今日から出勤、「こころの匙加減」

１月２７日に発作がおこり、それ以降病院生活と退院後の回復期間を経て久しぶりに今日から出勤する。皆さんから「ダイジョウブですか、ムリはしないで」という心配と激励の声を聞いて有り難いと思いお昼過ぎに退勤した。

少々疲れる。いつも思うのは、ムリしないこととやるべきことをがんばって取り組むことのバランスというのか、さじ加減というのか、こういうことだ。

これを決めるのは自分だ。自分に甘やかさずしかしムリしてまた周りの人に迷惑をかけるようなことは避ける、そのアンバイをひそかに考えることが大事なのだろう。

先日、100歳の精神科医の高橋幸枝さんという人の書いた「こころの匙加減」という本を買って読んだ。上に記したような内容だ。がんばりすぎず、自分を甘やかせすぎず、我慢しすぎず、他人を頼りにしすぎず、に「ちょうどよく生きる」ことを心がけた人生論だ。

ある年齢を生きてきたらだいたい似た思いになるものだと実感する。一歩間違うとイイカゲンな生き方に通じるから、このさじ加減も容易ではないのだが。