「緊急事態宣言」

7日、安倍首相は、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の6府県を対象とする緊急事態宣言を発した。これにその後愛知県も加えてくれ、という要求をしているという。その他も似たことを求めるいうところがありそうだ。今のところ北海道は該当していない。しかし北海道での感染者数も、今日のニュースでは全く油断ができない。

コロナにかからないために、対人関係をこれまでと比べて8割減らしてくれ、と政府はいう。そうすれば危機状態が大幅に改善されるとのことだ。

この人づきあい8割減というのがはっきりわからないのだが、例えばふつうの人は働いている、あるいは学校に通っている。人づきあい8割減はこの職場または学校での活動を完全に休め、ということに通じるのだろう。家に引きこもれ、せいぜい家のまわりを散歩する程度が限度だ、という行動規制を徹底しなければコロナ感染を抑えることはできないと言っているのだろう。

この行動基準を厳守すれば多くの人は収入の道がなくなる。しかし「休業補償」はあったとしても限定的であるし、多くは基準外だ。生活保障を国民のすべてに約束しなければ新型コロナウイルスとの戦いができないことなのではないだろうか。

コロナとの戦争だ、等と言われるが、政府の命令に従うことはきわめて難しいことになるだろう。
明日からの複雑で困難な動きに「戦闘員」の一人として参戦しなければならないのだが、どういう戦闘ができるだろうか?

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