幼稚園児に「教育勅語」を暗唱させる!!

最近、トランプ大統領、幸福の科学、金正男、などのかげではあるが社会問題になりかかっている標記の幼稚園がある(大阪府)。きっかけは相場の10分の1程度の破格の値段で国有地を払い下げてもらったこの幼稚園が安倍首相と「関係」があるのではないか、という疑問があるから。安倍首相は「もしそうであったら私は官職を辞退する」と言い切っている。
 
しかし安倍首相夫人がこの幼稚園を運営する法人が設立する小学校の「名誉校長」である。払い下げを受けた国有地はこの学校のための土地。この小学校の名称は「瑞穂の國記念小學院」。
 
そしてこの幼稚園の教育方針について、「週刊SPA」が記している。園の子ども充足率は50%、淀川区で一番悪いのだとか。教育内容は名称から想像されるように昔の天皇主義まるだし。教育勅語という戦後衆参両院で排除・失効が確認されているのだが、明治以来日本の教育の根幹をなすものだった。「忠孝」を日本の教育の根本にする、「一旦ことがおこれば天皇のために我が身を省みることなしで尽くすのだ」ということをたたき込むという方針であったから当然のことながら戦後の憲法の精神から矛盾していた。
 
こんな時代に逆行するものを幼稚園児に暗唱させるという馬鹿げたことを今の世で行っている幼稚園である。「ちん思うにわがこうそこうそ国をはじむることこうえんに徳をたつることしんこうなり。…」と私もそのほとんどをそらんじることができるほど昔の教育は子どもの心まで支配した。それを今復活させようという学校だ。
 
この幼稚園を運営し小学校をつくろうという法人は森友学園という。この学園に国有地を破格の値段で払い下げるという非常識なことが大阪府で行われている。児童虐待、教師虐待という傾向もあるとか。
しかも「SPA」によると、中華人民共和国(人)を「支那(人)」などと言う。これは戦前の語で今は使用はあり得ない差別語である。ひどい学校が認可されている!!
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