台風19号の被害

今のところであるが、12都県での死者数が74人、不明が12人とのこと。建物や田畑等の被害はまだはっきりしない。これらを含めてこの台風により被害は想像を超える。

台風が関東を直撃しそうになっていたとき、テレビはさかんに「命をまもる行動をとってください」と呼びかけていた。それにもかかわらずこの犠牲だ。

ある地域では48時間に降った雨は1000ミリを超えたという。1メートルだ。空から大きな大きなプールの水が2日間で降ってきたことになる。まさに想像を絶する天災だ。

過去似たような災害があったように報じられているのだが、規模といい範囲といい、これまで何度も言ってきたが、人間の生活を不可能にする自然の重大な現象が襲いかかってきていると思わざるを得ない。年々その規模は大きくなり被害も大きくなっていくのだろう。

われわれ日本人はこういう歴史的な自然災害が年々厳しさを増してくる今、何をしなければならないのか、世界に何かを強力にアピールするテーマをはっきりさせなければならないのではないだろうか。

しかしひるがえってわが日本のリーダーと目される政治家のお粗末さに落胆するばかりだ。
「気候変動問題をセクシーに取り組む」と述べた小泉環境大臣や、今回の台風は「被害はまずまずに収まった」と言った自民党の二階幹事長など。どういう問題意識がアタマにあるのかたたき割って診てみたいものだ。
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