一粒のごはんも粗末にしてはいけない

世界には食べるものがない人がたくさんいる。かつて子どもの頃、ばあちゃんからよく「ごはん粒一つも粗末にしてはいけない」と言われた。
ごはん粒だけでなく、おかね1円も同じだった。「1円を笑う者は1円に泣く」という言葉は今でも忘れることができない。

漢詩、唐時代の詩人「李紳」という人に「農を憫む(あわれむ)」と題する五行絶句がある。
「禾(か)を鋤きて 日 午に当たり
 汗は滴る 禾下の土
 誰が知らん 盤中の飧(そん)
 粒粒 皆 辛苦なるを」

 禾とは稲、盤は食器、飧はめし。

 昔から同じことが言われてきたことを知る。私たちはまた子どもたちに同じことを伝えていく。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 公明党への感想 社会保障改革... »