「証人」はウソは言えないはずだが

籠池理事長が今日参議院と衆議院で「証人喚問」され証言した。それぞれ2時間の合計4時間以上の証言だった。私はそのすべてを聞いたわけではないが、いろいろな報道番組でこの証言についての論評が行われ、その多くが籠池氏の話にはウソがあるというようなコメントがあることについ疑問を言いたくなる。

そもそも籠池氏は国会で参考人として喚ぼうという意見が野党からあり自公はこれに消極的だった。ところが籠池氏が総理夫人から100万円の寄付をもらったと言う趣旨の話をしたとたん、これがウソだと証明させるために証人喚問をOKしたはずである。国会の「証人喚問」での証言はウソは言えない、もし事実と違うことであれば場合によっては処罰されるという法的な担保があるからだ。
しかし夜の番組では、籠池氏の話は信用ができないというコメントが多い。「証人はウソは言えないはずだ」というそもそもの原則があるにもかかわらずである。それは安倍総理夫人からの100万円関連が大きな内容のようである。
 
安倍夫人がおつきの秘書を席をはずさせて籠池氏と二人だけになったところで、つまり「部外秘」として100万円の封筒を差し出したという具体的な説明が信用できない、証拠がない、というリクツが多い。しかし国会での「証言」はウソはないという原理はどこかにおいて、籠池証言はウソくさいといういろいろな論評もおかしいと思うのだがどうだろう。
 
国会証言はさらに疑問を大きくさせた、という意見が多い。自公は「ケリがついた」というようなことを言っているようだが問題は逆だという印象。
 
「事実は小説よりも奇なり」と議院の証言席で微笑を浮かべて発言する篭池氏への「応援」をしたくなった気持ちだ。
彼は土地代が想像以上に安くなったことが「神風が吹いた」という。結局、私がこれまで言っているように篭池理念に同調し応援したい安倍夫妻をはじめとした教育勅語派のオエライさんたちの籠池氏「忖度」の相乗効果が神風の中身だったのではないか、と思っているのだが…。
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