達矢・八千草薫など)。
私は、いわゆる「忠犬ハチ公」の話はおおよそのことは知っていた。しかし昨日の映画でこの犬の行為について感動をあらたにした思いだ。

1923年秋田でうまれた雄犬は、翌年東京帝国大学教授の上野さん宅で飼われることになる。「ハチ」と命名。上野さんが大学に通うコースの渋谷駅まで毎日送り迎えをするのがハチの日課になった。しかし主人の上野さんは1年4か月後(1925年5月)に急逝。
その後約10年間、ハチは主人が毎日通っていた渋谷駅に迎えに行くという行動を繰り返す。このようすが新聞でも話題になった。そしてハチは1935(昭和10)年3月に死んだ。

人々は渋谷駅前に、ハチを「忠義の犬」として「忠犬ハチ公」像をつくった。1934(昭和9)年4月21日に除幕式が行われた。ハチがまだ存命の時。

今もあるハチ公像は戦後あらためて造られた2代目なのだとか(1947年再建)。1代目は戦時中に、金属品は戦争のために供出せよという政府の方針があったので「ハチ公像」も潰されたという。

犬が主人公の映画は他に「南極物語」もあったと思う。ハチ公を演じた犬は出演者に負けないほどの名演だったと思う。
私も、子どものころは、「番犬」として北海道犬と一緒だったし、この数年はダックスフンドが上の階にいてよくいっしょに遊ぶ。だから犬はそれほど「異質」の動物ではないが、ハチを演じた犬は立派な役者だった。
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